選択それは苦しい。苦悶の表情で盤に向かう棋士、デイトレーダーの目の下に深い影……あるいはそれ以上、くたびれた凡夫にとって選択とは、苦しみ。

このストレスを今すぐ、求人誌ごと投げ出すべきではないか……脳内アラームが毎秒、ただでさえ心もとないメモリと充電を削ってゆく。だが、すぐにでも決めないと今月末で確実なゲームオーバー。なんとか平静を装って応募するだけの体力も残さなくては……


どう考え抜いたところで想定外の配属、上司ガチャ。所詮のところ判断は無力。そのくせ無限だった。
そもそもベストに近い選択肢は一握りの成功者にしか与えられない……なんてスネてる暇はない。棋士のようなデイトレーダーのように、小さな布石を取り引きしては積み重なる。悩みが。

金、時間、仲間、知識……何もなければ、選択はただの苦悩だった。とはいえ、あればあるだけ失う恐怖を伴うらしい。悩みの果ての絶対的信念なんて、重く儚い狂気のレプリカであろうとも。

選択肢が多いほど、選ばなかった選択肢が多いのはわかる。あっちを選んでいればよかった……っていうやつ、マトモな選択肢がない痛みよりかはマシなのか比べようもないし比べるつもりもない。赤子の魂はやがて泣き疲れるだけだ。


オギャ？
ごはんかな？オムツかな？
ビアンカorフローラ。
人生で最も贅沢な悩みだった人もあろう。

そして少なからずのプレイヤーは「気持ちよく」選択したと見る。じゃなきゃ話は燃えない希ガス。
(きのこたけのこなんてガソリンの燃えかた次第だし)

気持ちよく選択したプレイヤーほど、異なる立場を不快に感じ、「話し合い」の結果、溝が深まるありがちな流れ。
逆に、相手の考えを静かに「完全に理解」したプレイヤーであれば、自信は揺らぎ、選択本来の苦しみに襲われることとなるダブルバインド乙。

議論を蒸し返すのは倫理的ではない。しかし、議論を頑なに拒むのも道徳的でない。こんなもの、淡々と自説を述べる程度が妥当。
ちなみに小学生当時の記憶はかなり薄れていて、ほとんどエアプ。ほとんどミリしら。か〜ら〜の、ムリヤリ考察って逆にリアルな低画質じゃね？



20XX年、ダブルヒロインはほとんど絶滅したんじゃね？

某大作ではダブルヒロインの一翼が唐突に退場。(余命宣告
某大作ではぽっと出みたいな第三のヒロインが何故か公式カップリング？らしい。(臨終昇天

ダブルヒロインもとい二者択一とは、いわゆる55年体制からセカイ系に至るまでの繋ぎ、一過性のテーマという印象が強い。


昨今の作風を思い浮かべるに
・二人乗りコースター(ふーん、てぇてぇ致死
・とってもハーレム(あれもエッ！これもエッ！
・恋愛要素フリー(あえて言おう萌えであると
・非モテはつらいよ(時間差一夫多妻風自慢乙

もはや作品レベルで選択する感じ。作中では悩み無用な感じ。引きで見ればカースト制度の再発明。っていうか、パーティメンバーという反発要因がないとエントロピー増大には抗いがたい説。


結局、物語構築上の茶番か？

選択肢が、負けヒロインがあれば、権利と義務を感じられるために、あるいは輪廻転生ニューゲームを動機づけるための、いわば予定不調和なのか。
悩ましさを伴わない情報統制の巧妙は、顧客層に対して「キレイな」断面となる対称性。そして茶番を茶番と感じさせない自然誘導によって結果、ファンの語りぐさは冷戦構造に至るのか。

自由恋愛感情派VS見合い結婚理論派
旅を続ける覚悟VS新たな人生の決意
共鳴する没入感VS対比され得る現実
物語論的整合性VS能動的な総合解釈
怠惰な快楽主義VS自己愛的な処女厨

どう見てもだまし絵です。本当にありがとうございました。「どちらにせよ」そうとしか見えないようにできている感はある。


事後フォロー的な描写によって確信バイアスに浸る。そうしたゲームの強み抜きにしても、やがて終末論的予兆および自己効力感のリハビリとして、ダブルヒロインこと二者択一ネタは再降臨する気もする。
少女漫画様式の翻案とかかもしれんよね。黒頭と白頭が主人公の葛藤を代弁してくれるAI同士の思考実験というか。世相と作家性との代理戦争がファン官贔屓で判定へともつれ込むというか。知らんけど。

