【2万字以上】GMARCH非体育会系サークル役職なしの僕がGDとかいうでかい壁を攻略して難関サマーインターン20社に参加した。「難関GD選考突破のための本質ノウハウ16選」
第0章A【はじめに】
このnoteを御覧いただき、ありがとうございます。社長の右腕というアカウントを運用しているものです。 https://twitter.com/CEO_righthand
今回、このnoteを手に取っていただいたということはGD(グループディスカッション)に対して以下のような何かしらの不安を持っているのではないでしょうか?
そもそもGDに慣れていなくてGD選考自体が怖い
GDで周りの高学歴の就活生に不安を感じる
GDには自信があるが、ライバルになりうる就活生に勝てるか不安
今後GDでどのように自分のレベルを上げていけばいいのかがわからない
安心してください!そんな方のために今回のNoteでは以下のような目標を掲げました。
第0章B【このnoteの目標】
この目標だけ読んでも「???」となると思うので、目標の補足については自己紹介の後に書きます。
今回のnoteのハイライトである「難関GD選考突破のための本質マインドセット15選」だけチラ見せします!項目のタイトルだけ乗せておくので、詳細が気になった方は最後まで読んでみてください。
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第0章C【プロフィールとサマーインターン実績(一部抜粋)】
サマーインターン実績(一部抜粋)
プロフ(ガクチカ)
ビジョン
このビジョンは自分がもともと自信がなかった性格でしたが、中学生くらいから徐々に挑戦をすることで自信を持てて今後の自分や周りの環境の可能性にワクワクしてきた、というものがあります。
このビジョンやその原体験については今後また関わる時に話せたらなと思っています。
アカウントについて
◯コンセプト
「村人Aでもラスボスを超えられる」を体現すべく、就活生200人以上との面談経験、企業の面接官とのつながりがあるからこその「格上を超えるための再現性ある就活戦略」を発信中
◯見て欲しい人
大学生の今の自分を超えて社会で活躍したいという挑戦心・下剋上精神あふれる就活生(そんな人の挑戦が報われてほしい)
◯具体的な発信内容
発信に興味ある方はフォローお願いします!
https://twitter.com/CEO_righthand
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第0章D【目標の補足説明】
お待たせしました。目標の補足と本題について入らせていただきます。
まず、このnoteの目標をおさらいします。
ゴールを明確に見据えることとそのための基本戦略を理解し、格上を超えてサマーインターン参加枠を勝ち取る道筋を歩める状態にする
目標達成の要素としては、以下4つの要素に分かれます
この4つの要素をクリアして格上を超えてサマーインターン参加枠を勝ち取りましょう!🔥
あなたは今、山登りをしていると思ってください!
山登りでは山頂という「ゴール」があります。また、常に地図を持ち歩いて「現在地」を確認します。現在地を確認しながらどのルートからゴールを目指すかという「戦略」を立てます。山登りしながらも気候変動や体調不良などの問題があり、「試行錯誤」を繰り返します。
就活やGDもこの例と変わりません。
このnoteではただ単に「コツ、テクニック」を発信するつもりはありません。ゴール(=難関サマーインターンへの参加、納得内定)を目指しながらどうやって確実に近づくのかを発信していくつもりです。
それでは【ゴールを知る】編から読んでみてください!
