さと

NPO法人リスニングママ・プロジェクト 代表理事。2児小学生の母。生きる力を育む子育て…

さと

NPO法人リスニングママ・プロジェクト 代表理事。2児小学生の母。生きる力を育む子育て教育実践者。:頭の整理、望みや理想から行動へ。語るのは全て、今あるもので何ができるか。「何のために」行動へ向かうのか。自分なりの「優しい世界」の住人

マガジン

  • 生きるための必要なこと

  • 感染症を防ぐ生活のためのちょっとしたこと

  • リケジョの子育て・サイエンスにつながる「なぜ」

    リケジョの母が小学生の息子と一緒になって見つけた「なぜ」をたくさんためています。頭の中は「なぜ?」でいっぱい。こんなことを疑問に思うんです。

最近の記事

安心安全と冒険の両輪

NPO法人リスニングママ・プロジェクトというNPO法人の代表をしている。 お母さんがお母さんの話を聴く、お互いに聴き合える、ついでに聴く技術もガチに学べる、というオンライン上で活動している団体だ。 この団体で、私が大事にしていることは、「安心安全」。 お母さんというものは、妊娠という初めてごとを経て、日々、新しいことに向き合っているのに、周りからは仕事をしていないとか、何もしていない、とか、言われ、本当に傷つくことが多いと実感しているからだ。 自分の身体全身を使って、日

    • 「優しい男」と男の子の子育て

      優しい男と聞いて、あなたは何を思うだろうか。 私にとっての「優しい男」は、吉本ばななさんの「キッチン」に出てくる一節だ。(キッチンの内容は、書評のリンクを参考にしてください)  私は高校生ぐらいでこの本を読んだような気がする。 この中で、雄一のお母さん(元父親)が、主人公のみかげに息子の雄一のことを紹介する時のセリフが忘れられない。 雄一、優しいでしょう。 とにかく優しい男になるように育てたの。 男の子としては頼りないかも知れないけど、 でも、優しい男になって欲しかった

      • 8回目 役割と充実感

        あの日の私の役割構成 娘:母:妻:私=3:4:2:1 母の日の日曜日。 亡くなった祖父母の法事で、両親と私の3人でひっそりとお寺にお参りに行った。その後、子どもらをパソコンゲームの前からなんとか剥がして、お墓参りと食事へ。 その後、家に戻って洗濯・片付け・夕食・子どもらの宿題を見る。 今日のパワーの掛け方は、上の通り おじいちゃんとおばあちゃんは、30年ほど違うが、同じ日に亡くなっている。孫の私の目から見て、おじいちゃんの最期の頃、おばあちゃんとおじいちゃんは全く仲良くな

        • 【6日目】自分の世界を好きなもので満たす

          数年前のこと、とある人に怒られました。 その当時、私は色々と考えた結果、好きなことだけやっていこうと心に決めていました。 でも、別に、甘えたいとかそういうわけではありません。 「しなきゃ」ではなくて、「したい」と思ってからやる、と言うことにこだわりたいと思ったのです。 細かいことですが、案外とできるもんだなという印象があります。 例えば お風呂の掃除がしたいと思ってから、掃除をする。 家の中でちょっと顰蹙を買いそうだなと思いますが、 パンが残っていてもご飯が食べたか

        安心安全と冒険の両輪

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        • 生きるための必要なこと
          6本
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          2本
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        記事

          【5日目】 災害の記憶と人情

          あなたはこれまで幾つの災害を経験しているだろうか。 もちろん、1発大きな災害を体験すると、命を落としかねないわけだから、できるだけ、経験しない方がいいとは思うのだけど、あえて、書いてみる。 先日、阪神淡路大震災の日、防災関連の事業をおこなっている友人と話していて、私は案外と災害を経験していることに気がついた。 これは、鹿児島に住んでいた事は、大きく関係している。 何せ、いつでも火山の噴火がある。灰がふる。 夏はガンガン台風が来る。 いつでも、大きな災害になりそうな予兆が当

          【5日目】 災害の記憶と人情

          【4日目】効率と「好き」

          すごいことに気がついてしまった。 効率よくやりたいことって、 実は、全然、好きではないものだった。 何かと比較すると、ちょっとでも時間をかけたくないもの。 それが効率よくしたいもの。 ちょっとでもかける力や時間を省力化して、別のことに使いたいと思っているのだ。 ただ、段取りよくしたい、と、効率よくしたい、は、私の中の基準だけど、ちょっと違う気がしている。 段取りよく、は、自分の頭の中にある順番で気持ちよく、キチンとしたいもの。 この段取りという計画が、一つでもくるっ

          【4日目】効率と「好き」

          【3日目】全身全霊で頑張ればなんとかなるかも、という勘違い

          これが勘違いであるというサインずっと前からもらっていたにもかかわらず、かなり長い間、これに囚われていたように思う。 時間があってもできないものはできない。 むしろ、時間がない方ができる。 助けてをいうきっかけにもなる。 全身全霊で私を生きる、ことは、 自分に関わってくるタスクを自分で全部こなす、というものではなかった。 むしろ、誰かの得意を嫌々奪うものではなく、 自分の不得意を、丁寧に人に伝えて、 私の不得意なことを、得意な人にやってもらい、 二人でにっこりすることだっ

