見出し画像

ハンドメイド販売サイトの選び方をご紹介!メリットやデメリットは?

こんにちは、CAT+v編集部です!
ハンドメイド作品をインターネットで販売しようと思っても、「どこで販売したらいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
自分でいちからWebサイトを制作するとなると、サーバーやドメインの契約、デザインやコーディングの知識が必要です。初心者にはハードルが高いですよね。
ですので、ほとんどのハンドメイド作家さまは販売サイトを活用しています。

本記事では、ハンドメイド作品をどこで販売するかについて、それぞれのメリットやデメリットも合わせてご紹介します。

ハンドメイド販売サイトの種類

ハンドメイド作品を販売できるサイトには大きく分けて3種類のサイトがあります。
初心者の方でも簡単に出品できるように設計されているので、作品づくりの合間をぬって開設できるのが嬉しいですよね。
まずはそれぞれの特徴についてご紹介します。

ネットショップ作成サービス

ネットショップとは、ECサイトとも呼ばれているインターネット上で商品の売買ができるサイト全般のことです。
本来であれば、冒頭でもご説明したとおり、サーバーやドメインの契約、デザインやHTML、CSSなどのサイトを制作するための特別な知識が必要になります。
ですが、このネットショップ作成サービスを活用すれば、特別な知識やスキルがなくても、簡単に自分のネットショップが開設できます。

テンプレートなどもありますが、自由度が高いため自分のブランドの世界観を存分に表現することが可能です。

ハンドメイドマーケット

ハンドメイド作品の販売に特化したハンドメイド販売サイトのことを、ハンドメイドマーケットと呼びます。
スマートフォン用のアプリも充実しており、売りたい人も買いたい人もスマートフォンで操作しやすいのが魅力です。
たくさんのハンドメイド作家さまや、ハンドメイド作品を購入したい人が集まるサイト。
ハンドメイド作品を求めて閲覧しているユーザーが集まるので、ハンドメイド作品に理解のあるユーザーに購入していただける安心感があります。

フリマサイト

フリマサイトとは、インターネット上でフリーマーケットに出品できるサイトのことです。
こちらもスマートフォン用のアプリが充実しているので、ほとんどの方はスマホアプリを利用しているのではないでしょうか。

フリマサイトの大手メルカリは、月間利用者数2200万人以上とユーザー数が多く、うまく活用できればたくさんの人に見てもらえる可能性があります。しかし、ハンドメイド作品に特化しているわけではないので、商品説明文に配慮が必要です。

ハンドメイド販売サイトのメリット・デメリット

ハンドメイド販売サイトには、ネットショップ作成サービス型・ハンドメイドマーケット・フリマサイトの3種類の販売サイトがあります。
それでは、実際どのタイプの販売サイトを利用したらいいのか、それぞれのメリットとデメリットをお伝えします。

ネットショップ作成サービスのメリット・デメリット

【メリット】
・オリジナリティが高い
・手数料が安い
・自分だけのネットショップが持てる
・価格競争が起きにくい
【デメリット】
・集客力が弱い

ネットショップ作成サービスを利用することのメリットとして、オリジナリティの高さが挙げられます。
ブランドの世界観をサイトデザインでしっかり表現できるので、SNSとの親和性が高い点もメリットと言えます。

また、販売手数料が安いというメリットも。
ハンドメイドマーケットやフリマサイトと比較すると、販売手数料が安い傾向にあるので、販売コストが下がるのは嬉しいですよね。

自分だけのオリジナルショップが開設できるので、他の販売サイトと比較すると、価格競争が起きにくい傾向にあります。

デメリットとしては、集客力の弱さが挙げられます。
ご自分のSNSでファンがついている方にはあまり関係ないかもしれませんが、これから販売を始めようとしている初心者作家さまは、あわせてSNSでの集客も視野に入れて宣伝していきましょう。

ハンドメイドマーケットのメリット・デメリット

【メリット】
・集客力が高い
・購入者がハンドメイド作品に理解がある
【デメリット】
・手数料が高い
・他の作品と比較されやすい

ハンドメイドマーケットでのメリットは、ハンドメイド作品に対して理解のあるユーザーの集客力が高いことです。
既製品と比較して高価になりやすいハンドメイド作品の価値を理解しているユーザーが集まるので、安心して出品できます。
1点からでも販売が開始できる、購入されるまでは無料で使えるのもメリットの1つです。

一方、デメリットは手数料の高さと、他の作品と比較されやすい2点が挙げられます。
サイトによってまちまちですが、一般的には販売価格の10%程度が販売手数料として差し引かれます。銀行に入金する際も別途手数料がかかるサイトがほとんどですので、手数料に注意して登録することをおすすめします。

また、他の作家さまも多く出品されているので、比較されやすいのが最大のデメリットかもしれません。
商品写真や販売価格にこだわり、他の作品に埋もれない工夫が必要です。

