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今朝の夢。 赤い鼻緒の下駄?

夢ってなんだろう。なにを伝えているんだろう。

私の夢にはいつも知らない人ばかりが出てくる。
それもとっても大勢の、知らない人たち。
けれど、私は彼らと普通に話し、行動を共にする。

そんなわけで、知り合いが夢に出てくることはとても稀だから、
夢の中でその人が泣いていたりすると妙に気になって連絡したり。
そういう時って不思議と想いは重なるもので、
ちょっと悩んでいたんだよね、なんて言われたり。

昨日、私の夢の中に三人の知り合いが現れた。
知り合いと言ってもそれほど近しい間柄ではない。
だた、その影響力はとても大きいけれど。
不思議なことに彼らは現実とはまったく違う姿だった。
それでも、なぜだか彼らだとすぐにわかった。

男性が二人に女性が一人。
男性はどちらも好感が持てる相手だが、
女性にはかなりの苦手意識があった。

夢の中の彼らは大きいグループで訪れたお客様で、
私はそれを受け入れる側の担当者。
と言ってもお招きした相手というよりは施設使用。
だから私は淡々とその説明をしたりリクエストを聞いたり。

それなのにその女性はとても高圧的な態度で私に要求した。
私は「そう言うことはご自分でどうぞ」と切り捨てた。
一瞬のためらいもなかったことに拍手を送りたい。

彼女のその他の言葉も行動も、なぜか謎掛けみたいに不可解で、
なにを意味するものなのかちっともわからなかったし、
話の展開も結末も実は曖昧で覚えていないけれど、
男性のうちのどちらかと話したことが実に鮮明なのだ。

甲に三本ほどのストラップがあるサンダルに
黒いソックスをはいた自分の足が見えている。

足元、下駄だったらよかったのに、と彼が言った。
いつもは裸足に下駄ですよ。黒い下駄。赤い鼻緒です。
でも、今日は仕事ですから。
答えた私に彼が、そうか、と言って笑った。

それだけなんだけど、
それだけが、グルグルと目覚めた今も回ってる。

現実の私も基本ソックスは履かない。
そして、二年前の部屋履きは下駄だった。
鼻緒のレトロな感じの柄が好きだった。

去年の夏からは草履を履いているが、
草で編まれたものだから表面がすり切れて、
もう駄目になってしまった。
やっぱり下駄かなあって思ってた。

下駄も履き続ければ、削れたり凹んだりするけれど、
それでも木には厚みがあるから長く履くことができる。

その下駄は結局三年履いた。
最後は鼻緒がすり切れたんだった。
けれどその鼻緒の色は紫だ。赤ではない。
下駄の色も黒ではなくて、焼き加工だった。

どうして、赤い鼻緒の黒い下駄を履いてるだなんて言ったんだろう。
下駄は色々履いたけど、赤い鼻緒のものは履いたことがない。
この夏新調するなら、それにしろということなのかしら。
赤なんて、今まで思ったこともなかったなあ。

それを履いたら、そんなことを告げられる相手が誰か、
思いがけず会いに来てくれるんだろうか。
なにかがふと、始まったりするんだろうか。
赤と黒は、なにかのメッセージなんだろうか。

夢ってなんだろう。

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