          【3日目】全身全霊で頑張ればなんとかなるかも、という勘違い

          【2日目】私の居場所

          小学生の息子2名がいる我が家。 冬休みなので、子どもは家にいる。 長男の時に、学童というものにがっかりしたことから、行かせておらず、二人とも休みの日の居場所は家しかない。 自分が小学生の頃、家があまり好きでなかった私は、なんとかして家にいなくて済むようにしていた記憶がある。けど、それは学校がある時の工夫ばかりで、一体、長期休みは何をしていたのか、本当に覚えてない。 特に小学生の頃は、自室も持っていなかったから、本当にどうやってたんだろう。 そんなことを書いていると、家族全員

          【2日目】私の居場所

          【1日目】年始め、事始め、最初の目標

          1年の計は元旦にあり、って誰が言ったんだろう。 目標がないと人は動かない。 目標は具体的にしないとできないよ。 子どもの頃からよく聞いた。 わかる。わかるけど、具体的に作ろうとすればするほど、書けなくなる、動けなくなる。やるべきと思ったことをなんとかやるだけで精一杯だよ。 と、思い続けたここ数年。 特に子どもが産まれてからこの精一杯は顕著になった。 私の趣味というか、ふとした時にやっているのが、人間観察だ。 相手を批判するためにやっているわけでもなく、 相手に打ち勝とう

          【1日目】年始め、事始め、最初の目標

          優しい世界に向かっていこう

          こんばんは。 気がつくと、1年以上の放置のnoteとなってしまいました。 実は、出せなかった下書きはたくさんあるのです。 1ヶ月前から、 2021年9月9日から再スタートするぞ、と、決めていたのに、やっぱり夜中の更新になりました。 色々、色々ありましたが、 ようやく、ここに自分のことを書けるぐらいには、整ってまいりました。 自分を本当に尊重できる人が、 相手を尊重できる人になるんだな、 自分自身の過去も未来も今も、全部、大事にできる人が 相手の今を大事にすることがで

          優しい世界に向かっていこう

          ゆっくり休む日

          コロナウイルスやら、 一斉休校やら 本当に心が休まる時間がないです。 でもでも、 そろそろ、休む時間も必要ですよ。 ふーーーって 深呼吸。 3月2日から 「小学生向け、怒られないためのPC・タブレット事始め講座」を無料でやってました。 どのお子さんから話を聞いても、 お母さんお父さんが思っている以上のことを感じていたり、考えていたりするポイントがありました。 みんなみんな、ちゃんと生きてる。考えている。 「こんなことは初めて」な人しか、いないと思うんです。それ

          ゆっくり休む日

          今だからこそ、家の中の拭き掃除をバージョンアップ

          前のnoteに書きましたけど、微生物の汚染についてずっと考えている仕事をしておりました。(ちなみに、大学では遺伝学です。) 家の中で家族がインフルエンザにかかっても、ここ10年、もらったことはありません。そんなのことをとある方にお話したのが2018年。 そしたら、 サイエンスカフェに登壇してほしいと言われて、 「菌の棲家を捜す女」という称号をいただいて、お話しました。 2019年もお話をいただいていたのですが、実現せず、そして、今ですよ、今! 感染させないってことをよく

          今だからこそ、家の中の拭き掃除をバージョンアップ

          (回顧録)感染ルートを探し、感染を食い止める仕事

          こんにちは。 足立さとみです。 新型コロナウイルスの報道で、3年前まで頑張っていた仕事の記憶が蘇ってきています。今日はちょっといつもと異なりますが、せっかくなので、その記憶を綴ってみます。 私は、食品や化粧品関連で微生物の仕事をしていました。微生物汚染がないように、様々な角度から検証、考察して防ぐのが仕事でしたが、汚染が確認された時に、それがどういう菌で、どこが発生源で、どうやって汚染を減らすか、、、そんなことをデータを取りながら、最短時間で収束させることもやっていました

          (回顧録)感染ルートを探し、感染を食い止める仕事

          自分にぴったりの在宅勤務の方法を探そう

          こんにちは 足立さとみです。 NPO法人リスンングママ・プロジェクトの代表理事とハイブリッドチームFでオンラインファシリをしておりまして、常にオンラインとリアルでのコミュニケーションや仕事のやり方を日々模索しています。 新コロナウイルスやインフルエンザ、困りますよね。。。 実は、私の元の仕事は、化粧品の研究所での微生物汚染の対策チームのリームリーダーみたいなこともしていたので、この感染症の蔓延は色々と思うことも多いです。 そんな中、私が何かできることはないか、と思った時

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          オンラインとリアルをつなげる

          オンラインがどんなに発達したとしても、 私は、人と人が実際に「会う」ことをとても大事にしたいと思っています。 でも、時間や場所や移動の制約があって、本来ならばなかなか会えない人たちがいる。行けない講演会がたくさんある。 全てを諦めるのか、実際に会いにいくのか、、、 ちょうど、その間の選択肢ができたのが、オンラインであって、「そのエッセンスを少しでも手に入れてつながる」ことだと思っています。 任意団体からスタートさせたリスニングママ・プロジェクト。 オンラインでたくさん自

          オンラインとリアルをつなげる

          自分の世界にコミットする

          前回も書きましたが、 色々思いを巡らせて、 髪の毛から指の先、足の先まで自分の中を探って、潜って、 グルグル回して、あっちこっちぶつかったけれど、 ようやく、自分の中を温める言葉が出てきました。 「優しい世界は自分で創れる」 私はとにかく、喧嘩が嫌い。 怒られるのが嫌い。 分断が嫌い。痛みが嫌い。 その場の雰囲気を悪くするなんてもってのほか。 私がそうならないように頑張れば、世の中、感じの悪い時間はなくなる、と、思ってたんです。 ところが、感じの悪い諸悪の根源だと思い

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