第1章【ゴールを知る】(評価項目・目標レベル理解・敵の理解)
第1章では獲得すべき評価、到達すべき就活生としてのレベル感、倒すべき敵の3つの理解をしてもらいます。
この章の大ざっぱな目次です。
◯評価項目
評価項目について説明しますが、企業はどんな人材を求めているのかというところから逆算して評価項目について説明します。
1.企業が求める人材
企業が求める人材(=一緒に働きたいと考える人材)は以下3つです。
①長く勤務しそうな人
②活躍しそうな人
③志望度が特別高そうな人
それぞれの理由については以下PDFにて詳細を説明していますが、ここでも簡単に説明します!(PDFを見たい人は下のポストを読んでください)https://x.com/CEO_righthand/status/1776534262671712653
2.GD選考の目的
GD選考では主に2.「活躍しそうな人」かどうかを見ています。正確には1.「長く勤務しそうな人」の価値観一致も見ていますが、その対策をしようとすると強みが生かしにくくなるリスクが高まるためおすすめしません。
2.「活躍しそうな人」の持つ「強み」をGD選考という短時間で周りの人と協力しながら高いアウトプットを出すことが求められる場で発揮できるのかが主に見られています。
このような形式の選考をする理由は「強みの再現性」を確認するためです。
※一般的に協調性さえあればGDは通過すると言われていますが、そんな事はありません。協調性はガクチカを深ぼる面接をすることで確認できるので協調性の有無の確認のためだけにはGD選考を行いません。
3.GD選考の評価項目
GD選考ではチーム全体のアウトプットの質の高さと個人のチームへの貢献度が見られます。以下の図を見るとイメージしやすいと思います。
この図から言えることはどれだけ個人が活躍したとしてもチームのアウトプットの質が低ければ高評価はもらえないということです。大事なことは、
チームの仲間の強みを発揮し、個性的なアウトプットを出すことなのです。
4.質の高いアウトプット
では、質の高いアウトプットは何なのか?と疑問を持つ方がいると思うので質の高いアウトプットについての補足説明をします。
まずはそもそもの定義から。
質の高いアウトプットとは「GD課題目的達成度が高いこと」です。もう少し噛み砕いて説明すると、GD課題が出された背景(=目的)に対する達成度という意味です。
具体例を出すと、「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」というお題をだされたらどんなアウトプットを出しますか?
このお題の目的は「新商品をとりあえず上司に提案すること」なのでしょうか?違うと思います。一番上流の目的はスターバックスコーヒーの利益向上でその上流目的達成のために認知度の拡大や競合へ気持ちが傾いている顧客の回復など別の目的が想像できますよね。
そのようなお題の目的の達成度が質の高いアウトプットなのです。
では、どうしたらお代の目的の達成度が高くなるのか?
それは、方針と具体性がキーワードになります。
まずは方針について
議論は細かい議題に対して方針を決めながら進めるはずです。その方針を間違えるとどんなに深く考えても良いアウトプットは出せません。
具体例を出すと先程の「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」のお題のターゲット設定の議題で工場勤務社会人について考えていたら売れる新作は発売できそうですか?無理とは言いませんが正直難しそうですよね。それに比べて都内の女子大生をターゲットにして議論を深めたほうが高い数字の売上を叩き出せそうですよね。
このように細かい議題について良い方針を定め続けることが大事なのです。
次に具体性について説明します。
先ほど方針の大切さについて説明しました。しかし良い方針を定めるだけでは面接官の求めるアウトプットを出せない場合があります。その時に考えるべき項目が具体性なのです。もう少し噛み砕いて説明すると、方針を定めた後深く考えるのです。
具体例を先ほどの「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」というお題で考えます。都内の女子大生をターゲットにしてもいろんな女子大生がいますよね。部活バリバリしている系の女子大生やアルバイトに命を注ぐ女子大生、サークルの飲み会に毎日顔を出す女子大生。このように細かい区分に関しても考えることが必要なのです。なぜなら女子大生という抽象度が高いくくりで良かれと思った理由がすべての女子大生には当てはまらないからです。具体性を高めることで発表を聞く面接官もお題の回答に対する実現可能性や効果の高さをイメージしやすくなるためアウトプットが高いという評価がもらえるのです。
細かいノウハウについては第3章で解説するのでお楽しみに!
