見出し画像

念願のみぞか号にのるぞ!

2023年5月 私は念願の天草エアラインに乗る事を決めて、いよいよ実行に移すことにしました。

思い続けて7年、ホントに長かったとしか言いようがありません。7年の間に約3年の新型コロナでの行動制限という大きな壁がありました。みぞか号に会いたくても会えない不可抗力の事態があったとはいえ、それにしても7年という時間はかかりすぎというものでしょうか?いやあ、普通の子育てを終えた主婦(こういうときだけ、主婦という言葉を使うなというつっこみはなしでお願いしますよ)が、一人旅にでる、しかも日本で一番小さいエアライン会社の天草エアライン様に白羽の矢を立てるというには、それなりに大きな理由がありました。今回はこれを数多にあるnoteの記事の片隅に置いておこうと思います。

暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。

天草エアラインとの出会いは2016年に読んだ鳥海高太朗氏著『天草エアラインの奇跡』(2016年3月30日発売 集英社)でした。この頃の私は精神状態は非常に不安定でどうしようありませんでした。本を読むときだけが、現実から逃げることができる安らぐ時間、そんな時Amazonで見つけたこの本をすぐにポチりました。本を読んだとたんにどうしようもなく、みぞか号に会いたい、そしていつか乗ってみたいと堪らなく思ったのでした。すぐに天草エアラインのホームページをチェックし、絶対にこのエアラインに乗るぞ!と心に決めたのでした。

本を読むまで、私は天草に空港があって福岡~天草ライン 天草~熊本ライン そして熊本~伊丹と3路線を1機の飛行機で一日10回を飛んでいるなんて、全く知りませんでした。天草はてっきり鉄道とバスで繋いで何時間もかかる地だという認識しかありませんでした。たった1機だけしかないエアライン会社があるなんてそんなに知っている人はないでしょう。そしてそのたった1機の飛行機、親子イルカの絵が描かれたみぞか号のなんと可愛い事!みぞか号に目を奪われないわけありません。そして、吹けば飛ぶようなエアライン会社は、2000年3月の運航開始から3年目で大きな経営危機を迎え、倒産も時間の問題と言われていましたが、2009年に就任した元社長奥島透氏はじめ社員全員の意識改革と経営努力により、今では天草の顔と天草にはなくてはならないライフラインと観光のエアライン会社に生まれ変わりました。

どのようにして生まれ変わったのかは、前述した鳥海氏の本そして奥島透氏の『日本一小さいな航空会社の大きな奇跡の物語』(2016年4月7日発売 地球の歩き方)に詳しくあるので、読んでみてください。

私は、福岡には何度も行く機会があり空港の展望デッキに行ったりはするのですが、みぞか号には今回乗るまでに一度も見ることはできませんでした。というのも、たった1機しかない(シツコイですね)飛行機なので、福岡在住でない私は(結婚して横浜に飛んで行ってしまいました)、みぞか号が福岡空港に飛来してきている時にしか見ることができません。やっとその時間にいたとしてもみぞか号の運休日(機体点検や訓練日)に運悪く当たってしまえば、会うことはできません。しかし、これは1機しかない(またまたシツコイですね)みぞか号を大事に安全に飛ばす為の運休ですので、文句をいう訳にはいきません。それにしても実物のみぞか号に会えるまでの7年長かったなあ。。。。

でも、待っただけのことはありました、期待値を大幅に上回る天草エアライン・みぞか号と天草の旅でした。

ということで、何度かに分けて書いてゆきますので、どうぞお付き合いくださいませ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?