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ヨーロッパの町、サラエボ市のラマダン

こんにちはお元気ですか?Dugo se nismo vidjeli!
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボからお届けしています。


ラマダン@サラエボ市

2023年のラマダンが始まっています。なんとヨーロッパの国でもイスラム教多数派国家があります。

東南ヨーロッパ、バルカン半島
アルバニアの国旗

イスラム教が70%を占めているアルバニアは、ヨーロッパで唯一のイスラム協力機構(OIC)の正規加盟国です。ボスニア・ヘルツェゴビナ(BiH)は、OICオブザーバー国です。サラエボ市に訪れると分かるのですが本当にムスリム色が濃いので中東で暮らしている気分になります。かつて中東で生活をしていましたがアザーンが流れる街中や豚肉が入手しずらくそしてラマダンをする・・・似ているところが多々あります。

市内の至る所に点在するモスク

ムスリム市民の知人数名に聞いてみても断食は行っていません。しかしラマダン中はお肉を食べない、お酒を飲まないなどオウンルール・ラマダンをしている人がいます。
エジプト、マレーシア、インドネシア等出身でサラエボに来ている人々はラマダンを行っていて、これらの国の人たちとお食事をしたときは「合図を聞いてからお夕飯をご一緒しました」

合図とは大砲の爆音!

★Yellow Fortress

黄色の要塞‎旧市街ヴラトニクの防御壁を構成していた要塞の1つです。1729年に当時のボスニア総督が要塞化作業を始め、黄色の石で作られたこの要塞はYellow Fortressと呼ばれ、現在は史跡となっています。

©photo by "Destination Sarajevo

"Yellow Fortress - Destination Sarajevo

なんと!ど~ん!と砲台から発射!!これが<イフタール>を告げる合図です。この爆発音と共に街中の飲食が解禁されるのです。

(イフタール:イスラム教徒が日の出から日没まで飲食を断つラマダン月に、日没後初めてとる食事)

イフタールを告げる大砲の様子

を見に行きました

旧市街を抜け東の山を登ります。急勾配です。

大砲目当てにぞろぞろ勾配がきつくてヘトヘト

★Kovači Cemeteryコヴァチ記念墓地 

約4年間続いた包囲戦の後、多くの死者を弔うために多くの緑地が墓地に転換されました。市内には夥しい数の墓地があります。この延長線上に黄色い要塞があります

着きました!石垣があります
大砲を見たさに大勢の人が集合
日没30分前なのに!すでに満員
This is the cannon
日没を待ちます
火薬が詰められています
ド~ン!

ラマダン中、毎日行われています


お食事🍚情報

ラマダン中の旧市街地

お昼間からイフタールっぽい
レモネード、なつめやし、トパ(ボスニアンフォンデュ。サラエヴォでは伝統的にイフタールで食べます)、パイ、チキンスープ、キノコ入りチキンのリゾット、ボスニアケーキと盛りだくさん!
開店準備中
旧市街地のレストラン

屋外にシートがずらり!たくさんのお客さんがイフタールメニューを楽しみにレストランへ訪れます。

©photo by "Destination Sarajevo”
お正月的トラディショナルな食事です

事前予約をしておけば席もお料理も確保

2000円位で大盛りのイフタールメニューを楽しめます

午後7時くらいでサンセット

大砲が旧市街地に轟き渡りました
明かりが灯ります
セビリ周辺は観光客が沢山
ミナレットの明かりがレトロな街に映えます
  • お土産物屋さんも営業中

平日の夜なので人通りが少ないです
美味しいアラブ菓子は必須☕

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