◯目標レベルの理解
GDでとりあえず仲間の強みを引き出そう!と意気込んでもチームのアウトプットレベルでしか振り返りが行えず、GD選考突破力はなかなか上がりませんよね。そこで就活生個人としてのGD選考でのレベルを4段階で設計しました。具体例と一緒に確認しましょう。
Level1:アウトプットの邪魔をしない
例)自分だけが理解できていないことに対する質問で時間を割く
例)アウトプットにつながらない原体験の説明に時間を割く
Level2:アウトプットに必要な情報を提示することができる
※たまたまできること、テクニックでなんとかなること
例)前提確認での意見出し(主観)
例)現状分析でアウトプットにつながる経験談を語る
例)アイデアベースで意見出しをすることができる
Level3:自分の強みを活かし、チームのアウトプットに貢献することができる
例)顧客視点で考えることができるという強みを活かし、世の中で流行っていることがなぜ流行っているのかを説明しアウトプットにつなげる
例)目的意識が強く全体を俯瞰して発言することができるという強みを活かし、議論のズレを指摘してアウトプットにつながりやすい議題へと修正する
Level4:周囲の状況に合わせて自分の立ち回りを調整し、チームのアウトプットを最大化させることができる
例)全体を俯瞰しながらメンバーの考えていることを把握し意見を振る強みのあるメンバーがいたため、意見を構造的に整理し意見の矛先がブレにくくするような書記の立ち回りに変える
例)消費者としての原体験を現状分析で述べるメンバーが多かったため、「ミクロではなくマクロ視点ではどうだろうか」という問いを投げかけたうえで自らが率先して第一の意見を提示する
第2章にてあなたのGDレベルの現在地を特定するための質問を用意してあるので、お楽しみに!
◯敵の理解
難関GD選考を突破するには仲間との協力が肝になることはわかりましたか?しかし、実は仲間でありながら内定枠を奪い合う敵でもあるのです。
選考が進むにつれて、企業の難易度が上がるにつれて敵のレベルは上がっていきます。敵の属性だけで怯まないように実際どんな敵がいるのか、僕が戦ったライバルの属性を紹介します。
敵の理解 社長の右腕が戦ったライバル
体育会系
大学時代には体育会で全国大会出場経験がある旧帝大院生
インターン大活躍系
某ビジネスメディアのマーケインターン生
営業インターンで圧倒的成果を残し、15人のマネジメント担当者
投資事業に関わる時価総額1000億以上のメガベンチャーインターン生
学生起業系
学生起業立ち上げメンバーで役員を務める地方国立大生
就活実績強すぎ系
7月時点で戦略コンサルの最終面接を控える旧帝大院生
GAFAMの内定を8月に持っている最上級私立大学生
海外で大活躍系
海外留学をし、現地で学生団体を立ち上げて大活躍したトロント大学留学生
これでゴールを理解できたでしょうか?ゴールを見据えずに頑張っても、その努力が報われる可能性って低いんです。5教科の合計点数をあげるために苦手科目で60点しか取れない数学よりも優先して得意科目ですでに90点獲得できている英語をどんなに勉強してもインパクトは小さいですよね。ゴールを常に把握しながら就活を進めていきましょう。
第2章【現在地を確認する】(選考突破レベル・自分の点数)
さて、ゴールを確認できたあなたは今どの立ち位置にいるのか気になっていることでしょう!
そこで!
現在地を知るための質問を12問用意しました!
それぞれ得点制になっていて、自分の現在地を確認できるようになっています!
答えがYesなら得点獲得、Noなら無得点です。
Level1用質問 各5点
発言量を第一に考え、GDを進めている
議論内容の理解を目的とした発言を5割以上している
他の人の意見に具体的な理由を説明せずに賛成・否定している
Level2用質問 各5点
議論の時間短縮するための発言ができる(前提確認での意見出し、フレームワーク使用の提案など)
新しい視点をチームに提供できている
自分の発言による効果を認識しながら行えている
Level3用質問 各10点
自分の強みを理解している
自分の強みの発揮場面を理解している
自分の強みによってチームのアウトプットでに与える影響を理解している
Level4用質問 各10点
チームのメンバーの強みの仮説を立てることができる
自分の得意な立ち回り以外からでもチームのアウトプットに影響を与えられる
チームのアウトプットを最大化させるために欠けているものを把握しながら立ち回れる
自分にない強みを持つメンバーを巻き込むことができる
いかがだったでしょうか?答えていて「あ、やべ!」となる質問が多かった人もいるのではないでしょうか?
