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ベストアルバム2019

みなさん、2019年もあと少しですね。年末の過ごし方は決まってますか?
私はやっぱり寝正月かなー?

……って、往生際が悪いことはやめよう。
ええ!もう1月も終わっちゃうよ!ビックリだよ!
さっさとベスト出すつもりだったのにどうしてこうなった!?
(デスストしてたからですね。はい、すみません)

言い訳はこれくらいにして本題に行きましょう。
2019年のアルバムベスト16!
なにその数字?中途半端!
でもキリのいい数字にするのって難しくないですか?
ジャンル違いで1位クラスが3枚あったり、コレは一応紹介しておきたいって5位ぐらいのヤツが5枚ぐらいあったりするんですよ。5枚全部同じレベルなのにそっから1枚切れって言われても難しすぎる!ということでキリのいい枚数にすることを諦めました。むしろ今までどうしてこうしなかったと思うぐらい楽だわ~

ということでアーティスト名順でどうぞ。

Ribbons
Bibio

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本人に会って写真撮ってから音聴いて好きになったという完全に順番が逆なハマり方をした稀有なアーティスト。Battlesのライブに行ったときに関係者席にいたのをフォロワーさんが見つけて、大ファンのフォロワーさんと一緒に突撃して写真撮ってもらったんです。すごくフレンドリーで良い人だったなぁ。あの時のフォロワーさんには感謝しかないです。Warp所属ってことでDJだとめっちゃゴリゴリの音を流すらしいんですが、本人の作品は極限までネイチャー。マイナスイオン(がホントに身体に良いかは知らんけど)出まくり。エルフの音楽かしら?ってね。本人どう見てもドワーフですけどw

Everything That Makes You Happy
Blaenavon

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1stは結構いろんなレコード屋さんで見かけたBlaenavon。この2ndはあまり扱ってるところを見かけなかったんだけど、私が見逃したのかバンドが見捨てられたのか?今回も悪くないのにな。一応前回と同じレーベルから出てはいるようです。とにかく仕方がないので私はオフィシャルから購入しました。このバンドは飛びぬけて良いというわけではないんですが、しっかりキモは押さえてる感じが好きです。しいて言えば今回はジャケが地味なのがマイナスになってる気がしないでもない

Time To Kill
Body of Light

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なんでこの時代に生まれてしもうたんや!としか言いようがない70~80sエレクトロサウンド。そしてそのサウンドをためらいもなくこの時代にやっている心意気。そうなんだよ!この時代になってもね、昔の音にしがみついてるやつがいるんだ。良くわかってるじゃないか!しかも兄弟デュオだとか。他に理解者いなかったんだろうなぁ。でも世界は広い!アジアの端っこから応援してるヤツがいるぞー!

Helth
C Duncan

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なぜ世の中はこの人にもっと注目しないのか!特に日本よ!どっかのレーベルとかレコ屋さんとか金の力で売り出してあげてください(ド直球w)日本はマジで宣伝力でしか売れないからね!金だよ金。金かけたもんが売れるの。良い悪いじゃない。もちろん売れてるモノにも良いものはたくさんある。だけど良いのに売れないのは大抵宣伝不足のせい。能動的なリスナーなんてもう天然記念物なんです。
とにかくC Duncanさん、めちゃめちゃさわやかなポップさと構成力だけでも素晴らしいのにジャケアートまで全部自分でこなしてる多才兄ちゃん。Cちゃん、すごいぜ!

Guitar Dream
David Vassalotti

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Merchandiseのブレーンの一人David Vassalottiのソロ2作目。前作より怪しさは減ったものの、やっぱり隠しきれてないダークさがアコギ主体のサウンドの中からにじみ出てるところが私は好きなんだなー。ところでMerchandiseは生きてる?

Modern Mirror
Drab Majesty

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白ヅラ白塗り白か黒の衣装にサングラス。自らイバラの道を選んでるとしか思えないDeb DemureことAndrew Clincoのソロプロジェクト。それに付き合ってるMona D.ことAlex Nicolaouはどんな気持ちでやってるんだ?案外楽しんでるのかもしれない。いつの間にか正式メンバーになってるし。サウンドはガチガチのニューウェーブとかダークウェーブ(あえてポスパンとは言わない)。音だけでも十分いけるのにやたら拘るそのビジュアルよ。そのせいでライブにはゴスファッションの女子がやってくるんだとか。
そしてうれしいことに来日決定!実は去年から噂は聞いていたんですが、紆余曲折あってやっと決まったらしいです。次は無いかもしれないからコレは必見ですよ!やっぱり白ヅラでいかないとダメなのかなー?白塗りはさすがに許して下さいw

Some Beautiful Species Left
EXEK

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メルボルンのダブ・ポストパンクバンド…ってDiscogsには書いてあったからそうなんでしょう。ジャンルってさっぱりわからない。私が好きなやつ系w お馴染みの「何が楽しくてこれ聴いてるの?」系って言ったら通じますかね?無理ですか…そうですかw
ともかく気持ち悪いと気持ち良いのバランスを足をプルプルさせながら取っているようなハラハラ感。そもそも人に聞かせるために作っているのかさえ分からない。そりゃ売れないわ!でもコレが3枚目とからしいんでメルボルンの包容力すごい。

