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【遊戯王OCG】2024年2月遊戯王大会結果分析

割引あり

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。C.Bです。
毎月300~400の大会情報をTwitterから拾って、その集計ならび報告を行っています。

『レガシー・オブ・デストラクション』が発売され、環境に大きな変化が現れた2月。実に5種類のデッキの優勝報告が上がっており、その影響力を物語っております。
特に2月に大暴れした【天盃】、果たして全国的にどれくらい使われたのか、各地方で多いデッキは何なのか。

どんな手札誘発が増加したのか。

環境を数字で語っていきます!

是非最後までご覧ください!


2月優勝統計

2月に報告のあったデッキ数は368でした。
さっそく見ていきましょう!

優勝シェア3位【炎王】

1月にシェア1位を獲得し、2024年の環境TOPを取り続けるかと思われた【炎王】が3位となりました。

「スネークアイ」を構築に混ぜ込むことで手数と安定性を獲得して長く環境に存在し続ける【炎王】ですが、一気に環境に流行した【天盃】に押される形、または【天盃】を使ってみたい方の乗り換えによって大きく数を減らしました。
しかし、一方的に【天盃】に弱い訳でなく、余裕のあるデッキスロットに対策カードを投入することで様々なデッキに柔軟に対応することができます。

3位にランクダウンしていますが、まだまだ油断できないデッキとなっております。

優勝シェア2位【粛声】

『レガシー・オブ・デストラクション』により新規を獲得した【粛声】。
「増殖するG」「ドロバ」「ニビル」等の強力な手札誘発に対し非常に強く、相手からの妨害を躱しながら質の高い妨害を構えることが出来るデッキとして上位環境に君臨していましたが、新規の獲得によりその強みをさらに伸ばすことになりました。

しかし、高すぎる攻撃力と多すぎる攻撃回数を誇る【天盃】の猛攻を凌ぐことは難しく、シェア2位という結果に終わりました。

優勝シェア1位【天盃】

古のシンクロモンスター「トライデント・ドラギオン」をエースに据え、「令和の【ヌメロン】」と称されるほど後攻に特化した強さを持つ【天盃】。
1枚初動から容易にライフ8000を削り切ることができ、その動きの途中でメインフェイズ中の効果を受けない耐性、バトルフェイズ中の効果を発動できないロックをかけることもできるあまりに強力なワンキル性能を有しています。

先攻で敷く制圧が弱い、動きが一辺倒でメタが分かりやすいなどの弱点もありますが、メタの回っていない登場直後は大盛り上がりで全国的に【天盃】の優勝報告が上がっておりました。

その他環境の変化

その他の環境の動きとして、特に注目すべき項目は
①新規カードで勢力拡大【スネークアイ】
②耐性の鬼【幻奏】の台頭
③対面有利の増加【神碑】
の3点でしょう。

新規カードで勢力拡大【スネークアイ】

元々【炎王】でも高い採用率を誇り、大量展開による多彩な攻めを得意としていた【スネークアイ】ですが、新規カードの「蛇眼の大炎魔」により展開力UPと新しい攻め手を得ました。
展開系の宿敵「ニビル」に対する対抗手段を持ち合わせており、今後【スネークアイ】の数がさらに増加することが見込まれます。

実際にその様子はグラフにも現れており、【炎王】【粛声】が数を落とす中着々と優勝数を伸ばしております。
今後の動きに注目です。

耐性の鬼【幻奏】の台頭

2月に入って新たに環境上位に入り込んだデッキとしては【幻奏】が挙げられるでしょう。

幻奏の音女アリア」「幻奏の音女エレジー」による戦闘・効果で破壊されず効果の対象にならない耐性は現代遊戯王においても非常に強力で、そこに新規融合モンスター「幻奏の華歌神フラワリング・エトワール」による妨害を重ねてくるため非常に堅い先攻展開を有しています。
これを3種9枚ある1枚初動で行い、手札によっては2枚初動も持ち合わせているため非常に高い安定性と手札誘発貫通力で戦うというのが【幻奏】の戦術になります。

