「閉ザサレシ新幹線ノ半島（サロス＝エレス・ナガサキケン）」よりこんにちわ。C.Bです。
毎月300~400の大会情報をXの「#からふだ」から拾って、その集計ならび報告を行っています。

日本選手権が開始され、大会シーンが多いに盛り上がった3月。
再録が主な「QUARTER CENTURY CHRONICLE side：PRIDE」が新規発売パックであったため、環境でのデッキ推移としてはメタゲームの展開が中心となりました。

・2月に大暴れした【天盃】がその後どのような動きを見せたのか。
・各地方で多いデッキは何なのか。
・どんな手札誘発とサイドデッキが流行しているのか。
・優勝シェア50%以内のデッキはどのような手札誘発、サイドデッキをしているのか。

環境を数字で語っていきます！

是非最後までご覧ください！

3月優勝統計

3月に報告のあったデッキ数は405でした。
さっそく見ていきましょう！

優勝シェア3位【炎王】

2月に引き続き、【炎王】が3位となりました。
「炎王妃 ウルカニクス」の登場によりデッキタイプが【純炎王】と【炎王スネークアイ】の2派閥が生まれるようになりました。
ランク8へのアクセス性を上げた【純炎王】と安定性手数で勝る【炎王スネークアイ】。
4月のリミットレギュレーション的には【炎王スネークアイ】に向かい風が吹いている状態ですが、大会シーンではまだまだ【炎王スネークアイ】が主流となりそうです。

優勝シェア2位【スネークアイ】

日本選手権でも多くの優勝報告が上がり、多くのデュエリストを代表に押し上げた【スネークアイ】が2位となりました。
「蛇眼の大炎魔」の登場により展開パターンが変化し手札誘発に対する耐性が上がった本デッキ。
何故かフライング気味にマスターデュエルにも実装されOCG、MD両方のランキングデュエル上位を刈り取っています。
メインデッキの基本ギミックが多くの枚数を必要とするため自由枠は少ないですが、その分厳選された構築となっており優勝デッキ同士の構築の差異が少ないのも特徴です。

優勝シェア1位【天盃】

優勝数1位は【天盃】でした！
毎週安定して優勝数1位を獲得しており、3月の環境の中心的立ち位置となりました。
3月中は【天盃】への対策、【天盃】の先攻展開としての検討両面で「カイザーコロシアム」が注目され、多くのデッキで投入されるようになったのは非常に印象的でした。
その影響もあり4月リミットレギュレーション変更で「カイザーコロシアム」は規制を受ける結果となりました。
扱いの簡単さ、カードの安価さも一因となり使用者が増えているのも優勝数1位の要因かもしれません。

3月優勝デッキの各週推移位

3月の優勝数は全ての週に置いて【天盃】が1位を取る結果となりました。
CSなどの競技シーンでも多く使用者がいる印象ですが、使用数や優勝数が1位という訳ではありません。
マッチ戦でのサイドデッキを含めたメタゲームを考えた時に、尖りまくった【天盃】の性能は対策されやすくなっております。
しかしインストラクター運営イベント、ランキングデュエルまで含めた大会全体としては圧倒的優勝数を誇ります。
使いやすさ、入手性、そして使い手の数。
CSとはまた違った環境故の統計結果となっております。

#からふだ で見る日本地図

本記事一番の目玉となりつつある「#からふだ で見る日本地図」！
3月はさらにアップグレードして大公開！
前月からの変化が見れるよう更新しました。
情報漏れるのはギリギリここまでかな(笑)？

関東、近畿、九州の特に集計数が多い地域【天盃】。
関東≠近畿≒九州のような分布となっております。

関東では【天盃】とほぼ同数【スネークアイ】がおり、3位の【炎王】も10デッキ優勝、4位【粛声】が8デッキ優勝とかなり拮抗し合っている様子が伺えます。
2月から【スネークアイ】が非常に大きく数を伸ばしており、手数の多さと対応力の高さにより＋7デッキ上昇の成果を出しております。

近畿では【天盃】の優勝数が圧倒的であり2位との優勝数がトリプルスコアを記録しております。
2月からの変化でも【天盃】が+14と圧倒的爆増を記録しました。
それに対抗する【ユベル】も+4と増加しており増加する【天盃】を何とか抑えようと奮闘しております。

九州でも【天盃】が優勝数1位となっており、研究が進み【天盃】へのメタが進んだであろう3月でもまだ首位をキープしております。
九州の特徴としては【神碑】の増加でしょう。
九州は日本で1番【神碑】が優勝しており日本の優勝数の3割を占めております。
「DNA改造手術」「DNA移植手術」が採用され【天盃】へのメタが強く意識された構築が見受けられました。

その他気づいたことがありましたら是非コメントください！

流行している手札誘発

手札誘発の変化としては「ニビル」「ドロバ」が大きく減少しており、【天盃】への刺さりの悪い手札誘発が大きく減少する形となりました。
その分「ニビル」の痛い【スネークアイ】、「ドロバ」が辛い【粛声】には追い風となっており、手札誘発の空中戦における優位性が出てきております。

増加しているのは【天盃】へ有効な「幽鬼うさぎ」「屋敷わらし」
環境全体が【天盃】を意識していることがよく分かる変化でしょう。
【天盃】にも「幽鬼うさぎ」「屋敷わらし」が採用されるようになっておりミラーマッチも見据える必要があるほど流行しております。

平均枚数は11.09枚、2月が10.38枚、1月が10.05枚だったため順調に採用枚数が増加している傾向です。
間違いなく【天盃】が平均枚数を押し上げている格好ですが、その他デッキでも【天盃】に対抗して手札誘発が多く採用されておりました。

4月はリミットレギュレーションも変わり、手札誘発の推移もまた大きく動くことでしょう。
どのような傾向になるか非常に楽しみです。

流行しているサイドデッキ