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4/14『初参加!オレンジデー』~未知子の未探索日記~

『オレンジデー』なるものの存在を、昨日、初めて認知した。
スーパーの脇の花屋で、オレンジ色の花のうしろに『オレンジデー』のポスターが貼られていた。
検索すると、
“オレンジデーとは4月14日にあたる記念日で、バレンタインデー・ホワイトデーを経て結ばれた2人がお互いの愛をさらに深め合う日です”
だそうな。

なるほど、バレンタインデーとホワイトデーの14日コンビには続きがあったのだ。
いわゆる記念日を大切にするカップルにとっては、「付き合い始めて一か月(または二か月)記念日」ということになるのだろう。

バレンタインの系譜に捉われずにいうなら、
大切な人にオレンジ色のものを贈り合う風習があるという。
なぜオレンジかといえば、この日を提唱したのが、『愛媛の柑橘系農家』のひとだったからだという。

その人物の意図を超越した形で、私は「花屋」でオレンジデーと遭遇したわけだが、とかくイベントごとを好む商売人と消費者たちによって、周知し始めているのだろう。

「大切な人と贈り物をし合う」タイプのイベントごとは、ひとり身の私には基本無関係なのだが、今回ばかりは興味をそそられたので、「自分のために花を買ってみるのは初めての挑戦だ!」などというこじつけ口実で、オレンジ色の花コーナーを物色した。

そういうわけで、『季節の花束/オレンジ』(税抜398円)に落ち着いた。

筆者撮影

切り花を飾ることには、抵抗があった。
役に立たないのに、消耗品。
いのちを摘み取って、一瞬の華やかさだけに利用しているような。
枯れていく生きものの時間の流れを切り取っただけのような。

けれど、飾ってみると、やはり彩りのあるいのちには、豊かさがある。
彼らは、「切り花になって飾られるために育てられた」いのちであることを考えれば、
美しく飾り立てることこそが、最高の人生なのかもしれない、とさえ思い始める。

太陽のように輝く、ガーベラ。
淡い期待を孕む、カーネーション。
甘く膨らんだ、ヒペリカム。

ビタミンカラーの輝きは、無機質な配線が鬱蒼とする部屋に、鮮度の高いさわやかな光を取り込んだ。


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