フリマサイトのメリット・デメリット

【メリット】
・集客力が高い
・気軽に出品できる
【デメリット】
・既製品と比較されやすい
・手数料が高い
・ハンドメイド作品に理解がないユーザーも

フリマサイトのメリットは、ハンドメイドに興味があるユーザー以外も多く利用しているという点で集客力がとても高いところです。
また、すでに利用している方も多いと思うので、「試しに売ってみよう」と気軽に出品できる点もメリットと言えます。

デメリットとしては、ハンドメイド作品に理解のないユーザーもいる、既製品と比較されやすいという点が挙げられます。
販売手数料はハンドメイドマーケットと同じくらいですが、利用者のハンドメイド作品への理解度は比較になりません。

「誰にでも作れそう」「同じようなものが他のお店でもっと安く売っていた」と心無いコメントがくることもあります。値下げ交渉なども頻繁に行われているので、そういったコメントを避けたいのであれば、ハンドメイドマーケットを利用したほうが無難でしょう。

代表的なネットショップ作成サービス

世界規模でよく利用されているのはカナダの「Shopify(ショッピファイ)」というサービスなのですが、ネットショップの構築には月額費用やある程度の技術が必要です。
本記事では、初心者でも簡単に、無料でネットショップを開設できる3つのサービスをご紹介します。

BASE(ベイス)

「ネットでお店を開くなら」でおなじみのBASE。
登録費・月額費無料で使えるのが嬉しいポイントです。
デザインのカスタマイズ性が高く、インスタグラムへのタグ付けも可能。
SNSと並行してショップを開設するならBASEがおすすめです。

【販売手数料】
3.6%+40円+3%
【振込手数料】
2万円未満:250円+500円(事務手数料)
2万円以上:250円
匿名配送が選べる
(連携配送会社)
ヤマト運輸

STORES(ストアーズ)

無料テンプレートが充実しているので、BASEよりも短時間で開設できます。
無料プランと月額2178円の有料プランがありますが、個人での販売でしたら無料プランで十分です(途中で変更もできます)。
無料プランと有料プランの違いは、販売手数料にあります。

【販売手数料】
無料プランの手数料:5%
有料プランの手数料:3.6%
【振込手数料】
1万円未満:275円+275円
1万円以上:275円
【配送方法】
匿名配送なし
連携配送会社なし
送料一律設定可能
(自分で手配が必要)

カラーミーショップ

月額会員になれば販売手数料が無料ですが、一番人気のレギュラープランは、月額4950円。初心者の方はなかなか手が出しにくい金額だと思いますので、月額費が無料のフリープランをおすすめします。

インスタグラムのショッピング機能に設定できるのも嬉しいですね!

【決済手数料】
6.6%+33円
【振込手数料】
50円~700円(出金先によって異なる)
【配送方法】
全国一律設定可能
連携配送会社は利用している決済サービスによる

代表的なハンドメイドマーケット

「ハンドメイド作家になりたい」と思った方なら一度は訪問してみたこともあるでしょう。本記事では、日本国内でとくに人気の3つのサイトをご紹介します。

minne(ミンネ)

登録作家数・出品作品数もNo.1!
ハンドメイドマーケットの代名詞とも言えます。
2012年のサービス開始以降、たくさんのハンドメイド作家さまが利用しています。
初心者向けに制作から販売までサポートしてくれるminnne LABなど、サブメディアも多数運営。
ハンドメイド作品が好きなユーザーが購入してくれるので、購入してくれたユーザーからのレビュー率が高いのも魅力です。

【販売手数料】
10.56%
【振込手数料】
220円
【配送方法】
匿名配送が選べる
(連携配送会社)
ヤマト運輸

creema(クリーマ)

実はminneよりも早い2010年からサービスを開始している老舗サイト。
出品されている作品は、minneより価格帯がややお高め。
その分、作品のクオリティも洗練されたものが多く出品されています。

初心者が気軽に出品できるとはなかなか言い難いので、まずはminneなどで実績を積んでから登録するといいかもしれません。

【販売手数料】
11%
【振込手数料】
30,000円未満:176円 30,000円以上:275円
(PayPay銀行の場合は一律55円)
【配送方法】
連携配送会社なし
匿名配送なし
(自分で手配が必要)

iichi(イイチ)

ミンネ、クリーマよりも男性ユーザーの比率が高いイイチ。
出品されている作品のクオリティも、価格も大変高いものばかりです。

プロや職人が多く出品しているので、「いいものを見て目を育てる場」として活用されることをおすすめします。
本当に洗練された作品ばかりで、眺めているだけでワクワクするサイトですよ。

【販売手数料】
20%
【振込手数料】
160円
(PayPay銀行の場合は一律55円)
【配送方法】
連携配送会社なし
匿名配送なし
(自分で手配が必要)

