見出し画像

2007.4.21 Cloudberry Jam Live at 長崎県美術館

メンバーと沢山の会話を持てた岡山から一夜明けたこの日、長崎へと向かうYahとSizuhikoさん、私。
慣れない土地だけに、気の知れた仲間がいるのは心強い。

新幹線〜特急かもめと乗り継ぎ、4時間近くかけて長崎へ到着。
路面電車に乗り、中華街でちゃんぽんなどを食べた後、長崎県美術館へと向かった。

中華街から美術館へと歩く間、出島資料館の前を通り、長崎港や稲佐山などが一望できる海岸沿いの道を歩いた。
穏やかな空に心地よい風が抜ける。
Cloudberry Jamのライブを見に来たという目的すら忘れそうな景色だった。

画像1

しばらく歩くと、綺麗なガラス張りの建物を発見
なにやら音が聞こえてくるので歩み寄ってみると、ちょうどリハーサルの最中だった。

にんまりと眺めていると、Sizuhikoさんがなにやら張り紙を発見。
チケットの通番ではなく、ここで配布する整理券の順番で並ぶらしい。
20番台の整理券を貰い、「これじゃあ、チケットぴあ先行予約の意味ないよなぁ…」と思いつつ、美術館を見て回ることにした。

長崎県美術館

だいぶ歩いたので、まずはカフェで休憩。
ここでは長崎だけに、コーヒーの相手はカステラを選ぶことにした。
カフェにはインターネットにつながる2台のパソコンが置いてあるのですが、そこに座った女性が見てたサイト、どこかで見覚えが…
と思ったらうちのサイトでした、ありがとうございます!

画像2

そして、Cloudberry Jam がライブを行うきっかけにもなった「北欧モダン デザイン&クラフト」の企画展を鑑賞し、再び景色の良い外に出た。

私たちと同じ気持ちで外に散歩に出ていたメンバーたちと遭遇。
少し会話を交わした後に、会場入り口に並ぶことにした。

開場

長崎は、250枚のチケットが完売したという話を聞き、ライブ前から高い期待を抱いていた場所。
夕暮れ色から薄墨色に染まりつつある19時、50人を超すであろうファンが集まっていた。

Cloudberry Jamのライブを最前列で見るなんて考えられなかった、解散前のライブを思い出し、少し感傷的になった。
早い者勝ちの整理券が必要なことは事前に知りたかったが、列を捌くスタッフも手慣れた感じで、これまでの会場とは違った安心感もあった。

そして20時を少し過ぎたところで、開場。
20番台の整理券、最前列では見れないんじゃないか?と不安になったが、なんとか最前列 Jorgenサイドを確保。
あとは開演を待つだけだ。

開演

ステージ背面にある一面ガラス張りの壁には、稲佐山の夜景が広がる。
ステージ全面は250名ものファンと、数十人の美術館スタッフが集まり、300人ほどに膨れあがっている。
同じくガラス張りのエレベーターが動き、2階のバックステージからメンバーが降りてきた。

Jennie: Konbanwa!
ここに来れてとても嬉しいわ。
長崎に来たのは初めてなんだけど、ここは本当に美しい街ね。
今日はみんなが美しい時間を過ごせるといいな。

ここで、Jonathanがドラムを叩く。
「Walkin’ in my sleep」の始まりだ。

Jennie: Thank you very much!

そして、「My ever changing moods」へ。

Henrik: Thank you!
Jennie: Thank you!
次にプレイする曲は、(MC聞き取れず)、時々(MC聞き取れず)なの。
「Monday’s back in town」

ここで5公演目にして初披露となる「Monday’s back in town」
こんなすばらしいレパートリーをツアー後半まで隠し持っておくなんて!

オーディエンスの数が今までと比較にならないほど多いこともあり、開場は割れんばかりの拍手が沸き起こる。

Jorgen: Wao, Thank you!
Henrik: Thank you very much!
Jennie: Sugoine!
Ok,「No one else to blame」

間髪入れずに「Roll tha dice」へ。
この、曲が切り替わる瞬間がたまらなくかっこいい。

Jorgen: Arigato gozaimasu!
Thank you Nagasaki!
なんて素晴らしい景色なんだろう!
なんて美しい街なんだろう!
長崎のみんな、ありがとう!

そして、指を鳴らして「Let the man」
さらには、Jorgenの

Jorgen:「Going further」

のかけ声と共に「Going further」へと移り変わる。

Jorgen: Wao, Thank you!

そして、岡山で初披露した「Do what I wanna do」へ。

Henrik: Thank you!
Jennie: Thank you!
次の曲は新曲で、iTunesでダウンロードできるの。
「Thinking of you」
Henrik: Thank you!
Jennie: Thank you very much!
(MC聞き取れず Jennieのダンスの話)
何年か前にDuoでプレイしたときのビデオを見たの。
(MC聞き取れず)
Jorgen: とてもクールだと思うよ(笑
Jennie: Thank you!
私もそう思うわ(笑
あなたのギターもとてもクールよ!(笑
Jorgen: Arigato gozaimasu!
Jennie: それじゃ、新曲を2曲プレイするわ…
Jorgen: (JennieのMCを遮るように)
ニューアルバムは「right here, right now」って言うんだけど、あそこで売ってるから、もし持ってなかったら買っていって!
Jennie: そしたら、私たち、また来ることができるわね!

ここで「So happy」をプレイ。
終わりのパートになってもJorgenはギターを弾き続け、もう一回りのプレゼント。

Jorgen: (メンバーに)プレイを止めることができなかったんだよ、ごめんね。
Jennie: (MC聞き取れず)

と言い、「Mesmerized」へ。

Henrik: Thank you!

