2倍値上がりを狙うCキャスの投資手法3/3

2倍値上がりを狙うCキャスの投資手法2/3の続編で最終回になります。約6500文字・画像20枚、普通読みで約12分ほどの文量です。

ここでは、赤字企業の分類や導入株の特徴など、これまでの定量的な特徴ではなく、定性的な面で導入株のご説明して行きます。

2倍値上がりを狙うCキャスの投資手法 1/3


2倍値上がりを狙うCキャスの投資手法 2/3



5、赤字企業の分類

赤字企業といっても、ひとつではなく、市場が飽和し競争が激化したことにより製品・サービスが売れなくなり赤字に転落する場合、成長市場であり売上は順調に伸びているが、ヒト・モノ・情報等への先行投資が重なり赤字になるケースがあります。


前者は例えばリバーエレテック(6666)が該当します。水晶振動子、水晶発振器を中心とした電子デバイスのメーカーであり、小型水晶デバイスにおいては業界のリーディングカンパニーとして、独自のノウハウを蓄積や高い技術力を持っています。

水晶は、圧力を加えると電荷を発生し一定のリズムで振動する性質、複屈折性と呼ばれる水晶に入射した光線を互いに振動方向の異なる常光線と異常光線の2つの直線偏光に分離させる性質も持っております。

この性質を利用しデジタルカメラや監視カメラなどの画質低下につながる光学信号を除去して、高画質化を可能にしています。

現在では水晶デバイスは、入手が楽で人工的に生産できること、コストが安いという理由で、スマートフォンなどの情報通信機器、オーディオなどのAV機器、自動車など身近な電子機器に使われています。

しかし、これまでも小型化に向けて長期間研究がされていますが、IoTの普及により水晶デバイスでも不可能な領域に来ています。

最近では、例えばウェラブルではMEMSデバイスが使用されています。

MEMSとは、「微小な電気機械システム」という意味で、半導体のシリコン基板・ガラス基板・有機材料などに、センサー・電子回路などをひとまとめにしたミクロンレベル構造を持つデバイスを指します。

世界中の工業技術力が上がり、水晶デバイスよりも安価に導入することができ、今後の普及と水晶デバイスの代替品としても有用な製品となりつつあります。

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後者の先行投資等で一時的に会社の利益が赤字になっている銘柄は、当期に発表された決算や適時開示がきっかけとなり失望売りによって、株価が下落している可能性が高く、将来的に黒字転換した時の株価よりも割安に放置されている状況がたびたび見られます。

ヒト・モノ・情報等への先行投資が重なり赤字になっている企業が、利益の黒字転換をした時に株価2倍値上がることがあります。

こちらを狙うのが、今回の章の目的です。

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