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【ラッシュデュエル】10月ラッシュデュエル大会結果分析

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~400の大会情報を#からふだ を元にXから拾って、その集計ならび報告を行っています。

10月大会環境の変化としては、9月末に『ストラクチャーデッキ 究極の青眼伝説』が発売され、10/14に『メガロードパック2』、10/23に『遊戯王ラッシュデュエル カードゲームガム』が発売されました。
10月ラッシュデュエルの優勝統計結果を見ていきましょう!


9月優勝統計

優勝シェア1位【青眼】

「ブルーアイズは戦いの中で輝く!!」
その言葉が示す通り、10月の大会環境で最も優勝していたデッキは【青眼】でした。

安定した高い攻撃力で常に攻めの姿勢を取り、揃えば攻撃力4500の「青眼の究極竜」が暴れ始める本デッキ。
最大の魅力はその攻撃力でしょう。
ストラクチャーデッキで構築しやすいのも嬉しいところ。

・【青眼】レジェンドカード一覧

レジェンドモンスターカードが固定となるこのデッキにおいて、個性が出るのは魔法罠です。

「天使の施し」「強欲な壺」でキーカードを集めようとする人がトータルとしては多いですが、「大嵐」で安全に攻撃を通そうとする傾向も強いです。
罠としては「魔法の筒」が非常に人気。
ミラー対戦時の「青眼の究極竜」へ痛烈なカウンターを構える形が見て取れます。

・【青眼】サンプルレシピ

https://x.com/tuitekoreruka/status/1712785753451970846?s=20

優勝シェア2位【ワンダーフュージョン】

8月に【ハーピィ】に1位を奪還され、9月に1位を取り戻した【ワンダーフュージョン】でしたが、ここに来て【青眼】に再び1位を奪われ2位に沈みました。
しかしこのデッキも息が長く6月に登場してから実に4か月大会環境の最前線で戦い続けております。

1枚でフュージョンを行うカードの中でも未だに破格の性能を誇る「セブンス・ワンダー・フュージョン」
ラッシュデュエルの顔となった「セブンスロード・マジシャン」もまだまだ大会環境のロードを走り続けることが予想されます。

・【ワンダーフュージョン】レジェンドカード一覧

レジェンドモンスターカードの傾向は分かりやすく、通常モンスターが好んで採用されていることが分かります。
先月から引き続き「サイバネティック・ワイバーン」が主な採用カードです。

レジェンド魔法は「天使の施し」が好まれており、ここは【青眼】と非常に似た傾向と言えるでしょう。
レジェンド罠は「ミラーフォース」「魔法の筒」が半々ずつ人気となっております。
【青眼】に入っている「究極の青眼伝説」を意識すると「ミラーフォース」は有効でない可能性がありますが、破壊できる分非常にリターンが大きいカード。人気も納得です。

・【ワンダーフュージョン】サンプルレシピ

優勝シェア3位【秘密捜査官】

1ターンの総攻撃力では【青眼】や【ワンダーフュージョン】の上を行く【秘密捜査官】が3位となりました。

「エーリアン・ソルジャー」により「レジェンド・マジシャン」とのデッキ単位での相性が良いこのデッキは「レジェンド・ストライク」による魔法罠除去と高い瞬間火力を武器に1ターンでライフの半分以上を、場合によってはライフ8000全てを持っていくことで大会環境でも一定の存在感を放っています。

・【秘密捜査官】レジェンドカード一覧

レジェンド魔法は「死者蘇生」が最も使われておりました。
墓地にカードを貯めることを得意としているデッキなため「死者蘇生」との相性は抜群です。

レジェンド罠としては「ミラーフォース」が人気でした。
1ターンで総攻撃力8000以上を叩き出せる【秘密捜査官】、下手にダメージを与えるよりも「ミラーフォース」で総攻撃を成功させる方が勝ちやすいという判断からの採用ですね。
デッキの個性が出ております。

