マイラーズカップ 2022 レース回顧・結果

マイラーズカップ2022のレース回顧・結果

阪神芝外1600m稍
風向き:後ほど
1:33.3 46.1-47.2 H^1
12.5 - 10.7 - 11.4 - 11.5 - 11.4 - 11.7 - 11.6 - 12.5

分析・総評

 雨こんな降るって言ってたっけ…ってぐらい朝見て絶望的な感じになっていたし、阪神は先週が軽かったのでそこまで馬場悪化しないかなと思っていたけど、結果的に想定より少なくとも2段階ぐらい重くなったと思う。

 この段落は超余談だけど、予想家としての自分を客観視した時に、やっぱり当たる日と当たらない日がはっきりしていて(日曜はテンでダメ)、これは多分想定した馬場が合っているかどうかが大きいと思うんだよね。想定が外れれば予想も外れる。ラップ論者にとっては予想の前に前提を整えることがいかに重要かを改めて教えてくれていると思う。よくラップで当てるとか言っている人が多いけど、ラップで勝負するならより真摯に競馬を見続けないといけない。テクニックじゃなくて本質で勝負するってことを理解してほしいし、見る側も安易にラップラップという人に乗らないでほしいなと思っていたりするw真面目にやるほど糞しんどい予想方法だよ。レース映像とその地点でのラップを照らし合わせて初めて意味が出てくるし、予想の上ではレース展開がある程度読めなければ本当の意味でラップを使う意味はない。ちょっと真面目な話になってしまったけど、真面目に競馬を研究するならラップは必須だし、今回も終わったときにレースラップが色々と敗因を教えてくれている。何度も言うけど競馬予想は野球の打者と近いんだよね。どんな球でも打てる10割打者なんていないのと同様で、打てるケースを増やしていくことが重要。当てられないレースは当てられない。引き出しを増やしてしっかり3割を打てる打者になるか、2割で良いからヤマを張ってHR50本打てるようになるのか。

 本題。時計的には8R1勝クラス戦と比べると大いに不満なんだけどね。まああそこの上位2頭が抜けていたので、1勝クラス換算で測ると良くないから一応この時点では幅を持たせていたけど、それでも32秒台の決着だと思っていた。その点ではちょっと不満はあるね。全体のレベルはGIIレベルとしては疑問符が付く。

 想定した展開も全く違った。ベステンダンクが単騎であわやの逃げを打ってきたが、淡々としたラップを踏み続けているし、そのうえで馬場も2段階違ってこうなると最速ラップでもL4の11.4だからね。ベステンダンクにとってはこれが理想の逃げだから、これを打ってきた鮫島駿を評価するというのは当然必要だけど、正直想定外だから予想自体が大きく外れて当然という内容。自分としてはこれで馬券が当たる方が気持ちが悪いレベルで全く想定外の展開だった。ただ、シュリはともかくカラテはここでもうちょっとやれてほしかったんだけどね。L1の感じから消耗気味だったんだよなあ。中山マイルっぽい競馬になっているし、ソウルラッシュが来るのは全然納得できるんだけど、それならカラテはここで頑張ってほしかったからちょっと気になるね。転厩初戦ってやっぱ難しいんやな。今年はずっと使ってきていたし。

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