【天盃】の「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」にはモンスターを攻撃表示にされてサンドバッグにされるという負け筋が存在しますが、結構対策のしようはあるようで、完全不利ではない様子。
現環境でも戦える非常に良い新規を獲得しました。

対面有利の増加【神碑】

戦闘一辺倒な思考回路のデッキには、【神碑】デッキが刺さります。
【スネークアイ】【天盃】には「センサー万別」、【炎王】には「アトラクター」「次元の裂け目」など、環境TOPのデッキに対し非常に刺さりの良いカードを多く有することで様々なデッキに有利が取れるため、注目を集めております。
2月段階では優勝シェアTOP10入りしておらず鳴りを潜めておりますが、日本選手権もある3月は注意が必要です。

2月最終週は【神碑】の優勝数は0でした。寒波の影響で泉が凍ったのでしょうか?

2月優勝デッキの各週推移位

2月に入った瞬間に一気に数を伸ばしている【天盃】
1月は3週目に大きく数を減らした【スネークアイ】が同じく2月から徐々に数を回復させており、今後が期待できる動きとなっております。

3月以降の環境としては、常に【天盃】の超性能後攻ワンキルに怯えながら戦っていくことを強いられる環境となるでしょう。
多くのデッキで対策が講じられるようになり、「カイザー・コロシアム」「次元障壁」などの【天盃】を自由にさせないためのカードが散見されるようになっております。

これらのメタで【天盃】がどう抗うか、それによってまた環境が大きく動くことでしょう。

流行している手札誘発

手札誘発にも大きな動きがありました。
如実な変化としては「幽鬼うさぎ」の大幅増加でしょう。
【天盃】に刺さる手札誘発として今注目されております。
「屋敷わらし」の増加もバトルフェイズ中に蘇生を行う【天盃】を仮想敵とみなしての採用と思われます。

逆に「深淵の獣」「ディメンション・アトラクター」などは【天盃】側が採用していることが多いです。

これらのことから2月が如何に【天盃】を中心に環境が動いたかが分かる結果となっております。

手札誘発平均枚数は10.38枚、前月が10.05枚であるため平均枚数としては微増といったところです。
上位デッキの多くで手札誘発枚数が増加傾向でしたが、【インフェルノイド】などの特定のデッキではむしろ手札誘発を抜き独自路線を進んでいるデッキも多かったため微増に抑えられました。

手札誘発は打つ側も打たれる側も流行を把握しておくことは超重要、是非デッキ個別の手札誘発傾向も見ていってください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
全国的に遊戯王雀士が爆増した2月。
【天盃】のあまりの強さに恨み節すら聞こえるようになり、10年以上遊戯王で麻雀をしていた私としては嬉しいやら恨みを買いそうで怖いやら複雑な心境です。
まあ、私も【天盃】使っているんですが(笑)
日本選手権もある激闘の3月、どのように環境が推移していくか非常に楽しみです!

詳細分析

お待たせしました!
ここからはより環境にフォーカスした分析、
「#からふだ で見る日本地図」「TOP6デッキの詳細分析」「C.B注目デッキ」を行っていきます。

「TOP6デッキの分析」では
【インフェルノイド】【幻奏】【スネークアイ】【炎王】【粛声】【天盃】のレシピ集計から
・メインデッキに採用された手札誘発
・メインデッキに採用された汎用カード
・サイドデッキに採用されたカード
・参考レシピ
をまとめていきます。
各デッキの前月から今月の比較になっておりますので、環境に合わせて各デッキがどのように変革を迎えているかが良く分かります!

「C.B注目デッキ」では今環境を席捲している【天盃】についてまとめております。
#からふだ で見られた【天盃】を全てまとめましたので、どのような型がいたか是非ご確認ください!