代表的なフリマサイト

SDGsなどの観点から、利用者も多いフリマサイト。
自宅からスマートフォンひとつで手軽に利用できるのも魅力です。
本記事では、もはや御馴染みともいえる3つのサイトをご紹介します。

メルカリ

フリマサイトと言えば、とも言える国内最大級のフリマサイト。
月間利用者数は2200万人という超大型の市場ですが、ハンドメイド作品以外の出品が多く、値下げ交渉なども頻繁に行われています。
メルカリの中でオリジナルショップも開設できるので、ある程度作品が溜まっている方はショップを開設してみてもいいでしょう。

【販売手数料】
10%
【振込手数料】
200円
【配送方法】
匿名配送が選べる
(連携配送会社)
ヤマト運輸・日本郵政

ラクマ(旧:フリル)

楽天が運営しているフリマサイト。

利用者数はメルカリに劣りますが、日常的に楽天ポイントを貯めている方におすすめです。

ラクマを利用している方は、楽天市場でのお買い物のポイントの倍率が上がるキャンペーンなどを定期的に開催しています。
販売手数料もメルカリよりややお安く設定されているので、試しに出品してみてもいいかもしれません。
開設時にも楽天ポイントをもらえますよ。

【販売手数料】
6%
【振込手数料】
楽天銀行は無料。他210円
【配送方法】
匿名配送が選べる
(連携配送会社)
ヤマト運輸・日本郵政

PayPayフリマ

PayPayフリマとは、ヤフーが運営しているフリマサイト。
会員数がメルカリ・ラクマよりもまだ少ない傾向にありますが、販売手数料が安いのが魅力です。
決算方法がPayPayかクレジットカードしかないというデメリットはありますが、定期的にクーポンが配布されているので、今後ユーザーが増えていくかもしれません。

【販売手数料】
5%
【振込手数料】
PayPay銀行は無料。他100円
【配送方法】
匿名配送のみ
(連携配送会社)
ヤマト運輸・日本郵政

販売サイトの選び方

どんなサイトがあるのかお伝えしましたが、実際どのような基準で選べばいいのでしょうか。
おすすめの選び方をご紹介します。

販売手数料

販売手数料とは、商品が売れた際に、販売サイト側に支払う手数料のことです。
売上金から手数料を差し引かれるのが一般的。
販売コストが低ければその分作家さまの利益になりますので、販売手数料は販売サイトを選ぶときによく確認しておきましょう。

カスタマイズ・機能性

販売ページのデザインにこだわる方は、カスタマイズの自由度も販売サイトを選ぶ基準のひとつになります。
「自分のブランドの世界観を表現したい」というこだわりがある方は、ネットショップ制作サービスを活用して、ブランディングに活かしていくのがおすすめです。
ハンドメイドマーケットやフリマサイトは、商品写真と商品説明文でしかアピールできません。
ショップクーポン発行機能や、メールマガジン、SNS連携などの機能面でも、出来ることや出来ないことがサービスごとに異なります。あらかじめチェックしておくといいでしょう。

配送方法

匿名配送が利用できるサービスがおすすめです。
ハンドメイド作家さまから購入した商品の発送ラベルを見て、自宅に突撃された、というトラブルをSNS上でときどきお見かけします。
匿名配送を取り入れている販売サイトでは、送料も一律なので管理がラクです。
自分で発送伝票を記入しなくてもいい、というメリットも。

離島や遠方への発送は「思っていたより送料が高い!」と驚く金額になることもよくありますので、匿名ではなくでも、送料が一律に設定できるサイトの方が安心して利用できます。

まとめ

ハンドメイド作品の販売サイトについてご紹介しました。

  • 自分だけのオリジナルショップが簡単に開設できるネットショップ作成サービス

  • ハンドメイド作品の販売に特化したハンドメイドマーケット

  • 集客力が高く、ハンドメイド以外の作品も出品できるフリマサイト

それぞれにメリットやデメリットがありますので、管理できる範囲でいくつか登録してみることをおすすめします。
販売手数料だけではなく、振込手数料や発送方法なども視野に入れながら、ご自分にあった販売先を探してみてくださいね!
ご参考になりましたら幸いです。

それでは、また別の記事にてお会いできるのを楽しみにしております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

CAT+vについて

『クリエイティブを、もっと身近に。あなたのクリエイティブに更なる価値を。』をポリシーとした、クリエイター支援サービスを展開しております。
Creators
Assist
Team.
+v(value)
の頭文字を取り、『CAT+v(キャット)』。
クリエイターの皆様に、ほんの少しの価値(+value)を提供します。
編集長BANRIを筆頭に、さまざまなジャンルのクリエイターが活躍中。あなたのクリエイター活動がより良いものになりますように。
チーム一同、全力でクリエイターの皆様のご活躍を応援しています。

kindle電子書籍も出版中!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?