知らんのだけど、NGOは令和のダブルヒロインな可能性がある。一方がキラめくならもう一方はギラつく。しかも解離が強まるほど強く連動する。現実の社会人も承認欲求こじらせつつクスリ飲みながら頑張ってるんじゃないのか？
マジ知らんのだが、光か闇か統合か心中の４大トゥルーエンドだとして、俺が気持ちよく選べそうなのは「どれ」だろう。初見なら、手癖的な選択によって俺の似顔絵的終末がどのように描写されるかお手並み拝見するのぜ。インターネットをやめたあめちゃんは俺をインターネットにするのかな。そしたら俺もインターネットやめれる気がする。じゃ、生保挿れるね……


これもだまし絵か？「３人」寄れば高速増殖炉の知恵なのか。もとより人類みなカップリング厨なのか。好きな言葉、同担歓迎(解釈違いはNO)なのだろうか。夢オチを爆破オチと感じさせない大惨事世界大戦を先行予約する権利でしかないのか。
それなりに知るところにて語れば、相互確証破壊の手法において、DQ5とBOF2は軍事と外交、二院制ムーブにより我々は抑鬱的で安全な市民へと作り変えられしミームワクチンのお墨付き説な。



両親を奪われて10年間、多感な時期を奴隷として過ごした。疲れ果てた身心を支えたのはただ１つ、彼女とのささやかな冒険と約束の記憶。
一夜の夢にここまで生かされたなら、この10年の夢に金輪際は縛られる。再会の喜びを到底隠しきれない彼女もきっと……少なくともボロンゴ、猫とも犬ともつかない目撃者はずっと、俺たちを待ち焦がれて。

だが、何人たりとも脅やかされない泰平の世界を、ヘンリーと語り明かした。勇者の務めを彼ばかりに背負わせることができようか。僕は君のため囚われ、君は僕のせいで囚われ、僕のせいで王は殺された。
天空への道、わが使命。出来過ぎていて恐ろしくもある意外な仲間。彼女の気品は俺たちにないものであり、その慈悲心は同じ宿命の証に違いない。

しかし、一切は過ぎ去る。マリアを庇ったあのとき、私は全てを投げうった。ここに再び、助けを求める少女が現れ、なすべき事は明らかだ。
寂しがっている？むしろ、恐れている。愛なんて人を縛り付けるだけ。神？使命？そんな言い訳があるべき姿を曇らせる。臥床薪炭に終わりなどなく、幸福の絶頂点でこそ試された声は微かに震えていた。


白昼の動物虐待が名所のクソ田舎から連れ出してもらえなくて馬鹿みたいな青春を取り戻すため、悲劇のヤングケアラーこと次期マスターが旅人と見るや色目しまくる結果、操を立てて見えるだけなのか。
泥棒猫を公開処刑、修道女様がいつもの忖度前提ノリでドレスのまま旅立ってみればクソだりぃな。一事が万事、お伺い立てるのは皮肉だってわからんのかボケが。ニコニコしてやってんだ空気読めよカス。
鬼嫁なら捨てても取られても惜しくない。そう思っていた時期はありました。年齢差がついてからというもの子供ばかり偏愛して連れ去った。かつての小魚も今や、育ちすぎたトイプードルなのよね慰謝料（笑）

ルドマン一択な可能性ある。ザ・ワールド。時は永遠にゆっくりしていってね！


ニーナ様、助けてくれ…
ビアンカとフローラのいいとこ取りみたいなアヤナミ「電源切れても笑えばおk」「鳥になれって言ってヨシ！」「もまいはナカーマやで」「だが断る」「蛇女のせいで座敷童子な件」「クソババアに反出生パンチしてみたwwwww」だめだ操られてる！

(ギュッ)

リンプー、なんとかして！
デボラとアスカのいいとこ被りな鎌足「男にも女にも勝てんやで…せや！」「ファーストキスと魔法教師を交換した結果AP足りない件」「じつゎ男性こわぃナリ」「NTRれそうなんだがヤらなければセフセフ？」「尻脱毛のオススメはよ」「全身青くなったけど質問ある？」ぼきゅを一人に汁送れ！！！

(ギュッ)

マッマ「死ねば助かるんだが」「両方捨てろし」
パッパ「どっちも選べるエンディング用意したったwww」「重婚is邪道」「他のメンツは帰還要素あるから2on2の青春共同体ガンガってどうぞ」
イッヌ「夢が広がりんぐwwwwwうはwwおk」「ちょw拙者はノンケでござるよwwwwwうほwwおk」
k2てんてぇ「むりぽ」
bjてんてぇ「ガッ！」
krkてんてぇ「ｨ㌔」
ぴのぴ「ｱｯﾁｮｿｳﾘｱｯｰ」

一見、なんの変哲もないビアンカ派ですが、幼稚園でいじめられてたとき庇ってくれたＳさん(仮名)の思い出によればボロンゴというかゲレゲレというかチロルというかビビンバたん(仮名)もそりゃ惚れるって感想ですよね。女性美じんことり。

迷ったら負けだと思っている。予防が一番。

追伸：答え合わせしたら３割くらい記憶違いだったや