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電子工作をやりたい私に電子工作についての手短な説明をさせてください

▼どんな人がいるの

・テクノ手芸部(老舗/ゆるかわ)
https://www.1101.com/techno_shugeibu/2014-11-05.html
・ギャル電(いま各メディアで話題/サイバーパンク×ギャル文化)
https://time-space.kddi.com/interview/netlife/20170406/
・動いた。(サラリーマン/おもしろ)
https://bouncy.news/1491
とかとか

▼どんなカルチャーなの

・”フリーミアム”の概念を有名にした元WIRED名物編集長のクリス・アンダーソンが『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』を出版(邦訳発売2012年)
・そこで「Makerムーブメント」なるものが定義される
・3Dプリンター、レーザーカッター、Arduino(小さくて安くてオープンソースのマイコン)などの登場により、専門知識やたくさんのお金がない個人でもプロダクトを作り出せる、つまりこれからは製造業が個人レベルで可能になる=これは「第三の産業革命」や!という話
・この"マイクロ製造業"革命=Makerムーブメントのビジネスサイドでの成功例がGoProやBALMUDAだとすると、ミクロな個人サイドでのブームが電子工作(なのか?)
・サイバーパンクが好きとか、手先が器用とか、凝ったコスプレが趣味とか、情報デザイン系アーティストであるとか、それぞれの動機で個人が電子工作をやっているという現況

▼ちなみに今、知育のジャンルでアツい

・電子工作版のレゴと呼ばれる「littleBits」を皮切りに、知育のジャンルでブーム継続中
https://gigazine.net/news/20131121-little-bits-exploration/
・オライリーのMakers本の中でも名著のひとつ『ギークマム ―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア』はママのオタク性を肯定し知育に活かすハウツー満載https://www.lifehacker.jp/2013/10/131030book_geekmom.html

▼個人的な話

・前職で電子工作の企画をやろうと思ったが頓挫した
・80年代の女児向け毛糸編みおもちゃ「あむあむ」とArduinoを組み合わせて、メディアのTwitterアカウントのRT数に応じて自動でマフラーが編まれていく、という設計を考えた
・美大出身のエンジニアと組んで途中までは制作したものの、歯車の機構などが意外なほど難しく、エンジニアもArduinoのプログラミングに苦戦
・ある日の夜のオフィスで、2人の心が折れた音がした
・それは企画中止のホイッスルでした
・そして私はいつかまた再挑戦する機会を狙っていたのです

ワークショップ楽しみですね!


このエントリを書いた人:ブル東中野
ちなみにド文系です。

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