・【秘密捜査官】サンプルレシピ

10月流行りのレジェンドカード(モンスター)

レジェンドモンスターで最も使用率が高かったカードは予想通りの「青眼の白龍」でした。
【青眼】デッキが使用率1位のため当然と言えます。
カードゲームあるあるとして、新たなデッキタイプが開発された時に一行で矛盾するタイプのデッキが登場することがあります。
ラッシュデュエルでも同じようなことが起きて【青眼抜き青眼】デッキみたいなデッキタイプが登場しない限りは【青眼】デッキのレジェンドモンスター枠は確定でしょう。

2位は「風帝ライザー」でした。
このカードは決まったデッキに採用されていた訳ではなく、別々のデッキに採用されておりました。
それでも2位に食い込む程採用されていたということから、汎用的に使えるレジェンドモンスターの中で最も人気のあるカードであると言えるでしょう。

ちなみに「風帝ライザー」が採用されていたデッキは
【ギャラクシー族】
【闇・魔法使い】
【サイキック族】
【魔将フュージョン】
【帝王】
【はぐれ使い魔】
【ドラギアスバースト】
の7つでした。

10月流行りのレジェンドカード(魔法)

レジェンド魔法の使用率1位は同率で「天使の施し」「死者蘇生」でした。
「天使の施し」は【青眼】などのデッキを回して切り札の早期降臨を狙いたいデッキによく採用され、「死者蘇生」は【秘密捜査官】などのデッキを回す力は充分にあるデッキの攻め手を1手増やすために採用される傾向になります。

ただしそれぞれの採用理由は近い関係にあるため、同じデッキでも「天使の施し」と「死者蘇生」どちらを採用するか意見が分かれている様子も見られます。

「天使の施し」採用デッキ:13つ
【青眼】6つ
【ワンダーフュージョン】3つ
【ブラック・マジシャン】1つ
【闇・魔法使い族】1つ
【セレブローズ】1つ
【ギャラクシー族】1つ

「死者蘇生」を採用したデッキ:13つ
【秘密捜査官】3つ
【青眼】3つ
【ワンダーフュージョン】2つ
【魔将フュージョン】2つ
【楽姫】1つ
【はぐれ使い魔】1つ
【アンデットバーン】1つ

10月流行りのレジェンドカード(罠)

レジェンド罠の一番人気は「魔法の筒」、攻撃力4500を跳ね返した場合相手のライフの半分以上が消し飛ぶのは快感ですね。

罠に対する破壊耐性を持つカードが増えてきており「ミラーフォース」に逆風が吹いているかと思いましたが、そんなことは無く3割以上の使用者がおりまだまだ人気。

個人的には折角ストラクチャーデッキに入ったので「落とし穴」も是非増えてきてほしいところ。
「落とし穴」新規お待ちしております。

「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」採用率

今回はいつもの集計に加えて各デッキの「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」の平均採用枚数を記録しました。
表の上から使用数の多いデッキ順に並んでおります。

この表を見るに、現在使用率の高い【青眼】【ワンダーフュージョン】【秘密捜査官】ではどちらも両方3枚採用されていることが分かります。
現環境を『「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」を如何に上手く使うかを競っている』と先月表現しましたが、この表を見るとそれが顕著であることが一目瞭然です。

「レジェンド・マジシャン」「レジェンド・ストライク」はどちらも非常に高額なため、持っていない人には辛い環境でしょう。
「レジェンド・ストライク」が非常に強力なため、ちょっと規制が恐ろしいところです。

まとめ

如何でしたでしょうか。
【ワンダーフュージョン】の牙城を崩した【青眼】は流石でした。
ストラクチャーデッキを軸に構築できるデッキで優勝できるのは大会参加へのハードルが下がるため、個人的には大歓迎です。
しかしストラクチャーデッキ産の優勝デッキは環境TOPに長くいることは難しいため、次第に中堅どころに落ち着くのではないでしょうか。

来月もお楽しみに!
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