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主人公の整形がバレバレ?韓国マンガ「私は整形美人」が振り切ってて面白い

こんにちは。梅雨入りして落ち着かない天気になってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

突然ですが、今回はこんなぐずつく季節を吹き飛ばしてくれるような、爽やかな恋愛マンガを紹介しますね。


私は整形美人/ミンギ

「XOY」というサイトで連載中。XOYでは、韓国のデジタルコミック配信サービス「네이버 웹툰(NAVER Webtoon)」で連載されている作品が、日本版にローカライズして提供されています。

ちなみにXOYのキャラクター"XOYくん"は、LINEスタンプでもリリースされています。何故か静止画ではなくアニメーションです。


本題に戻しまして。以下、各キャラクターの名前は、日本語版を参考に記載していきます。

昨年、韓国版で最終回を迎えた恋愛漫画「私は整形美人」。

ブサイクなことが理由で、告白してもフラれ続けていた主人公・美玲は、コンプレックスを克服するために大学入学前に整形を果たします。しかし、美玲が思い描いていた大学生活とは異なる経験をすることで、本物の美しさとは何かを探っていく成長を描いたストーリーです。37話までの第一部と、38話以降の第二部の構成になっています。

韓国ではドラマ化も決定しました。

作者のミンギさんのTwitterはこちら。


それでは、個人的なおすすめポイントを交えて、簡単にご紹介していきますね。

おすすめポイント1:主人公・美玲が、"カンナムオンニ"

まず初見で、この強烈なタイトルに驚かれたと思うのですが…。原題は「내 ID는 강남미인!」で、こちらを訳すと「私のIDは江南美人!」になります。

PSYの「江南スタイル」で有名な韓国の江南(カンナム)という場所には、実は美容整形外科がめちゃくちゃあるんです。わかりやすい整形顔の女性のことを揶揄する言葉として、"カンナムオンニ"(江南お姉さん)という呼び方があるくらいです。

ちなみに、3月に江南に行った時に撮影した写真がこちら。

1つのビルに美容整形クリニックが複数入っています。このようなビルがいくつも立ち並ぶ町、江南。

そしてこのマンガでは、主人公の美玲が一瞬で「あっ、これやってんな」と分かるくらいの"カンナムオンニ"そのものなのです。

定番の少女マンガでは「メガネを外すと実は美人」のような設定が多いですよね。野暮ったい女の子が頑張るマンガはあっても、振り切った整形美人が主役、というのはなかなか見かけないテーマだと思います。


おすすめポイント2:ヒーロー役・慧が、どちゃくそかっこいい

主人公・美玲がピンチに陥った時に、必ず救い出してくれるのがヒーロー役・慧(画像:左側の銀髪男子)。寡黙で無表情なため、最初は美玲に怖がられてしまうのですが、ただ不器用なだけだということに美玲も読者も物語が進むごとに気付いていくという…。

慧は顔面偏差値が爆高で、お金持ちで、チャラチャラせず男らしくて、さらに影のある過去を背負っているというかなり美味しい設定のキャラクター。しかも、今まで彼女がいたことがないという稀有なイケメンです。設定だけでも盛り盛りなのに、途中から美玲を前にする度に頬を染める、照れ屋で可愛らしい男の子にジョブチェンするんですよ。

ただ、こんなにかっこよくて性格もいいのに彼女がいたことがないとか、現実にそんな男性は絶対にいません。大切なことなのでもう一度言いますね。絶対にいません。※個人の感想です

ドラマ版では韓国のボーイズグループ「ASTRO」のチャ・ウヌが演じることに。ちなみにウヌは、ASTROのビジュアル担当と言われているくらいの美形です。はぁ、尊てぇ…。


おすすめポイント3:恋愛だけじゃない

恋愛マンガをおすすめしているのに真逆のことを言っているようですが。恋愛はもちろん重要な要素でありつつも、それだけではないドラマが描かれるのがこのマンガの面白いところなのです。

例えば、美玲と正反対の天然美人・穂波の存在。

穂波(画像:右)は自分の外見が優れていることを知っていて、尚且つ皆に好かれるように上手く振る舞うのですが、美玲にだけは最初からトゲのある対応をしていました。しかし、ある事件をきっかけとして、今まで築き上げてきたものが破綻していきます。

また、先述した慧の過去も、がっつり描かれます。美玲との関わりの中で、過去を乗り越える慧。第一部は、このエピソードが主題と言っても過言ではないでしょう。

様々な出会いをきっかけに、美玲は"本物の美しさとは何か"というテーマに触れて成長していきます。惚れた腫れただけではない人間ドラマが描かれることで、よりこのストーリーに深みが出ているのだと思います。

途中から整形を全く隠してない(むしろネタにしてる)ことにも注目です。これもまたWOWなのかなと。

恋愛マンガが苦手な男性でも面白く読めると思いますので、機会があればぜひ読んでみてくださいね。


今回は「私は整形美人」だけにフォーカスしましたが、最近日本オリジナルで、東村アキコ先生が描かれる「偽装不倫」というマンガもスタートしました。東村先生といえば、ドラマ化した「東京タラレバ娘」が有名ですね。(他にもいっぱいありますが)

この「偽装不倫」のヒーロー役・ジョバンヒが言うセリフ

今日は天気がいいから、途中のカフェでおいしいコーヒーとケーキを買って、僕の部屋のバルコニーで食べよう(23話より)

あの、ほんと…好きになりそうなんでやめてもらっていいですか…?ホイホイ、バルコニーについて行っちゃうんで…ほんとお願いします。

あ、でも、これ以上は別の話になってしまいますので、またの機会にしますね。それでは、また。


このエントリを書いた人:びちやま
鬼どうでもいい情報ですが、私も二重整形してます。



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