少数派に傾いているのは、恥じらいの現れ

SuchmosのGAGAの歌詞。
何曲か知ってるくらいだったけど、ハマスタのライブにたまたまいって完全にノックアウトされました。
かっこいい。恰好から考え方まで真似したいw
特にHSU。武骨で職人という感じステキ。大学の先輩みたいな。ほかのみんなも好き。

今回メモするのは、
Suchmosの曲だけじゃなくて、歌詞もいいってことを発見したというお話。
STAY TUNEをはじめて聴いた時から思ってたけど、ヨンスの声は良い意味で曲と一体化していて、洋楽みたいに音として聴いてしまうんですよね。
だから歌詞の良さに気づきにくい。(おまえだけ)
空気感はちゃんと伝わってるので全然それでいいんだけど、歌詞を味わうともっといい。

ということでGAGAの歌詞を読んで。
この曲は、アンチ全体主義の空気を感じる。
といってもHSUの日々感じた気持ちみたいなものなのかな。
だから、当時のHSUを感じるってほうが正しいか。
僕も日頃同じことを考えてたりするので、
なんだか夜のバーで酔っぱらって話してるみたいな気持ちになる。
大人な考えのHSUに、子どもの僕がたしなめられてるみたいな。

"甘い円盤を探して 並ぶためにパンケーキ食べて
排水溝屈んで 中を覗け dirtyな mouseが
モノレールで向かって 蟻のような行進が習性
茅ヶ崎なら五分で もっと長いジェットに乗れるよ"

"乗り換えには無心で 轢かれそうになるほどの soldier
配給の現れ 所詮拭うことはない敗戦
週明けには決まって 止まる列車 そうそれが answer
乗り換えには無心で 轢かれそうになるほどの soldier"

みな同じようにパンケーキの列に並んで、みな同じように満員電車に乗る。
排水溝を見ればネズミが這うような汚い街、週明けには自殺してしまうような
ストレスフルな生活にそんなに魅力はあるのか?茅ヶ崎なら五分もあればジェットに乗れるのに。

ジェットっていうのは、ジェットスキーか?それとも、ジェットできる(すばやく移動できる)
どっちだろ?まぁどっちにしても、もっと有意義に思うままに行動できるよ
というメッセージが伝わってくる。

とここまで、ここが変だよ現代人!的なノリで、こっちも「うんうん」頷いてるわけですが

"少数派に傾いているのは、恥じらいの現れ"

という歌詞でハッとさせられます。
そうやって、全体主義的な様相を批判しつつ、結局波にのまれてるお前。
そうそこのお前!やれアメリカだのフランス映画だのいってるお前。
マジョリティを批判して、マイノリティに隠れるのは、
ただの恥じらいの現れだぞ!

と言われてる気分になってしまいました。
うんうん、とさせて、サビで刺す。ひぃ!するどい。

解釈間違ってる気もするけど、今の自分はこう感じて、1人で反省してましたw
「それみんなやってるやつでしょ?ださ」って、マイノリティに隠れるって昔してたなぁ。今もしてるか。でも、「みんなやってるから、やらない」って選択を決めるのも同じくらいダサいよね。

結局、「好き」って気持ちで動かなきゃダメだぞ!と言われた気分でした。


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