シャートッロ正面から

2017年忘備録2

ローズガーデンには今、9品種のバラが植えてあります。
1つ目はもちろんはノイバラ。それから古い順に、イングリッシュローズの「レディ・オブ・シャーロット」「クレア・オースチン」、同じくイングリッシュローズのつる品種「ザ・レディ・オブ・ザ・レイク」「ストロベリー・ヒル」、フロリバンダの「ハニー・パフューム」「ホット・ココア」。

今年新しく迎えたのはフロリバンダ 最強の青バラ「ノヴァーリス」(アメリカでの流通名は「ポセイドン」まさに!という感じ、本当に強そうですよね)と同じくフロリバンダ紫系の「ヘアルーム」。

来春には、最初につるバラを注文した時に品切れだった「ア・シュロップシャイア・ラド」とアメリカではまだ案内されていなくてジリジリとその発売を待っている「エミリー・ブロンテ」なんてどうだろうかと考えています。

それ以外の場所は、小さな春の花たちも多いのですが、主にはブラックベリーとラズベリーが我が物顔で繁殖中。かなり強いので、いらない場所に顔を出したものは遠慮なくぶちぶちと抜きつつ、豊かな実りをありがたく受け取っています。

ベリーたち、植えた時はかわいいかなあくらいで深い意味はありませんでした。でもこれらもバラ科。なので私のローズガーデンは、奇しくも"Brambly Hedge"になったわけです。それは、小さい頃に読んで以来、絵本の中での私の一番、大好きな「のばらの村の物語」と同じ世界!それに気がついた時には思わずにやけました(笑)。

咲く時期がまだまちまちではありますが、バラの季節に過ごす庭での時間は最高です。香りも色も素晴らしく、いつまでもそこにいたいと思ってしまいます。けれど肌寒かったり、雨が降ったりとお天気が気まぐれなのもこの時期の特徴。なのでそんな日は花を想ってテーブルを飾ります。

バラへの愛が勝って長い前置きになりましたが、マガジン「ある日のテーブル」はお部屋でのスイーツ等をご紹介。ここでもまずは2017年を駆け足で。

イチゴのミルフィーユ。本当はナポレオンパイのような繊細なものが焼きたかったのですが、手元のパイ生地がこれしかなくて少々ハードな雰囲気に。それでも、手作りの全卵カスタードを挟さめば、ほんのりとした甘さとイチゴの甘酸っぱさが素敵なハーモニーを奏でます。これはこれで素朴で可愛い初夏のデザートになりました。NYの春も結構遅く、イチゴも春というよりは初夏から夏のフルーツなのです。

というわけでこの時期はイチゴの出番も多くなります。続いてはFBのタイムラインに流れてきたレシピ。ビスケット(フライドチキンなんかに添えられてるあのパンのようなものです)と煮詰めたイチゴをギュウギュウ押し込んで固めたもの。ですからケーキというよりはパンに近い感じ。これまた素朴な。イチゴを使ったものは、気取ったものよりもこんなカジュアルスタイルが好きです。

続いて自分の誕生日のランチ。外に行きたかったのですが、気温が低くて断念。気を取り直して「美味しいものを楽しもう!」と好きなものを詰め込みました。トルコ風ナス料理「パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ」をメインに、デザートはチョコレートケーキ。辛口のカヴァも開けました。

この年の春〜夏はこのピーコックのお皿が大活躍。ピクニックバスケット用に小さなものを用意した時、可愛すぎて思わずディナープレートも買ってしまったのです。アメリカのメーカー"222 Fifth"の"PEACOCK GARDEN"です。次の年、さらにピーコック熱が高まり、廃盤という言葉に踊らされて突き進んでしまったのは、、、またのお話ということで。

サポートありがとうございます。重病に苦しむ子供たちの英国の慈善団体Roald Dahl’s Marvellous Children’s Charityに売り上げが寄付されるバラ、ロアルド・ダールを買わせていただきたいと思います。