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色を見つける遊び

気分が落ちているときは、外に“開く”ことや、出かけることが不得手になります。

そんなこんなでグッタリしていると、「散歩にでもいってくれば。」と言われることが少なくありません。

えっ、目的もなく、散歩に出かけるなんてできない……。そう思うのは私だけでしょうか。

散歩って、毎日を生きることと、似ている

あてどもない散歩は、なんでもない毎日を普通に生きることと似ています。どちらもゴールが見えないなか、歩んでいく難しさが満載。
ぶらぶら散歩ができるなら、そもそも苦労してないよって感じです。

もちろん散歩の意義はわかります。健全な精神のために健やかな身体づくりをしたほうがよさそうなのも。決めごとをつくり実行する「ルーティンの重要性」についても、考え続けているところです

だから、気分が落ちている人でもできる、 “散歩に出る理由” を見つけたいと、つねづね思っていました。

簡単で優しい、「色を見つける遊び」

最近の私は、「色を見つける遊び」と出会いました。
気分が落ちていてもできるくらい、簡単で、優しい遊びです。
“優しい” というのは、この遊びをしても落ち込む原因がつくられないし、嫉妬のようなマイナス感情や邪念が誘発されないと感じるのです。

<やりかた>

だいたい決まった時間に散歩に出る。
朝日があたる午前7時半までくらいに、外に出るのがおすすめ。
まちを歩きながら、「その日、何色が目に入ってくるか、感じる。」
以上。

<「色を見つける遊び」のいいところ>

・準備が不要で労力がいらない。
・地面ばかり見ていた顔を、持ち上げる理由ができる。
・邪気なしに、周りの世界を眺められる。
・目に入ってくる色が、毎日変化するのがわかる。
・つまり昨日とは光が違うことに気づく。
・天気が変わった。
・匂いもしてきた。
・季節はうつろう。
・ちょっと得した気分になる。
・以前よりも街が好きになる。
・今日の占い的な楽しさがある。

やってみると、不思議と目につく色が変わるんです。
「あのトラック、綺麗なオレンジ色だな。」という日は、ほかの場所を見ても似たような色を探して目が動きます。

日によっては「水色と茶色」とか、「オリーブグリーンと濃紺」とか、組み合わせが飛び込んでくることもあります。
「あのビルの壁と窓、いい感じ〜。」みたいに。

「色を見つける遊び」をInstagramやブログに発展する

次に考えたのは、見つけた色を写真にとって、毎日インスタにアップすること。

おぉ、散歩から、生産的な発想が生まれたぞ。
散歩中に写真を撮る気力がない私は、見つけた色をただ楽しんでいるだけなんですけどね。

「色を見つける遊び」には今日の占い的な楽しさもあるから、好きな人はカラーセラピーと関連付けたり、日記やブログに書いてもいいのではないだろうかと思いました。

あとは言葉を拾う遊びも同様にできます。まちのなかから色々な書体を集めたり。
いずれにせよ、「色を見つける遊び」は、普段から色や模様やデザインが好きな人にはおすすめだと思います。

私以外の誰かにとっても、“散歩に出る理由” になれば、いいな。

Cue Music!

「ある光」。Source:OzawaKenjiVEVO


もしもサポートしていただいたら、「書く」ための書籍代にします(´v`)。