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注目度上昇中!!フェムテック・フェムケア市場の実態とは!?ー生理の悩み・妊活/不妊の悩みについてー

皆さまこんにちは。CCI Lifestyle Digital CONNECTです。
今回は、2021年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど、昨今注目度が高まってきている「フェムテック」について、弊社独自調査結果をもとにご報告いたします。

フェムテックとは

そもそも「フェムテック」とは何でしょうか・・?

フェムテック」とは、女性を意味する「Female」とテクノロジー「Technology」を掛け合わせた造語になり、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービスのことを指します。

フェムテックとよく似た言葉として「フェムケア」がありますが、こちらは、女性を意味する「Feminin」と「care」を掛け合わせた造語になります。女性の健康をケアする製品やサービス全般のうち、テクノロジーではない製品を指しますが、このテクノロジーの定義は明確に定まっていません。「フェムテック」と「フェムケア」は同じような製品に区別されず使われることも多い状況となっています。

フェムテックに関して調査するにあたり・・

今回調査の対象とした方は『フェムテック』という言葉を認知している‌『生理』・『妊活/不妊』・『妊娠/産後』・『更年期』 のいずれかの悩みを抱えている人としました。

「フェムテック」に関する注目度は高まっているものの、実は調査対象者全体で「フェムテック」という言葉を認知している人は全体の1割強とまだまだ低い状況でした。

そういった情報感度が高い方々の情報収集実態を明らかにすることで、今後一般的な認知も同様に広がっていくのでは、と想定しています。

それではさっそく調査結果についてお伝えしてまいります。

生理に関する悩みと情報収集について

まず、生理に関してどのような悩みがあるのか聞いてみました。

イライラ・気分の落ち込み』、『下腹部痛』、『経血による不快感』といった内容が上位に来ています。

そういった悩みに関する気持ちや行動については以下の通りとなりました。

1位 悩みの解決方法を知りたい
2位 悩みに関する商品/サービスがあるか調べたい
3位 悩みに関する医者・専門家の意見を知りたい

生理の悩みに関しては、「相談」よりも「解決」を求める傾向にあるようです。

続いて、生理の悩みに関する情報収集源についてです。

友人知人』・『Instagram』・『Q&Aサイト』の順に高い結果となり、身近な人からの情報や、Instagramが上位に来る結果となりました。また、Q&Aサイトからの情報収集も上位に来ていることが特徴的となっていました。

続いて、生理の悩みに関する情報収集源を参考にする理由は以下の通りとなりました。

1位:信頼できる・正確な情報を得られるから(信頼
2位:経験者の体験談を見聞きできるから(体験談
3位:同じ悩みを抱えている人の情報を見聞きできるから(共感

続いて、利用したことのあるフェムテックサービスに関してです。

結果は、『鎮痛剤』、『生理用品』、『アプリなどの月経周期管理サービス』の順に高い結果となりました。

それでは、生理の悩みと情報収集実態に関して以下にまとめます。

続きまして、妊活・不妊に関する悩みの情報収集についてお伝えします。

妊活・不妊に関する悩みと情報収集について

まずは、妊活・不妊の悩みに関する気持ちや行動について聞いたところ、以下のような結果となりました。

1位 悩みに関する医者・専門家の意見を知りたい
2位 悩みについて専門家(クリニック・自治体など)に相談してみたい
3位 悩みの解決方法を知りたい

医療や治療に関わってくるケースがある悩みのため、医者や専門家に関する回答が上位に来ています。

続いて、妊活・不妊の悩みに関する情報収集源についてです。

『Instagram』、『友人知人』、『Twitter』の順に高い結果となりました。
また、情報収集源を年代別に見たところ、全ての年代においてInstagramが1位でした。デリケートな悩みに関しても、Instagramの情報を参考にしており、生活者はInstagramを信頼していることが分かります。

続いて、妊活・不妊の情報収集源を参考にする理由は以下のような結果となりました。

1位:経験者の体験談を見聞きできるから(体験談)※同率1位
1位:自分の悩みにあった情報を得られるから(自分向け)※同率1位
3位:同じ悩みを抱えている人の情報を見聞きできるから(共感

続いて、利用したことのあるフェムテック関連商品・サービスに関してです。

結果は、『月経周期管理サービス』、『葉酸サプリ』、『妊活サポートアイテム』の順に高い結果となりました。葉酸サプリなど、一般的な認知度はまだ高くないと想定されるものでも、今回のアンケートでは、半数以上が使用経験があるという結果が出ました。

それでは、妊活・不妊の悩みに関する悩みと情報収集実態に関して以下にまとめます。

いかがでしたでしょうか。皆さまのご参考になれば幸いです。

なお、今回ご紹介した調査結果については、今年3月に弊社で開催したウェビナーでもお話をさせていただいた内容となります。弊社独自調査のご報告や広告ソリューションのご紹介を行うウェビナーは、今後も定期開催してまいります。

また、より詳細な調査資料については、弊社HPの資料申込フォームよりDLいただくことも可能です。ご興味がございましたら、こちらよりお申込みいただけますと幸いです。

LDCでは、今後も生活者への独自調査を行い、そこから見える効果的な広告戦略について発信していきます。
具体的な広告プランニングのご相談などは下記までお問合せください。

■お問合せ:LDC@cartahd.com

次回のnoteでは、引き続き「フェムテック」に関してお伝えいたします。妊娠/産後及び更年期に関する悩みと情報収集実態についての調査結果をご報告いたしますので、こちらもぜひご覧ください。

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【調査概要】
・調査対象:12-59歳の女性
・対象内容:「フェムテック」という言葉を認知している
      生理・妊活/不妊・妊娠/産後・更年期 のいずれかの悩みを抱えている人
・調査地域:全国
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査時期:【事前調査】2022年10月14日(金)~10月17日(月)
      【本調査】 2022年10月21日(金)~10月24日(月)
・有効回答数:412サンプル
・調査実施機関:株式会社マクロミル
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筆者:坂井 麻美

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