ここでも大歓声があがり Jorgen が

Jorgen: 沢山の人が集まってくれて嬉しいよ。
Thank you so much!
Jennie: 今夜は昔からの友達が沢山集まってくれてるわね。
(MC聞き取れず)、あなたは福岡のBlue Noteに来てくれてたわよね。
Jennie: Akiko, Hello!
hacchi!

東京のライブでもないのに名前を呼ばれ、びっくりしてしまいました!
油断してはいけないですね(笑

Jennie: とても楽しいわね。
昔からの友達もいるし、とても古い曲をプレイするわ。
みんな知ってるかな?「Elevator」
Henrik: Thank you!
Jennie: Thank you!

1stアルバムから懐かしい曲のあとは、2ndアルバムからの懐かしい曲「Anothe moment follows」が始まった。

Jorgen: Wao, You’re great!
Thank you!, Thank you!, Thank you!
Jennie: Domo arigato gozaimasu!
Jorgen: 今日はここに来れて本当に嬉しいよ。
一面美しいガラス張りの、美しい美術館…
Thank you!, Thank you!, Everybody!

沸き起こる歓声に、たくさんの感謝を表すJorgen
今度はニューアルバムから「I take you where you wanna go」だ。

Henrik: Thank you!
Jorgen: Arigato gozaimasu!
Henrik: Genkidesuka?
Sugoi! Sugoi!
Jennie: 今日、最後の曲よ「Your love」

と言い、「Your love」へ。
終わると見せかけてもう一回りの演出は、Jorgenのギターがきっかけになることが多かったが、今回はJonathanのドラムからだった。

Henrik: Arigato gozaimasu!
Jennie: Thank you!
Jorgen: Thank you very much!

これだけに人数がいると、拍手の量も桁違いだ。
ガラスが割れてしまうんじゃないか?と心配になるくらいのアンコールだ。

Jorgen: Arigato gozaimasu!
Jennie: Ok、何曲かプレイするわ。
(開場の閉館時間を気にして)あまりたくさんの曲をプレイする時間はないと思うけど…

と言い、「Radio」へ。
これもいったんは終わったものの、今度はHenrikのキーボードをきっかけにもう一回り。

Henrik: Thank you!
Jennie: Thank you!
私たちが初めて日本に来たときはほとんど、ほとんどじゃないわ、いつもね。
JorgenとHenrik、私の3人だったんだけど、今はそうじゃなくて何人かの仲間が増えたわ。
紹介させて、Martin、彼はベースをプレイしているの。
Robin、サックスをプレイしているわ。
そしてJonathan、彼はドラムをプレイしているわ。
「I sit a while considering」
Henrik: Thank you!

そして、「Nothing to declare」へ。

Jennie: Thank you so much!
Jorgen: Thank you very much!
Oyasumi!
Henrik: Oyasuminasai!

と会場を後にするも、盛大な拍手に押し戻され、すぐにステージへと戻るメンバー。

Henrik: Thank you very much!
Jorgen: (MC聞き取れず)
Thank you very much!

ずいぶん間を空け、Jennieが小声で

Jennie: Chotto matte kudasai!

なにやら準備ができていなかったようだ。
そして、「Connected」へ。

Henrik: Thank you! Thank you!
Jennie: 「Easy」

と、熱のこもったプレイを披露。

Henrik: Thank you very much!
Jennie: Thank you so much!
Henrik: もう1曲プレイする時間はあるの?
Jorgen: もう1曲!
もう1曲プレイするよ、今日は聞いてくれてありがとう!

と、「Summerbreeze」へ。

閉館時間のことをしきりに気にしていたのは、閉館時間の決まっている県立美術館への配慮だろう。
でもこうして、アンコールの時間を設けてくれたのは美術館側のはからいと、オーディエンスの熱意かも知れない。

Henrik: Thank you very much!
Jennie: Thank you!

と、締めくくった…

Jorgen: Ichi, Ni, San, Si

なんと、再びJorgenがギターを弾き出した、そして

Jorgen: Robin!

と、サックスのソロを促す。
Robinは即座に前に出てきて、なめらかでソウルフルなサックスを披露した。
実に見事なコンビネーションだ。

Jennie: Thank you!
Jorgen: Thank you very very much!
Thank you!
Henrik: Thank you so much!

メンバーはステージに上がったときと逆の手順で、つまりガラス張りのエレベーターを2階へと上りステージを後にする。
その間も拍手が鳴りやむことはない。
2階の通路からひょっこり顔を出したJorgenに大歓声が沸き起こり、この日のライブは終わった。

終演

ここ長崎でのライブは、ガラス張りの会場だけに若干音が割れるようなこともあったが、均整の取れた音質、安定した演奏。
いろんな意味で安心して聞くことのできたライブだった。
オーディエンスの反応も良く、メンバーも気分良く演奏できた様だ。

ライブ中、周囲を見渡したところ「Elevator」と「Nothing to declare」くらいしか口ずさめない人が多かったように感じた。
「解散前に好きで、長崎に来ることをきっかけに再結成を知った」ファンが多かったとすれば、新しい層へのアプローチができたわけで、すばらしいことだ。

画像3

海沿いの店、いつものメンバーでビールを飲んでいると、Jennieがやってきた。
岡山での雑談の続きをして解散。
なんとも、Summerbreezeな夜だ。

Set List

Walkin’ in my sleep
My ever changing moods
Monday’s back in town
No one else to blame
Roll tha dice
Let the man
Going further
Do what I wanna do
Thinking of you
So happy
Mesmerized
Elevator
Another moment follows
I take you where you wanna go
Your love
Radio
I sit a while considering
Nothing to declare
Connected
Easy
Summerbreeze

サポートはCloudberry Jamをより深く知るための活動に使わせていただきます。