見出し画像

ヘアスタイル遍歴

 在宅勤務は何かと気が楽だ。そもそも部屋着で良い。それにお昼の出費を気にすることなく、家で有り物を食べる。お茶も休憩も遠慮なく、ただひたすらに仕事を捌く。なんて平和なんだろうか。出社するとこれが叶わない。お弁当を持参すれば良いんだけれど、そうもいかず無駄にお高い外食をする羽目になる。折角なので楽しむようにはしているけれど、お財布は痛む。フリーアドレスになってからの騒音もなかなかに辛いものがある。営業のどやる会話が漏れ聞こえてくるし、ヒステリックな理由のわからない声にもさらされる。出社嫌だなぁ。愚痴スタートになってしまったので、気分一転楽しい話題にしよう。今回はヘアスタイルの話。

 私はヘアスタイルを頻繁に変える性格だ。「あれ髪切った?」と言われたい側である。一番長かった頃は胸に届くくらいのロング。一番短いのは刈り上げ君の頃。今もショート。短めではあるけれど、ツーブロックから抜け出せなくなってから日が長い。ヘアスタイルでの気分転換はとても好きだ。簡単に違う自分になれる。服装もそうだけれど、外見に自分が引っ張られる感じ。簡単にリセットできるので、ちょくちょくヘアスタイルを変える。

長めの頃、半分金髪
くるくる、色は赤っぽく
メンズカット
伸びた
在宅ぼっさー
くるくる
だいぶ刈り上げた頃

 まだ美容院難民をしながら転々としていた頃、高校を卒業した勢いでロングのままスパイラルパーマをかける。人生初のパーマ。くるくるいったれって感じだったけれど、この頃はパーマに不慣れで上手く扱えずにさっさとストレートに戻してしまった。男性ウケが悪い事を気にした自分に、今ならカツを入れたい。流されてどーすると。ヘアアイロンで作るワッフルヘアーが流行っていたのでそれもよくやっていた。懐かし過ぎる。

 短大の頃に今の美容師さんに当たる。やっと引き当てたって気がした。初めての美容院で怖いもの知らずに「上手な方をお願い」と伝えた気がする。性格悪い。少し年上の男性が出てこられて、さくさくーっとカットされとても気に入った。妙に会話が楽だった。地元の美容院から独立された後も追っかけているので、かれこれ27年になる。仕事よりも長い付き合いだ。今となっては楽の一文字に尽きる。癖も好みもわかっているのでどんなヘアスタイルも頼みやすいし、無茶振りも聞いてくれる。アプリでヘアスタイルの画像を集めて「こんな感じ」で通じる。ついでに旦那さんもお世話になっているので、たまに二人で並ぶ場合もある。

シンメトリーで遊ばれる

 一時期、年末年始など長めにお休みする際は別の美容院でコーンロウをやっていた。テンション上がるし気分転換にもってこいだった。頭皮はがっつり傷むけれどね。今はショートなので出来ない。人生であと一回くらいロングヘアにした時はやりたいなと思う。白髪のおばーちゃんでコーンロウもかっこいい。いいなそれ。ツーブロックを卒業する理由になるかもしれない。美容院へ行く度に今の長さの扱い易さに慣れきってしまいロングに戻せないでいる。次こそは…(๑•̀ㅂ•́)و✧

2011年5月、コーンロウ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?