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【遊戯王OCG】2023年12月遊戯王大会結果分析まとめ

割引あり

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~400の大会情報をTwitterから拾って、その集計ならび報告を行っています。

明けましておめでとうございます。
年末を彩る大型大会、そしてクリスマスに公開された新制限とドデカいイベントが目白押しだった2023年12月でした。
皆様の2023年遊戯王はいかがでしたでしょうか?
昨年の振り返り、スタートです!

そして年始1発目にやります!
プレゼント企画です!

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年始ということでいつもより豪華な通常ブースターパックをお届け。
応募方法は

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3ステップです!
■応募期間:1/10~1/24 23:59(2週間)
■当選者のXアカウントをC.B(@CB25306458)さん / X (twitter.com)から告知、当人へもDMさせて頂きます。
■鍵アカウント、DMのできないアカウントは当選者から除外させて頂きます。
■発送先は日本国内のみとさせて頂きます。

より多くの人に大会環境の統計が届き、少しでもデッキ構築の参考になれば嬉しいです!


12月優勝統計

12月に報告のあったデッキ数は328でした。
さっそく見ていきましょう!

優勝シェア3位【スネークアイ】

優勝数3位は【スネークアイ】でした!
2023年11月から数が大幅に伸びた【スネークアイ】ですが、12月には使用率3位まで昇り詰めました。
妨害を踏み越える手数が非常に豊富であり、ニビルを食らおうとも妨害とリソースを確保して確実に相手を消耗させられる点が大きな強みのデッキです。
ただし、優勝数としては1位2位に水をあけられている印象、特に【炎王】には「スネークアイ」カードが多く採用される傾向があるため【スネークアイ】独自の強みが問われています。
「蛇眼神殿スネークアイ」等のテーマカードをどれだけ活かせるか、今後の活躍に期待です。

優勝シェア2位【R-ACE】

優勝シェア2位は【R-ACE】でした。
非常に長く大会環境に君臨した2023年王者は12月も余裕の優勝シェア2位です。
長い大会環境の推移の中で様々な派生をしてきましたが、「賜炎の咎姫」が登場してからの展開の研究と手札誘発の乗り越え方への研究が特に活発だったように思います。
2024年1月からのリミットレギュレーション変更での主な規制対象となりましたが、果たして規制後どれだけやれるのか。
私の予想としてはまだまだTOP10入りは問題なく果たしてくると思っています。

優勝シェア1位【炎王】

12月の優勝シェア1位は【炎王】でした。
「スネークアイ」と組み合わさることで手数と展開力を伸ばした【炎王】の快進撃は2024年も続きそうです。
リミットレギュレーション変更による影響を一切受けていないため、フルパワーで新年を迎えております。
「炎王」による対破壊への実質的な耐性、「スネークアイ」による初動の安定性とリソース回復能力が合わさった結果、オールラウンドに強い中速デッキとなりました。
このデッキを止めることができるテーマが現れるのか、はたまた公式から「待った」がかかるのか、こちらも目が離せません。

その他環境の変化

その他の環境の動きとして、特に注目すべき項目は
①12月前半に大きく数を伸ばした【霊獣】
②安定の中堅【粛声】【スネークアイ】
③少し数を落とし始めた【ホルス】
④2024年も最前線【ディアベルスター】
の4点でしょう。

12月前半に大きく数を伸ばした【霊獣】

11/25の発売以降、様々な研究が進められた【霊獣】は12月頭に数を伸ばし、12月2週目には優勝シェア3位になるほど急激に増加しました。
強力な手札誘発である「ディメンション・アトラクター」を採用することができ、高い展開力と1枚初動による安定感が優勝の一助となったようです。
先攻展開としては
・「聖霊獣騎 レイラウタリ」による除外除去
・「聖霊獣騎 ノチウドラゴ」による対象耐性
・「聖霊獣騎 ガイアペライオ」による万能無効
・「I:Pマスカレーナ」による展開
・「霊獣の連契」による破壊
が主な妨害手段のようです。
フリーチェーンで逃げることができるカードも多い上に、罠の妨害を構えることができる点で優秀な妨害手段を持っています。

安定の中堅【粛声】【スネークアイ】

中ほどの順位を安定して進んでいるデッキが【粛声】と【スネークアイ】
11月の3位は【粛声】が、12月の3位は【スネークアイ】が取りましたがその差は僅差となっております。
【R-ACE】がリミットレギュレーション変更で沈む中、次に浮き上がってくるデッキはこれらが有力候補、実際に新リミットレギュレーションでの大会が開催され始める12月4週目には【R-ACE】が大きく数を減らし【R-ACE】【スネークアイ】【粛声】【ラビュリンス】が数で肩を並べる形になっております。
【炎王】1強になるのではないかと恐れられている2024年1月環境。
中堅どころとなり得るこれらのデッキがどれだけシェアを伸ばせるかで環境が大きく変わりそうです。

