愛すべき道を行け!

画像1 思い入れのある物語が某出版社に振られたことで、私、なんだか吹っ切れました。こだわりすぎてたなあ。出版社やお偉い選考委員の先生や。私、なんのために書いてるんだっけ?下読みさんたちのためにでも、編集さんたちのためにでもなかったはず。読んで生きたリアクションをくれる人との接点のためだよねえ。『おもちゃかぼちゃ』
画像2 書きたいものを書いてたつもりだったのに、気がつけばいつの間にか、やれ傾向だとか、対象年齢だとか、うけのいいあらすじだとか、そんなラインを作って、一生懸命そこに合わせようとしていた。本当に書きたかったものが思い出せなくなりそうなほどに。私、なにに向かっていたのか、なにになりたかったのか。『自然史博物館のバロサウルス』
画像3 本というものを教えてくれたのは「霧のむこうのふしぎな町」だ。燦然と輝く金字塔、ファンタジーの王道。もちろん世界少年少女文学全集も、アルセーヌルパンシリーズも、アガサクリスティーも片っ端から読んだ。新井素子「グリーン・レクイエム」だって出てすぐ読んだ。もはや活字中毒ともいえる少女時代だった。『母の柱サボテン・鬼面角』
画像4 さらに、綺麗なものが好き、痛いのとか怖いのとかはちょっとなんて言う割に、後期学生時代の大半をかけて没頭したのはなにを隠そう「グイン・サーガ」だった。ドロドロもグチャグチャもてんこ盛りだけど、なぜかそんなことは全然思い出せない。そう言うこともある。ファンタジー最強!そして気がついた。これをラノベと呼ぶならば、私の「正統派とは」なんてこだわりは、木っ端微塵になって当然だ。(余談ですが、怖いグロいと言いながら「ゲーム・オブ・スローンズ」全部見たのはまちがいなく私です)『鬼面角の花』
画像5 世はまさに異世界ブームで、ダンジョンだ、転生だ、悪役令嬢だ、チートだ、スキルだ、と溢れている。ファンタジーはもはやお隣さん。私も毎日Web小説を読むけど、誤字脱字すいません!と添え書きしながらも書いてるみんなは楽しそう。そうだよね、好きなもの書いて、知らない誰かに好きだっていってもらえるなんて嬉しいよね。『うちのOOBI』
画像6 ということで北半球の世界が色づく頃には、私もWeb小説、2箇所ほどで始めてみようかと思います。ざまぁでも主人公無双でもR18でもありません。こてこての、純粋培養みたいな、古いタイプのファンタジーですけど、それが書きたかったんだから仕方がない。逆に新鮮だと思ってもらえたらありがたい。それに、思う存分書いたら、何かがまた変わるかもしれません。そんなわけで今日は、アルバムの中から引っ張り出してきた、ちょっと個性的な写真とともに「ワタクシ的心躍るこの秋の構想」をお届けしました。『二つのサクランボ』

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