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企画参加#「シロクマ文芸部 朧月」

フォローしている方が紹介している企画があったので、私も書いてみることにしました。

朧月だったら会うことにしている人がいる
仕事の後、夜空を見上げる
今日は会える日

どこで会うのか決めるのは私ではない誰か
便利な所、2人の位置情報の
程よくも真ん中

朧月だからとBarかカラオケか飲み屋にいく
ほろ酔い、言い訳になる量で
距離が近づく肩

また会えるか話す事はない2人なのだけれど
約束は霞、幻想的な心地と温度
囁きと呟きの艶

朧月に拘る理由もきっかけも思い出せない
切ない闇、貴方が朧月というなら
夜空を見上げない




三羽烏さまの作品「源氏物語 八帖 花宴『シロクマ文芸部』」
から得たインスピレーションを元に
光源氏の世界を現代化してThree Liners で情景を5つ書きました。
理由を最初に書きつつ理由を最後に壊すのは
理屈では満たされない恋心と移ろいやすさを表しています。


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