【今日のバッハのカンタータは?】2024/2/23(金) ザクセン・ヴァイセンフェルス公クリスティアンの誕生日
WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年2月23日 の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンクの追加と関連動画の紹介をしている以外は,ほぼ直訳です。
ザクセン・ヴァイセンフェルス公クリスティアンの誕生日
2024年2月23日 - 1713年、ワイマールの宮廷オルガニストだったバッハは、雇い主であるザクセン=ワイマール公ウィリアム・アーネストとともに、狩猟が趣味だった隣国の支配者、ザクセン=ヴァイセンフェルス公クリスティアンの31歳の誕生祝いに出かけた。
長時間の狩猟パーティーの後、バッハはその日の夜、雇い主からの誕生日プレゼントとしてカンタータ「楽しき狩こそ我が悦び」《Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd》BWV208 (通称「狩猟カンタータ」)を演奏した。バッハ最古の世俗カンタータとして知られている。
1725年には、侯爵はもうバッハのパトロンではなかったが,バッハは再び公爵のために誕生日カンタータを作曲した。このカンタータ「逃れよ、消えよ、退き失せよ、もろもろの憂いよ」《Entfliehet, verschwindet, entweichet, ihr Sorgen》BWV 249aは「羊飼いのカンタータ」としても知られている。原曲は失われているが、ピカンダーによるテキストは残っている。バッハは、このカンタータを「復活祭オラトリオ」《Oster-Oratorium》BWV 249に再利用し,後の1725年4月1日に初演された。
最初の復元は60年代にフリードリッヒ・スメンド(Friedrich Smend)とヘルマン・ケラー(Hermann Keller)によって行われ、1967年にヘルムート・リリングとバッハ・コレギウム・シュトゥットガルトによる初録音につながった。しかし、私はアレクサンダー・グリヒトリックによる最近の録音を選んだ。
ザクセン・ヴァイセンフェルス公爵が、何年も後の1729年1月12日にライプツィヒを訪れた。バッハはその記念にカンタータ「快き調べ」《O angenehme Melodei》BWV 210aを作曲した。
Music for today
Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd!, BWV 208
(first performance 23 February 1713, Weimar period)Entfliehet, verschwindet, entweichet, ihr Sorgen, BWV 249a
(first performance 23 February 1725, Leipzig period)
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