Beautiful Sadness
Fil Bo Riva

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ややこしいアーティスト名だなーと思ったらローマ生まれのベルリン育ちというトリッキーな出自の兄ちゃんの1stアルバム。確かにどこかイタリアンぽいクドさがあるけど、片っ端から女の子に声をかけそうな感じはしない。だから曲も眩し過ぎないポップソング。

Inflorescent
Friendly Fires

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やーっと帰ってきたFriendly FiresはやっぱりFriendly Firesだった!ちゃんと踊らせてくれる。エドマックダンスもキモいままだ!もうそれだけで満足。あとはライブを観るだけ。一応来日してるけど、正式な単独ツアーで戻ってきてほしいなぁ。

The Talkies
Girl Band

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デビューで大ブレイクしてこれからって時にボーカルのDara君の病により長期休養を強いられたGirl Bandの2nd。休止期間をものともせずファンはちゃんと待っていた。そしてその期待にしっかりと応えた彼ら。ダブリンのポストパンクが盛り上がるのも納得。再来日期待してます!もちろん単独、もしくはフジ!
余談ですがレコードとロンTをオフィシャルで注文した時、やっぱり半袖Tシャツも欲しくて立て続けにオーダーかけたんです。そうしたら2つ目の荷物にDara君の直筆で「何度も注文してくれてありがとう」ってメモが入ってて、やさしい子や~んってなりました。HCWで来た時もフレンドリーだったし、ウチに秘めてるものと人柄は別なんですよ。むしろ優しいからこそ傷つきやすかったりしますからね。ステージで思いっきり発散してほしいものです。私もフロアで発散してますからw

MU!
Gnoomes

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ロシア出身、現在はたぶんロンドンを中心に活動している自称スターゲイザーバンドの3枚目。MU=無だそうで、ジャケットの文字も日本人に書いてもらってるようです。確かに彼らの音楽には禅的な哲学があるような気もする。知らんけど!全身で音を浴びてこそのバンドだと思うので来日お願いします!

Rat's Spit
Julian Lynch

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Real Estateの新ギタリストのソロ作。もともとソロでやってたのにREに加入する形になったのかな?一時期こればっかり聴いてたぐらい素晴らしい1枚。なんだろう?いろんな意味でちょうどいいんですよ。爽やかさはReal Estateと通じるものがある。けれど確かにそれとは違う彼の世界観がたっぷり詰まった1枚。

Bastard Music
Meatraffle

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2019年はホーン系が入ってるバンドがよく話題になってた気がします。Black midiとかBlack Country, New Roadなどなど。Meatraffleもホーンが良いアクセント。Discogsを見るとアルバム2枚しか出してないけど、メンバーはオッサン。苦労してるのかな?売れるような音じゃないしなーとベストに選んでおきながら思う日々です。がんばれオッサン!

When I Have Fears
The Murder Capital

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心待ちにしていたGirl Bandの2ndを押し退けて私の心にガツンというかドゴォ!って感じで突っ込んで来たThe Murder Capital。14歳ぐらいの男子が「かっけぇ!」とか言いながらノリでつけたようなバンド名からすでに愛さずにはいられない。アルバム開幕からの爆走感・暴走感!これぞポストパンク!小心者のクセに世の中に背を向けて生きている寂しがり屋たちの咆哮。最高!
ヨーロッパでは順調にファンを獲得し、ツアーチケットがガンガン売れてるけど日本は鳴かず飛ばず。でも待つよ!

Gang Laughter
Preening

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今年もあるよ!隣近所に聴かれちゃいけないシリーズ!アメリカはオークランド出身の変態バンド。でも最近来てるホーンをちゃんと入れてるぞ。え?そういう問題じゃない?大丈夫、10曲19分という驚異の短さなので「ナニコレ!?」って思ってる間に終わるから!え?そういう問題でもない?

Human Traffic Jam
VR SEX

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Drab MajestyのDeb DemureことAndrew ClincoがNoel Skumという別名でやっているバンド(ややこしい!)。こちらではなぜかカウボーイw バンド名といい見た目といいツッコミたいことが山盛りなんですけどまあいいや。Drabと何が違うのかというと音の方向性は一緒ですw ただこちらは3人編成で2人で歌ってます。その分Andrewがギタープレイに専念できる部分が多いのかも。この人レフティなんですよね。左利きでも楽器は右利きでやったほうが色々と都合がいい気がするんですけど、ハンデをものともせず弾いているのでそれでいいんでしょう。わざと左利きにしてたら笑うなー。この人ならやりかねんw

ということでなんかやっつけ感がありますが2019のベストアルバムでした。
2019はシングルやEPも良いものが多くてヘビロテしてたのがあるので「暇があったらそっちもやりたいなぁ」なんて思ってたんですが、2月が目前に迫ってる時点で無理な予感しかしないので、めちゃ雑ですがリストとプレイリストだけ載せておきます。

Sunglasses - Black Country, New Road (Single)
Special People - Dan Lyons (EP)
Around the Bend - Death Bells (Single)
Collateral Damege - Egyptian Blue (EP)
Chemicals - Man of Moon (EP)
Yoghurt / Reggaeezer - Mohit (Single)
Novel - N0V3L (EP)
Horseplay - VR SEX (EP)
Strange to Know Nothing b/w Past Tense - Walt Disco (Single)

以上、2019年のベストでした。
ふぅ、なんとか終わらせたぞ。

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