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引越し - Moving

ほぼ突発的に転居することにして、1週間くらいで転居先のアパートメントを決めた。

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↑ これが1件目に見たところ。ひとつだけ空きがあるということで内覧すると、現在事務所で使われている2階のユニットだった。「これじゃない」感。

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↑ 2件目。当地には珍しくバスタブがあって、浴室自体もちょっとした小部屋くらいの広さ。ユニット全体に開口部が多く内部も明るく印象がいい。ちなみに当地では窓の多さはさしてポイントにならない。窓が多いほど熱伝導で外気温の影響を受けやすく、差し込む日射も増えて暑いだけなので、夏場など窓ガラスを断熱材で塞ぎたい気持ちになる。ただ日本人の性分で窓が多いとやはり室内の印象はいい。

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↑3件目だったか4件目だったか。上層階で感じがよく、キッチンも広く窓付きで印象がいい。窓からパレスチナ領事館の旗がはためいているのが見える。ただ、一部内装の奇抜さとcomplicatedな間取りで減点。日本だと階が上になればなるほど賃料や分譲価格も上がっていくのが通例だけど、当地ではどちらかというと地上に近い方が好まれる傾向にあると思う。理由は、買い物帰りの荷物の搬入が楽だから、かな。

アパートメントと併せ確認したのが、タイトル上の写真に写るコンパウンド。バウンダリーが敷地ごと塀で囲われていてゲートにはセキリティが常駐。賃料を聞くと年間280万円くらいだったか。住居費にそこまで掛ける気にならないので候補外。
コンパウンドは狭いユニットでもその辺がminimum price。水道光熱費、プロパンガス補充、テクニシャンによる住居メンテ等全て込み、プール、ジムetc. を我が物のように使える、という特典を考えれば、180万円/年 くらいまでなら即決と考えていたけど、100万円くらい開きがある。
施設、設備、セキュリティだけではなく、外界から切り離されているので、各種トラブルも発生しにくいだろう。企業が、派遣する駐在員をコンパウンドに入れているのは事件や事故の回避に加え、各種トラブルの未然防止というリスク管理だろう。現地でトラブルが起きると本社からのマネージは困難だし、何がどう転び影響し波及するかは予測で括れないから、ならば最初から物理的に囲って可能性をできる限り低減しておこうという判断になるのか、と思う。

そんなこんなで週末に5件くらいだったかザザッと見廻って、翌週だったか印象の良かった物件で決めた。やはり住まい選びは第一印象がモノを言う。第一印象で決めて、細かい点をひとつひとつreviewしていく感じ。
デポジットとコミッションを払い契約、鍵を受領し、小物を搬入しながら清掃し、Moverを探し費用を確認し日程を決め家財を搬入し終えたのが2月16日。正確には、Moverの仕事のクオリティが読めなかったので、精密品や貴重品は残して自分で何往復かして次の日に前住居の管理人に鍵返却。「新築で入ったのにあちこち痛んでる」など、あーだこーだ言いながらもデポジットの3万円は全額返却。その辺はあまり細かくない。

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物件のグレードにかかわらず外観は大抵こういうコテコテしたアルカイックなデザイン。職人が現地で鏝仕上げするのだろう。シンメトリーなファサードが多い。二丁掛タイルや打放しのモダン?な仕上げを目にしたことがない。内装は、壁はモルタル仕上にペイント、床は大判タイルがデフォルト。入居者が入れ替る度に壁をペンキで塗り直している。

物価は日本と同等。外食は日本より遥かに高い。賃料の相場感は日本の地方都市を上回らない。市内はそれなりに密集しているが賃料だけは突出して割安感がある。ただ、景況感に併せて家賃を一方的に改訂して通告してくる。景気次第で下げ方向にも改訂するので、家賃設定については監督官庁の基準のようなものがあるのかもしれない。


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