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スマホでOK!商品写真撮影7つのポイント

インターネットでのハンドメイド作品の販売において、一番重要なのは『写真』であると言ってもいいでしょう。せっかく素敵な作品を制作しても、商品の魅力が伝わらなければ、お客様の目に留まりにくくなってしまいます。しかし、「カメラなんて持っていないし、高いから手が出ないな……」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。本記事では、なるべく低コストで、スマホでも綺麗な写真が撮影できるポイントについてまとめました。

スマホでOK!商品写真撮影7つのポイント


「スマホで綺麗な写真を撮れると言っても、なにか特別な道具や専門機材を使わないと難しいのでは?」と思っている方もいるでしょう。ですが、本記事でご紹介する撮影に使用するのは白い紙が2枚(できたら厚紙や画用紙がおすすめ)と、紙を支えるものとスマホだけ!
スマホスタンドや三脚をお持ちの方は、是非活用してください。100円ショップなどでも購入できるので、もしお持ちでなかったらご検討されてみてもいいかもしれません。

それでは、ひとつずつご紹介していきます。

1:レンズの汚れをチェック!意外と汚れているかも…

肌身離さず持ち歩くことが当たり前になったスマホ。しかし、レンズの汚れは見落としがちなポイントでもあります。ホコリや皮脂汚れなどでレンズが汚れていると、白いモヤがかかったような写真になるだけでなく、ピントが合いにくいんだそう。
ついやりがちですが、ティッシュや袖でゴシゴシ拭くのはNG!レンズの表面に細かい傷が付いてしまいます。メガネ拭きやマイクロファイバークロスなどで優しく拭き取るようにしましょう。

2:自然光がベスト!晴れた日や明るいくもりの日を狙おう!

撮影と聞くと「照明を購入して、上からも横からも当てて……」という本格的なスタジオ撮影をイメージする方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、撮影用の高い照明を購入しなくても、自然光で十分綺麗な写真を撮影できます。

自然光での撮影は、実際にお客様が目にするシチュエーションで撮影ができます。購入したあとのイメージが湧きやすいとも言えるので、メリットと言ってもいいでしょう。
デメリットとしては、天候や光の入り方に配慮しなくてはならない、ということです。

自然光で撮影するときにおさえたいポイントは2つ。
晴れ、または明るいくもりの日に撮影すること
直射日光が当たらない窓辺の近くで撮影することの2点です。

雨の日や重い雲がたれこめた暗いくもりの日は、室内が暗くなってしまいます。可能であれば別の日に撮影するようにした方がいいでしょう。

また、直射日光が当たる場所で撮影すると、影ができやすいだけでなく、光が強く当たる場所が白く飛んでしまう写真になってしまいます。レースカーテンで遮光したり、窓から少し離れたりして、光の入り方を調節してみてくださいね。

3:時間帯は午前中から14時ごろを目安に

太陽は、朝のぼって夕方に沈んでいきます。お昼ごろ真上に来るので、お昼前後がおすすめです。作品の写真を撮影するときに気を付けたいのが「本来の色味や、素材感を魅力的に伝えること」です。本来の色味を引き出すためには、太陽光そのものに色味の偏りがない時間帯であることが必要になってきます。
午後を過ぎると、太陽の光に赤みや黄みがかかり、影が伸びた写真になってしまいます。人物の撮影や、実際の使用シーンを想定して『あえて』夕方を狙う撮影でない場合は、午前中から14時ごろまでがおすすめです。

太陽光の色みの偏りが少なく、柔らかい雰囲気の写真が撮影できますよ。

4:特別な道具は必要なし!白い紙でレフ板効果を

写真を撮影するときに大切な『光』。レフ板(れふばん)を使用して光を反射することで、作品そのものに影ができにくくなります。本格的なものを探せばキリがないので、今回は白い厚紙をレフ板の代わりにする方法をお伝えします。
要は、光が反射してくれれば大丈夫です。厚紙でなくても、白ければレフ板効果を期待できるでしょう。

一枚の白い紙をスタンドやティッシュボックスなどに立てかけて使用したり、
二枚の白い紙をテープなどで端を貼り合わせて立てて使用したり……

ご自宅にあるもので活用できそうなものがあれば、どんどん取り入れてみてくださいね!

