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THCV入CBDオイルを使う、少女の命は救われました

今回は公共性が認められると思い、noteを書きました。

目的は、あなたがTHCVの微量入ったCBDオイルを必要とするならばアクションするべきことをお伝えするためです。

厚生労働省監視指導麻薬対策課の方に直接会い、即日電話にて確認した上で書いています。


厚生労働省医薬局監視指導・麻薬対策課の名刺

先日、THCVが指定薬物として指定されました。(詳しくはこちら

この指定に関しては厚労省の勇み足だと思います。

THCVは確かに多量に摂取することで、多少のハイを得られるかもしれませんが、健康被害に関しての報告はなさそうです。

THCVが自然と入っているフルスペクトラムCBDオイルやブロードスペクトラムCBDオイルを普段から使っている方にとって、急に違法な指定薬物されることは、心身に辛い話でしょう。


普段THCVが入っているCBD製品をご活用なさることにより健康状態を改善されている方で、製品の活用を主張出来る方に向けての発信です。

こちらのリンク最下部をプリントアウトし、ご自身の情報を入力して2023/9/10になる前になるべく早く提出してください。

THCVを含有するCBD製品の特例使用許可

が出せることになりました!(2023年12月7日追記)
詳しくはこちらをご覧ください。

私たち国民は誰でも、人間的な生活を送ることができる権利。生存権を持っています
また、緊急避難と言う概念をもって、THCVが少量含まれているだけのCBDオイルは使い続けることが出来るかもしれません。これまでご自身のケアに使っていたCBDオイルに、微量のTHCVが入っていているものを使い続ける必要がある方はすぐに行動してください。


今回は、難治性癲癇(てんかん)を患う女の子が使っているTHCV入りのフルスペクトラムCBDペーストを使い続けるようにして欲しい

その訴えを届けるための行動によって、得られた情報でした。

THCV入りのフルスペクトラムCBDペーストを使い続けられるようにしたい

8月31日(木曜日)、目を耳を疑った指定薬物のニュースが飛び込みます。

THCVを指定薬物とする


THCV Chemical formula

THCVは、合成カンナビノイドではなくブロードスペクトラムCBDやフルスペクトラムCBDからも普通に検出されるレアカンナビノイドです。

THCの名が冠されていますが、植物成分に自然に入るTHCVでハイになる(陶酔作用を引き起こす)ことはありません

少量のTHCVはむしろ、THCとは陶酔作用の点については逆の作用です。
また、2型糖尿病や食欲の減退など様々な薬効に期待
がされています。

2010年には、CBDと同様に癲癇(てんかん)の症状にも効果があるのではないかとの論文も発表されています。

私たちが事業を始めてから6年、THCVは実に多くのCBD製品に入っていましたが健康被害の報告は一切ありません

それどころか、私たちは癲癇の症状がある少女に、THCVも微量に入ってるPharma Hemp社のフルスペクトラムCBDペーストを数年に渡り使ってもらっていました。

9月10日から、Pharma Hemp社のフルスペクトラムCBDペーストを持っていては逮捕される可能性がある?

そんなバカな話があって良いわけがありません。

命と、何の害もない物質を禁止する法律を天秤にかけられる訳がありません。

是が非でも、このPharma Hemp社のフルスペクトラムCBDペーストを使い続けてもらうように尽力しなければなりませんでした。

私はPharma Hemp社代表の望月社長と共に、まずは少女を助ける気持ちだけを持って行動を開始したのです。

なぜ、Pharma Hemp社のフルスペクトラムCBDペーストが必要なのか

その少女を知ったのは、皆様ご存知の高樹沙耶さんが弊店をご紹介してくださったからです。

その御縁により、少女”渡久山 愛ちゃん"へのサポートをすることになります。


初めて相談を受けた時、愛ちゃんは2歳9ヶ月。

これまでにお客様から受けた相談の中でも、群を抜いて危機迫る状況でした。


「愛ちゃんの症状」

・大田原症候群(指定難病146)
・ミトコンドリア病(指定難病21)
・脳室拡大

1.24時間毎日、30分から1時間のうちに癲癇の発作
2.目は見えず、嚥下も少しだけ。機能全廃(四肢 /肩関節・肘関節・手関節・手指の各関節可動域がとても少ない状態でのこと。)
3.薬を17種類処方

2019年初夏のことです。

このとき数ヶ月の余命宣告を受けていた愛ちゃん

様々なCBD製品の可能性を探りましたが、「フルスペクトラムCBD」は譲れないラインであることを確信。

しかし嚥下(えんげ・飲み込むこと)も出来ないので、フルスペクトラムCBDオイルを断念。

「医療大麻の真実」著者である医師の福田一典先生とも相談しながら、Pharma Hemp社のフルスペクトラムCBDペーストに辿り着きます。

福田一典先生の紹介画像

摂取方法も工夫をしながら、やがて明らかな効果が出るようになりました

原価半額で行っていたサポートは、Pharma Hemp JAPAN全面協力のもとで無償サポートに切り替わります。

私はその後も個人的にサポートを続けました。

渡久山愛ちゃんがいる沖縄に2度訪問、愛ちゃんのご両親は折に触れ丁寧な手紙を送って下さいました。

症状が緩和したものの、何度か大きなピンチも訪れます。

症状のことが中心でしたが、法律的なことでも危機はありました。

時々、みどりの輪でやはり癲癇の子供達を支援している正高佑志先生にもご尽力いただき、愛ちゃんの懸命な戦いに寄り添ってきました。

やがて、17種類全ての処方されていた薬を辞めました。

ケトン食(てんかんに対する食事療法)とフルスペクトラムCBDペーストのみでの生活。

余命宣言から4年が経過し2023年の4月、渡久山愛ちゃんは小学校に入学しました。


愛ちゃん入学

フルスペクトラムCBDはアントラージュ効果(CBDやTHCV等のカンナビノイドに加えて、生きたままのテルペンを使うことにより各効能が数倍にもなり得る大麻製品特有のシナジー効果のこと)があって効きやすいことは、25年前の1998年に提唱されています。