少し数を落とし始めた「ホルス」

今回ホルスが採用されていたデッキは29デッキ。
8.2%のデッキで採用されていましたが、今まで採用率10%を切ったことが無かっただけに明確に数が減ってきた印象を受けます。

以下が12月に「ホルス」を採用していたデッキです。
【ホルス】21つ
【インフェルノイド】2つ
【ティアラメンツ】2つ
【オルフェゴール】1つ
【センチュリオン】1つ
【レッドデーモン】1つ
【超重武者】1つ

主に【ナチュルホルス】で採用が見られましたが、【ナチュルホルス】のキーカード「琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ」が禁止となり、優勝数が減ってしまう危険性が特に高いデッキとなっております。
それに伴い「ホルス」が環境から大きく数を減らしてしまう可能性あり、でしょう。

2024年も最前線「ディアベルスター」

【炎王】【R-ACE】【スネークアイ】の全てでよく使われているだけに、「ディアベルスター」の12月優勝デッキ全体での採用率は34.4%と非常に高くなっております。
関連カード含めリミットレギュレーション対象になっておらず、2024年も大活躍が期待できます。

以下が12月に「ディアベルスター」を採用していたデッキ一覧です。
【炎王】52つ
【R-ACE】38つ
【スネークアイ】21つ
【インフェルノイド】6つ
【召喚獣】2つ
【ドラグマ】1つ
【ピュアリィ】1つ
【ホルス】1つ

【炎王】における初動の一端を担う「ディアベルスター」はご覧の通りの多さであり、今後も大きくは変わらないでしょう。
新たなところでは【インフェルノイド】が採用し、出張先がまた増えたため大会で見ない日は無いほど八面六臂の活躍をしております。
2024年も「黒魔女ディアベルスター」にとって多忙な年となりそうです。

12月優勝デッキの各週推移位

意外と【炎王】も上下しており、【R-ACE】もほぼ同程度の数常に優勝し続けている2強の環境だったことが分かります。
それに食らいついている【粛声】【スネークアイ】は確かな強さがありますね。
一時的とはいえ使用率3位となった【霊獣】も、12月3週目に大きく数を減らしてしまいました。

このタイミングは新リミットレギュレーションの予想が多く行われたこともあり、環境TOPを走っていた【炎王】【R-ACE】も「篝火」の規制に怯え数を減らしております。
その後「篝火」無制限「EMERGENCY!」制限と判明した後の【炎王】の伸びと【R-ACE】の減少が来月環境を物語っているようです。
新リミットレギュレーションの縮図が12月4週目の優勝統計だと考えると、【炎王】1強となり【R-ACE】【スネークアイ】【粛声】【ラビュリンス】がその後を追う形となることが予想されます。
果たしてどうなるか、来月が楽しみです。

流行している手札誘発

大きく動いたのは「ニビル」と「ドロバ」。
「ニビル」39.4%(+15.0%)ということは139.9人(+53人)、「ドロバ」34.9%(+8.7%)は123.9人(+30.8人)メインデッキに投入している人が増えているということ。
ハイリターンな手札誘発が増加している様子から、環境TOPデッキの手数が如何に多いかが伺えます。
また、「ディメンション・アトラクター」も増加しています。
【R-ACE】にはあまり有効ではありませんが、【炎王】【インフェルノイド】などはクリティカルに効く手札誘発のため、デッキを非常に選びますが間違いなく状況を一変させ得るパワーカードです。

代わりに大きく減ったのが「エフェクト・ヴェーラー」
27.9%の99人がメインデッキに採用しているところからまだまだ使用者はおりますが、-18.1%の64人もメインデッキに不採用としたところから手札誘発の流行が移っていっていることが分かります。
【R-ACE】には「賜炎の咎姫」が登場したことで「エフェクト・ヴェーラー」が効かなくなり、【炎王】には登場時から有効でありません。
【スネークアイ】は手数が多いため「エフェクト・ヴェーラー」1枚では止められず、【粛声】は「粛声なる結界」によりケアが可能、と環境TOPのデッキに対して悉く刺さりが良くないため数が減ってしまったのでしょう。