スチレンボードという粒子が細かい発泡スチロールの板を加工して自作レフ板を制作している方もお見かけします。もし「厚紙じゃうまくいかない!」「もう少しちゃんと撮りたい」という方がいらっしゃいましたら、是非制作してみてください。スチレンボードは、100円ショップやホームセンターなどで購入できます。

また、背景や照明、レフ板がセットになっている撮影用ボックスも人気です。
LED照明が付いていて、いつでも安定した光で商品撮影ができます。普段お仕事でなかなか自然光で撮影できるチャンスがないという方は、検討してみてもいいかもしれません。

5:グリット線を表示して構図を考えよう!

素敵な作品を制作して、お天気に恵まれた!レフ板で光も調節して、パシャ!と、何も考えずにただシャッターを押すだけではいい写真はとれません。
見よう見まねでおしゃれな構図をマネしてみるのも素敵ですが、写真を見る「お客様が欲しい情報はなにか?」ということを考えてみましょう。

まずは、商品全体が写るように『中央、水平』の写真を撮ってみてください。

このときに役に立つのが、スマホのカメラ機能に搭載されている『グリット線』機能です(機種によって異なりますが、設定→カメラなどで設定できると思います)。
グリット線をガイドにして、まずは作品を写真の中央に、グリット線と床や机が水平になるようにした構図にしましょう。
水平がとれていない写真はバランスが悪く、無意識のうちに違和感を与えるそうです。
作品が写真の中央にあることにより、すっきりした印象の写真になると思います。

6:手ブレは厳禁!スタンドや三脚を使ってタイマー機能をON

どんなに綺麗な写真が撮れるポイントを意識しても、手ブレやピントが合っていない不鮮明な写真では、商品の良さは伝わりません。
最近のスマホは『手ブレ補正機能』が搭載されているものも多くあります。お手持ちのスマホに『手ブレ補正機能』がついていたら、是非活用してみましょう。

手ブレしにくい撮影のポイントは3つ。

  • 両手でスマホを持つ

  • しっかり脇をしめる

  • セルフタイマー機能や、連射モードで撮影する

スマホでの撮影で手ブレがおきやすいのは、シャッターボタンを押したときにスマホがぶれやすいから、といわれています。スマホスタンドやスマホ用の三脚をお持ちでしたら、使用した方が手ブレがおきにくいでしょう。

また、ピントの合わせ方ですが、作品にカメラを向けて、ピントを合わせたい場所でスマホの画面をタップするだけです。機種にもよりますので、お手持ちのスマホでのピントの合わせ方を一度調べてみることをおすすめします。カメラと撮りたい作品が近いとピントがあいにくいので、なかなかピントが合わないときは少し離れてみてください。

7:加工アプリはほどほどに…

写真加工アプリを活用すると、色味の調整やテキストの入力、スタンプや水平の調整など、撮影だけでは補えなかった効果をプラスすることができます。
しかし、ひとつだけ注意していただきたいポイントがあります。
それは、加工しすぎないということです。

通信販売で洋服などを購入したときに「実際に手元に届いたら色が違った」と、がっかりしたことはありませんか?
ハンドメイド作品をインターネットで購入するお客様は、実際の商品を手に取って選ぶことができません。加工アプリを使用する際は、作品そのものの色味を再現する手助け程度にとどめましょう。

まとめ

なるべく低コストで、スマホでも綺麗な写真が撮影できるポイントについてお伝えしました。ハンドメイド作品の撮影以外でも使えるポイントなので、日常でのスマホ撮影でも取り入れてみてくださいね!
素敵な写真が撮影出来たら、SNSにもアップしてみましょう。CAT+v公式アカウントでもご紹介させていただけますと嬉しいです!ご紹介してもいいよ~という方は、各SNSのDMやコメントにてご連絡くださいませ。

それではまた別の記事でお会いできますと幸いです。


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