#からふだ で見る日本地図

前回好評を博した「#からふだ で見る日本地図」!
2月も引き続き大公開!
その内前月からの変化とか見れるようにしたいなと思いつつ・・・

環境首位を見ていきましょう。
主に大会数の多い関東、近畿、九州で多くの【天盃】が優勝しているのが分かります。
それに抗うかのように関東~近畿に挟まれた中部では【神碑】が奮闘し、【天盃】の侵攻を阻止しました。
その他中国地方では【炎王】がその力を示し、環境を守り抜いているようです。

地区環境ごとで見ていくと、流行に敏感な関東は【天盃】が流行るとかなり【天盃】を使う人で固まるように感じます。
特に3位の【炎王】にダブルスコアをつけての優勝数1位はその傾向を顕著にしているでしょう。

関西では1位~3位までの顔触れは変わりませんが、その下に同数で【ふわんだりぃず】【幻奏】がランクイン。
関東とはまた違う、メタや絡め手が跋扈する環境であることを感じます。
今回の分布では【ふわんだりぃず】は多くが近畿に生息していました。
渡り鳥の北上でしょうか(笑)。

九州では【天盃】に首位は明け渡したものの【スネークアイ】【粛声】もピッタリと後ろをマークしており、いつでも環境TOPを狙える位置にいます。
さらには九州の特色「優勝デッキの広さ」が現れており、優勝数TOP10まで出しても下位優勝数が3を維持しています。
それぞれのデッキで高い練度を誇る方が、己の信じるデッキで優勝を目指している様子が感じられます。

その他気づいたことがありましたら是非コメントください!

TOP6デッキの詳細分析+おまけ

さて、TOP6デッキの詳細分析を始めていくのですが、どんな内容が公開されているかご存じ無い方も多いでしょう。
なので、参考として【ヴァルモニカ】の詳細分析を公開致します。
是非見てみてください!

【ヴァルモニカ】詳細分析

メインデッキ-手札誘発

手札誘発平均枚数は10.22枚、前月が8.5枚だったため全体的に手札誘発の枚数が増加していることが分かります。
新規カードが登場して1ヶ月が経過したことで、より構築が精査され手札誘発の採用枠をこじあけることができるようになったのでしょう。

「主な採用枚数」と「採用確率」から見るに、手札誘発の採用パターンは
①「増G」3枚+「うらら」3枚+「無限泡影」3枚+何か1枚
②「増G」3枚+「うらら」3枚+「幽鬼うさぎ」2枚+「ドロバ」2枚

のようです。
「幽鬼うさぎ」は【天盃】を睨むことができるカードとして注目されているため、今後採用率は上がっていくことが予想されます。

メインデッキ-汎用カード

汎用カードとしては「墓穴の指名者」が採用率100%を誇ります。
「天使の聲」「悪魔の聲」は「うらら」を受けませんが、新規カードの「天魔の聲選姫」、フィールド魔法の「天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』」、通常魔法の「ヴァルモニカ・シェルタ」と「うらら」を受けるカードは多く、対策は必須です。

デッキ枠の多くを「ヴァルモニカ」カードに割いてしまう影響で汎用カードの採用はあまり多くありませんが、「カイザーコロシアム」「魔法族の里」などの影響力の大きいカードは今後増えてくるのではないでしょうか。

サイドデッキ

サイドデッキは2デッキしか確認できず、充分な統計が取れておりませんが「ハーピィの羽根箒」は100%採用されていました。

全体的に後攻の捲りを意識した採用がされており、特に「禁じられた一滴」が採用されていることからアドバンテージを失おうとも自身の初動を通そうとする強い意志を感じます。

個人的に【ヴァルモニカ】に採用される「三戦の才」「心変わり」は固有の強みがあり面白いです。
「ヴァルモニカ」リンクモンスターは素材を効果モンスター1体と指定しており、これは「三戦の才」「心変わり」でコントロール奪取したモンスターで満たすことも可能です。

サンプルレシピ

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