手札誘発の平均枚数は9.26枚、11月から-0.33枚と微減しました。
【R-ACE】【インフェルノイド】などデッキによっては3~6枚程度しか手札誘発を入れていない場合もあり、デッキ毎の手札誘発がかなりバラけている印象です。
「詳細分析」での各デッキの手札誘発の推移を是非ご覧ください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
『TERMINAL WORLD』により環境中堅の層が厚くなった12月大会環境。
今までの『デッキビルドパック』同様ここから新規が登場しさらに暴れることがあるのか。
そして『LEGACY OF DESTRUCTION』によって登場する【光の黄金櫃】【天盃龍】、新規が登場する【粛声】【ライトロード】等がどれだけ環境に影響を及ぼすか。
ここら辺が1月新規の注目ポイントではないでしょうか。
厚い中堅層が上位デッキを追いかける展開、ひっそりと開発された相性有利デッキが出てくることを期待します!

詳細分析

お待たせしました!
ここからは環境に多い各デッキの分析を行っていきます。
「ディアベルスター」がどのようなカードとセットで使われていたかを徹底分析します!

各デッキの分析では使用率TOP6の
【霊獣】【粛声】【ホルス】【スネークアイ】【R-ACE】【炎王】のレシピ集計から
・メインデッキに採用された手札誘発
・メインデッキに採用された汎用カード
・サイドデッキに採用されたカード
・参考レシピ
をまとめていきます。

環境をより詳細に読み解くことができると思います。
是非お読みください!

「ディアベルスター」統計

「ディアベルスター」を採用しているデッキにおいて、どのような「罪宝」を採用しているのか、どのような「炎属性レベル1」が採用されているのかの一覧です。
多くのデッキが「原罪宝-スネークアイ」を採用理由としているのは自明の理ですが、「蛇眼の炎燐」「スネークアイ・エクセル」が【炎王】【R-ACE】【スネークアイ】で広く採用されているため非常に高い採用率となっております。
特徴的なのは「ジェット・シンクロン」。
チューナーであるためシンクロモンスターと合わせて採用される、かと思いきやシンクロモンスターの採用率とは6.6-2.5=4.1%の開きがあります。
事故蘇生効果を持っていることを利用したリンク召喚のための素材として使用されるケースがむしろ多いようです。

【霊獣】詳細統計

メインデッキ-手札誘発

11月→12月変化

【霊獣】は11月優勝数が1デッキのみだったためサンプル数が少なかったですが、今回18デッキ優勝し統計らしいデータが取れるようになりました。
【霊獣】の特権である「ディメンション・アトラクター」までは採用率が100%となっており、「ニビル」は多くの人が採用しているカードくらいの位置になっております。

平均手札誘発枚数は9.78枚。
「増殖するG」「うらら」「アトラクター」で8枚入れることが多いため、その後「ニビル」を1枚採用し「無限泡影」「ドロバ」「屋敷わらし」の中から1枚どれかを選ぶような形が多く見受けられました。

メインデッキ-汎用カード

汎用カードとしては2種の「指名者」は多くのデッキで採用されております。
「うらら」「ドロバ」を重く受けてしまう都合上「指名者」は手放せないようです。
【霊獣】の強みとして「次元の裂け目」の採用がありますね。
「増殖するG」「ドロバ」等の手札誘発は「ディメンション・アトラクター」「次元の裂け目」下では発動できないため、実質的な手札誘発封じとして機能します。
そう考えると他デッキよりも「指名者」ポジションのカードを多く採用できるこのデッキは手札誘発に強い側面があるのかもしれません。

サイドデッキ

11月→12月変化

11月はサイドデッキのデータが0でしたので、12月データが統計初出となります。
モンスターは「ディアベルスター」に対し「ドロバ」、「スネークアイ」に対し「ニビル」、【インフェルノイド】に対し「ロンギヌス」と相手に合わせた切り替えができるよう有効なカードを揃えてきている印象です。

魔法カードは苦手な後攻の捲りを手助けするカードのラインナップ。【R-ACE】を意識した「ハーピィの羽根帚」が多いです。

罠は後攻捲りの「拮抗勝負」もですが、「マクロコスモス」が特徴的です。
魔法罠の墓地効果も許さない構えで「ディアベルスター」を完全に刈り取ることができます。

サンプルレシピ

再告知

さて、この先では【霊獣】と同様の形で詳細に分析した【粛声】【ホルス】【スネークアイ】【R-ACE】【炎王】を紹介しております。
特に注目度の高いデッキ達のため、是非ご覧ください!

また、今回冒頭でも述べましたがプレゼント企画を行います!
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3ステップです!(応募期間、注意事項は冒頭へ)
ご応募お待ちしております!

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