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社交不安症のカウンセリング:認知行動療法カウンセリングセンター山口店

認知行動療法カウンセリングセンター山口店担当です。今回は人目が気になるなどの社交不安症を克服するためのカウンセリングについてまとめてみたいと思います。


社交不安症とは

他者と関わる場面において、他者による否定的恐怖を恐れその状況を回避してしまうことで生活に支障をきたす困りごとです。ハラスメントやいじめなどの実害は実際にはないにも関わらず他者との関りを恐れてしまいます。

不安や恐怖を感じる社交場面の例
・人前での会話
・食事場面
・人前で字を書く
・自分の意見を言う
・注目を浴びる
・人がいる中、トイレで用をたす
・仕事や勉強している姿を人に見られる
・誘いを断る
などなど

社交不安症はまだまだ知られていない

社交不安症は世間ではまだまだ知られていないこころの困りごとです。日本では人見知りやシャイとして捉えられ、専門機関への相談に結び付かず問題が長期化してしまうこともあります。この人だらけの世界において、人からの評価に恐怖するということはとても生きづらいことです。学校ではグループワークや授業中の先生からの質問に恐怖します。人と関わりたくても恐怖が高まることで積極的に関わることもできません。仕事においては報連相ができず孤立してしまう場合もあります。場合によっては、人が怖すぎて外出困難になり家に閉じこもってしまう場合もあります。カウンセリングなどの相談機関に頼りたくとも、そこでも人とコミュニケーションをとる必要があり一歩踏み出すことが難しくなるのです。

社交不安症へのカウンセリング(認知行動療法)

社交不安になると人からの評価を過剰に恐れてしまいます。ネガティブな印象をもたれてしまうと大変なことが起きるような気がして恐怖を感じ動悸や震えなど身体反応を引き起こします。それはとても辛いことですから、その場を離れるなど回避的な対処を行います。場合によっては過剰に人と関わったり合わせることで対処する人もいます。そういった場合、一見すると社交的でコミュニケーション上手に見えますが内心はクタクタです。いずれの場合も、顔色を窺い無理をしてしまう点において共通しています。

残念ながら人と関わるとさまざまな感情を抱かれます。不快にしてしまうこともあれば怒らせてしまうこともあります。「変な人だな」と思われることもあれば「しゃべり方が特徴的だな」と思われることもあります。ですが、多くの場合において予想しているほどのリスクはないのです。とはいえ、そんなことは頭では分かっているけど怖いものは怖いという人も多いことでしょう。それは自然なことです。バンジージャンプがどれだけ安全なものか聞いたところで実際にやるのは大変怖いことです。ですが、それでも繰り返しバンジージャンプを飛んで安全である経験を積めば次第に恐怖感は和らいできます。社交不安をそれと同じで少しずつでもこころのバンジージャンプを行うと次第になれてきます。気がつけば、どうしてあれほどまでに人からの評価を気にしていたのか不思議に思えるようにもなります。もちろん決して簡単なことではありません。練習している最中は苦しいこともあるでしょう。それでも自分のペースで練習を重ねていくと少しずつ変化していくことに気づいていけることでしょう。

認知行動療法カウンセリングセンター

認知行動療法カウンセリングセンター山口店では対面・オンラインで社交不安症のカウンセリングを実施しています。ぜひ一緒に社交不安に対処できるようになりましょう。



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