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オモロいってなんぼあってもええねん:イロ直帰ラジオ公開収録


あたりめです。

これはイベントレポートというよりも、2023年10月15日、それから そのすこし前の『私』を振り返るものに近い。つまりただの日記である。


「『イロ直帰ラジオ』、公開収録やります」


私がBTSメインのツイッター(X)アカウントを作成してから、公式以外で最初にフォローしたのが直帰さんだった。どのツイートがきっかけだったかは覚えていないけれど、TLに流れてきたものがあまりにも面白かったためフォローした、という記憶だけはかろうじて残っている。
当時直帰さんが書いていた はてなブログやnoteは数日で読み切ったと思う。『パンチマシンに群がるマンネライン×シニアコース見学のユンギさん』記事、『ハライチ岩井と暮らす』記事が特にお気に入りだ。



そして直帰さんをフォローしたあと、間髪入れず存在感を示してきたアカウントがご存知イロさんである。



どうやら直帰さんとイロさんは仲が良いらしい、というのは、こうしたSNSアルゴリズムのおかげもありすぐに察した。流れてくるツイートを見ていると、ひとつの供給があったときに "アチアチのものを俯瞰したり 一度自身の適温のところに入れて馴染ませてから文字にする" のが直帰さん、"アチアチのものをアチアチのまま火傷した勢いで文字にする" のがイロさん(※個人の印象です)であることも察した。

二人の表現は明らかに対照的で、見ていてメチャクチャに面白かった。直帰さんをフォローしてからイロさんもフォローするまで、たぶん数日もかからなかったと思う。


『イロ直帰ラジオ』は、そんな二人が約2年続けているキャスラジオである。


話題はBTSに留まらず、"話したいことを話している" 印象が強い。リスナーではあるものの、イロさんと直帰さん、二人と同じテーブルを囲んでお喋りしているような気持ちになれるのだ。テーブルの上にお酒とつまみが出されるときもあれば、場所をコタツに変え温かいお茶とせんべいが出されるときもある。その空間はいつだって心地良い。




「16時に現地集合で!」


私はなぜ指定された集合時刻に上本町駅に居るのだろうか。ここは明らかに日本橋駅ではない。

大阪生まれ大阪育ちでありながらこういうことになるのが私である。何をどうしたら上本町と日本橋を間違えるのか。しかも電車を降りてすぐ気が付くならまだしも、しっかりと改札を出て地上に登ったのち、GPSが示す己の位置が「おもてたんとちゃう」かったことでようやく気が付いたのである。いいですかみなさん、これを "終わっている" と言います。


どうにかこうにか10分遅れで会場ビルに辿り着いたものの、2階に光がさしていない。通路手前のところで人がわらわらと列をなしていたが、直帰さんの案内ツイートには通路『奥』と書かれている。この列は関係ないということだ。進まねばならない。


え?合ってる?


歩けども歩けども続く真っ暗闇。お店はたくさん並んでいるものの、すべての照明が真っ暗なのだ。いや、やっぱこの通路じゃなかったのかも…と引き返そうと思ったとき、『なんば白鯨』の文字が視界に入った。





「ほんっまにありがとうございます」

「ほんとだよぉ もうねぇ」


おそるおそる扉を開けたそこには当然だがお二人が居た。本来ならもっとワアアア!!!!!と声を荒げ大はしゃぎしていたと思うのだけど、なんせ迷子によるド遅刻をかましていたため、目の前でお二人が感謝の言葉を伝えてくださっていたにも関わらず、私の脳内はほぼ「至急本日の段取り、本日の段取りを教えてください………!!!!!!!」で埋め尽くされていた。マジでなんなんだ。失礼すぎるだろ。いいから冷静になれよ。


そうして数分経っただろうかというタイミングで扉が開き、ひょこ、と一人の方が顔を出した。大天使 本みりんさんである。


この日 本みりんさんがこうして早くに来てくださっていなければ、私は一体どうなっていただろうか。2時間ずっとカオナシだったかもしれない。最終的にイロ直帰お二人から聞いていたお手伝いのすべてを、本みりんさんと二人三脚で走りきった。ゴツすぎる。出会って10分そこらのカオナシ形相人間から「どうかオイラを助けてください」と紐を渡され、もちろんですよと快く結んでくれるひとがイロ直帰ラジオのリスナーさんなのだ。涙を拭いたいので一旦ティシュ〜をください。

本みりんさん、ラビュです。本当にありがとうございました。




開場し、場内の座席がほぼ埋まったかどうかくらいで、「あの〜、これハロウィンなんですけど…」と隣の方からお菓子のソンムルをいただいた。お礼を伝え、私も持参していたお菓子をカバンから引っ張り出して渡した。せっかくの機会、お名前を聞かない理由がない。ということで流れに任せて尋ねてみた。


「新垣です」



…………………新垣?