しかし、その複雑な作用機序は今もって完全な解明はされていません。

そのため、効能のあるフルスペクトラム製品をいきなり切り替えることはとてもリスクが伴うのです。

法律が切り替わることがわかっても、Pharma Hemp社のフルスペクトラムCBDペーストを諦めるわけにはいかなかったのです。

衆議院議員 務台俊介先生、及び厚生労働省担当の職員から直接の助言

今、厚生労働省の監視指導麻薬対策課は大麻取締法改正に向けて、大変忙しいはずです。

そんな中、運良く直接の助言を賜りました。

私達は9月4日(月)の時点で、狙いはどなたかに陳情をして厚労省監視指導麻薬対策課へ電話連絡してもらうこと。

そのような中、奇跡のツテを手繰り寄せます。

長野県選出の自民党衆議院議員 務台俊介先生とお会いすることになりました。

9月5日(火)午前
電話で「1分での説明を。」と求められたものの、何とかお会いして話したい旨を伝え、御多用の中で時間を作ってくださることになったのです。

約束は翌9月6日(水)の15時。

それまでに、状況がわかるようにこれまでの経緯をしたためて、愛ちゃんのお父さんとのメールやLINEのやりとりをプリントアウトして速達郵便を出しました。

9月6日(水)当日の15時、約束の場所には務台先生。先生が呼んでくださった2人の男性が待っていました。

そこには私が出した速達が広げられているばかりか、更にそのコピーを他の2人の男性が広げてお読みくださっていたのです。

なんと2人の男性は、厚生労働省 監視指導麻薬対策課の担当者でした。

務台先生が緊急で調整をしてくださったのです。

大麻取締法改正や包括規制の件で最も忙しいお2人が時間を作ってくださって助言をしてくださったのです。

例外の話

THCVが微量入っているCBDオイルを使えるように例外を勝ち取れる可能性をご教示くださったのが、先ほど貼ったリンク

指定薬物及び同法第七十六条の四に規定する医療等の用途を定める省令の一部改正について

です。

ここには例として、一酸化二窒素についての特別な利用用途について書かれています。

一酸化二窒素は指定薬物ですが、人の身体に害を与えるものでなければこれを認める。との文言があらかじめ明記されました。

過去に流行った「シバガス」の乱用を止めるために設定された物質です。

大気中にも存在するものなので、「乱用するための所持や販売すること」が禁じられているものなのです。

THCVは指定薬物にされた以上、非検出(ND)ではない限り輸入は難しいのですが、これまで同様検査する際の下限値設定はありません。

当たり前ですが、渡久山愛ちゃんは乱用するために使っているのではありません。

命を繋ぐため、笑顔のために使っています。

愛ちゃんとお兄ちゃんの笑顔

ですので、医療用途として使う旨を厚労省医薬局監視指導・麻薬対策課に申請します。

同様に、もしあなたが今微量のTHCVが含まれているCBD製品を使っている場合で、それが生存権に関わるものなら今すぐに記入して9/10の消印までに投函してください。

申請されて許可が出るのか、追加の書面を求められるのかはわかりませんが、何もしなければ以降使い続けるのはリスクを伴います。

監視指導・麻薬対策課と麻薬取締をする方々(麻取・警察等)は全く別の組織の人なので、いずれにしても気を付ける必要はあります。

今回、正直に言えば監視指導・麻薬対策課の2人は取り締まりをしない旨の約束はしてくれませんでした。

しかし、ロボットと話をしているわけではありません。

渡久山愛ちゃんの実情も、微量での乱用が出来ないこともよくご理解なさっていると感じています。

更に、お問い合わせも無数にある中でしたが、面談後の確認の電話にも快く応じてくださいました。

務台俊介先生は、東京大学法学部をご卒業なさっています。

生存権が優先される、「緊急避難*」という概念で、使わなきゃ死んじゃうんだろ?取り締まったりしないよ、大丈夫。」と心強い後押しをいただきました。

*緊急避難…より重い価値を守るためには通常の規則も乗り越えても罪に問われないという概念

あなたに緊急避難の優先される立場がおありなら、今すぐに行動してください。

https://www.jhnfa.org/tokuhou272.pdf

務台俊介先生より続報

その後、9月9日(土)に、務台先生よりメールを頂戴しました。

ー・ー・ー・ー・ー・
お会いした翌日の自民党厚生労働部会、薬物委員会の会合で、この件を取り上げ、参加国会議員の前で、厚労省の幹部から、「適切な対応を行う」との返事を得ています。運用のご心配は大丈夫です。

務台俊介
ー・ー・ー・ー・ー・

なんとも心強いご連絡、より安心しました。

家族の思い


渡久山家の1日

私が普段連絡を取り合うのは、お父さんの渡久山大志さん。

正直な話、たくさんの発作が起きる娘さんがいるのは大変なのでは?と、一般的には考えると思います。

でも、そうじゃない。

愛ちゃんがいることで、渡久山家はとても幸せに暮らしているのです。

必要なのは、それだけ。

愛ちゃんだけではなく、渡久山家が普通に暮らしていけるようにすることをサポートするのが国家の役割です。

今回は、その姿勢を示してくださったと信じています。

*この記事は、薬効を保証するものではありません。
CBDの利用には、担当医とご相談してからお決めください。


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