吹奏楽部の子は我々音楽家とは違う~レッスンで求められていること~

中学校のレッスンにて。
吹奏楽部でコントラバス1人は自分が想像していたものよりはるかに大変なんじゃないかなと。
コントラバスパートと、独立しているのも大きな要因である。
部の組織に関してはともかくとして、私がレッスンに行って何ができるだろうと。

〇今までのレッスン
ここのところ音階やって音程の補正に費やしていたのだが、相手が出した音を基準に私が違う音を提示して「これは高い?or低い?」をやって相対的に音程感覚を身につける訓練をしていた。他にもいろいろしてましたが。

〇そもそも音程感覚とか必要?
必要です!コンクールで音程の悪さが極力抑えられているのは日々の訓練が功をなしているからだ。

最近吹奏楽コンクールで何があったのか知らないけど、卒部しても音楽を続けてほしいと願っているプロの方が疑問を提示しているが、そもそもの話、部活や課外活動で参加している子のほとんどは、我々のように『音楽ガチ勢』ではない。部活を通して日々の生活に癒しや潤いを与える=気楽なものとして彼らは認識している。ということはそれに合わせて(取引主である顧問の先生のご意向にはちゃんと従ったうえで)レッスンした方が、長期的な目で見た場合、これからも趣味のひとつに音楽という選択肢は残されるのではと思った。(Twitterを見ると、卒部してから演奏をやめてしまうことが音楽家は危機感を持っているらしい。)

〇ここまでのまとめ
吹奏楽部や課外活動に属する子のほとんどは『音楽ガチ勢』ではない。
部活を通して日々の生活に癒しや潤いを与える=気楽なものとして彼らは認識している。
そこを尊重してあげることが我々講師の役目であり、最終的にはこれからも演奏や鑑賞を通して音楽と共に生活してもらえる。

〇生徒さんと相談して決めた

コンクールが終わってから「今後の目標、どう?」とは聞いていて、やっぱり周りにコンバス弾きがいないこと。練習も普段一人だということ。加えてレッスンもつまんないなんてかわいそうだなって思った。
「なんか今のままじゃつまんないよね。なんか楽しくできないかね」って相談をして(中学生に問うのは失格ですね)そしたらピアノ教室で連弾してて楽しかったとのことで、コンバスでも連弾=二重奏しようということになった。

〇コントラバスアンサンブルをすることによって得られる成果
・初見力向上
・アンサンブル力向上
・相対的な音程感覚を鍛える
・表現力の向上
・技術力の向上

こんな感じだろうか。
これから楽譜を製作して、実際にやってみて様子を見たいと思う。

今回はここまで。

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