「新垣結衣です」


それは本当?まことですか?



心のなかでの発言だったつもりがどうやら声に出ていたらしく、柔らかく微笑まれてしまった。

ここでの最大の失態は、私がイロ直帰ラジオに出会ったのがかなり遅かったこと、そしてアーカイブをまだまだ聞けていなかったことである。隣で「新垣結衣です」と微笑むこのレディーが一体何者なのか、私は全く分からなかったのだ。

そしてこれをつらつらと書いている今現在も全く分かっていない。恐ろしいすぎる。イベント終了後、「新垣は本当に存在した」「TLで見かける "新垣" はあの新垣さんでしょうか」といった旨のツイートをいくつか目にし、どうやら隣に居た方は只者ではないらしいということだけが情報として入っている。もしかすると私はUMAとの交流に成功していたのかもしれない。




※直帰さんはプライバシー保護サングラス


祭壇の前に着席するイロ直帰。公開収録の始まりである。

"祭壇の前に着席" に関しては何も知らない人からすれば完全に怪しすぎる要素でしかないのだが、これにはしっかりした(?)事情が存在している。

↑事情を説明している切り抜き動画


公開収録にむけてお二人がラジオ過去回の切り抜き動画をゆるく募集したところ、突如として現れた鬼才がこの『はるめチャン』だった。

1つ目の動画が投稿されたとき、私はその完成度に興奮しつつも投稿主に関して気になることがあった。見る限り、『はるめチャン』アカウントは切り抜き動画を投稿するために作られたもの。本垢は別に存在しているに違いない。


………ど〜〜〜うも主に心当たりがありすぎる




本人確認をするべく、思い切って呼んでみることにした。


合っていた。



はるめチャンはイロ直帰ラジオ・ツイッターを通して私の存在を把握してくれたひとだ。
彼女はユンギさんのワールドツアーが決定したとき、個人的な事情からメソメソした内容のツイートを垂れ流していた私に、『たぶんこれは素敵なことです、だいじょうぶ。』とマシュマロを投げてくれた。とても、とても救われたマシュマロだった。

それから何度かマシュマロ×ツイートでの謎公開やりとりを行い、今はDMでたくさん会話をしている。イロさん・直帰さんからすれば何ひとつ見えることのなかったやりとりだと思うけれど、お二人のラジオがきっかけでこんなことも起きていたのです。





お二人から見えやすいということで 収録中は最前列に座らせてもらいタイムキーパーをしていたのだけど、冒頭のフリートーク20分、直帰さんから伝わってくるヒリヒリはハンパではなかった。決して見えることのない保護サングラス下の瞳が「20分まだなんか」と訴えていた。

私も "絶対にミスってはならない" という気持ちが強すぎていたため、開始早々何度も時間を確認していた。直帰さん、まだ10分経ってません。『残10分』のカンペすら出せません。なぜか私まで苦しいです。

やっぱり最初の、まだ緊張感が強く 場内の空気がほぐれていない状態での「自由に喋りましょう」って大変なんだな…と感じたシーンだった。メチャクチャ "現場" である。




ある特定の場面において、それぞれどんな言動をするかを想像し当てるコーナーでは、直帰さんの解答に終始トキメキまくっているイロさんがいてとても愛らしかった。最早ユンギさんより直帰さんに食らっていたと言っても過言ではないと思っている。

『ユンギさんに「今日雰囲気違うね、何か良いことあった?」と聞かれたときの一言は?(※一部割愛)』


この問題に対する直帰さんの解答が凄まじかった。場内に響き渡る感情迷子などよめきも、完全に食らってしまい表情がぎゅっとなったイロさんも、すべてが最高すぎていた。個人的にはこの瞬間が今でも鮮明に記憶に残っている。

「何があったのか1日中モヤモヤさせたい」
イロさん、おれも食らいました




忘れたくないなぁ〜〜と思える出来事が、自分のなかにまたひとつ増えたことがとても幸せだ。オモロいことはいくつあったっていい。

これに関しては 今私の手元に『イロの麺伸ばしアクスタ』が存在している事実がずば抜けてオモロい。一人勝ち。こうなれば第2回(仮)で販売されるアクスタ(仮)も購入待ったなしである。並べるなり「なんこれ?」ってなって盛大に笑いたい。オモロいの大盛り。そんな人生にしたいですね。

ふたりがいいよね


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