以下が得点別のレベルの目安です
あなたの現在地は確認できましたか?もしあなたが理想とするレベルに達していなかったとしても問題ありません。次の3章ではGD選考のレベルを上げる方法について解説します。
第3章【戦略を立てる】(GDの流れの目的確認・強み把握・ノウハウ解説)
この章では、あなたの就活レベルをあげるための方針やアクションを一緒に考えます。
以下がこの章の大ざっぱな目次です。
◯GDの流れの目的確認
まず、GDの大まかな流れとその目的の解説をします。今後ノウハウを紹介しますが、ノウハウをただ使うだけだと応用が効きません。基礎を徹底するために流れと目的の理解を最優先でお願いします。
各流れと関係性の深いノウハウ番号をカッコの中に記載しています。
ゴール設定・戦略(13,15)
問題に答えるを超えてチームとして高いアウトプットを出すという意識に切り替えることができる
高いアウトプットの認識を揃えることで方針が明確になる
前提確認(4,16)
高いアウトプットを出すために必要なことを議論することに時間を使えるように基本情報を固定する
現状分析(6、7)
高いアウトプットを出すために必要な項目の目標(訂正・定量)に対しての現状を分析し、距離感を性格に把握する
課題・原因特定(5)
高いアウトプットまでの距離感についての認識をそろえた上で距離が埋まらない原因の仮説を立てる
施策の効果を最大化させるために、施策によってもたらされる影響の方向性を定める
施策立案(3)
効果と実現可能性の2観点を重視したアウトプットを出す
◯強みの把握
GD選考突破力をあげるためには自分の強みを把握し、発揮する必要があると述べましたが、実際GDで使える強みってなんだろう?と疑問が湧くと思うのでGDで活用できる強みの種類と具体例をまとめました。
全体思考系の強み
補足説明:グループ全体で考えるべき論点が決まりきっていない時もしくは論点変更をする時に発揮される力【方針】
具体例:物事を俯瞰して考え視点を増やす力、現在の論点の変更を検討すべき理由を全員が納得できるように説得知る力
個人思考系の強み
補足説明:グループ全体で考えるべき論点が決まりきっている時に発揮される力【具体】
具体例:顧客視点になって考える力、論点と他事例(個人の原体験・友人の話・ニュース)を融合して考える力、GoodMoreを整理して2つ以上の案から折衷案を生み出す力
組織活用系の強み
補足説明:議論を活発化させる時に発揮される力
具体例:話についていけない人に対して現在進行している議題を噛み砕いて理解させる力、意見を出してくれた人に感謝することで些細な意見も発言できるという雰囲気を創出する力
進行調整系の強み
補足説明:議論の大枠の舵を握り組織の思考の方向性を一致させる時に発揮される力
具体例:もともと決められていたタイムスケジュールの変更を意図を持って意思決定する力、議論上でのの理想と現状を把握したうえで段取りを組み直す力
◯ノウハウ解説
これから待ちに待った難関GD突破ノウハウ16個について解説します。
大きく分けて以下の4項目があり、それぞれ解説します。
また、ノウハウの一覧はこちらになります。
それでは、論点理解編からひとつずつ解説していきます。
◯論点理解編
1.ミクロマクロ、発散収束のどの場面にいるのかを常に意識しろ
議論全体を俯瞰しましょう、ということです。
今の議論の抽象度は?意見だしの場面?意見を絞りに行く場面?
これを頭に入れながらGDを進めていくと肯定も否定もより自信を持って発言できます。また、議論とズレた発言をしている人がいた時のフォローができます。
チームのアウトプットの質を上げることにも個人の活躍度を上げることにも繋がります!
2.アクセルとブレーキどちらが必要なのか見極めろ
これは先ほどお伝えした方針決定の話です。議論の方針が間違っているか正しいのかを根拠をもとにして判断することで個人の発言やグループ全体の発言をコントロールすることができます。
議論が停滞している時に思い切って先陣を切り具体性を上げる議題に移行したり議題の視点を追加するような行動を取ること、
議論が間違った方向に進んでいることをいち早く察知してグループを納得できる理由と共に方針変更の提案をすること
これらの発言はグループのアウトプットの質を大きく押し上げます。
3.機能に執着するな、インサイトを捉え情緒的価値を追及しろ
GDの最終的なアウトプットでは集客的な施策(チラシ、場所選定、広告)に帰結することが非常に多いです。
このままだと、競合によって大きく左右される施策と評価されます。なぜなら、自社サービスを持つコンビニが近くにできたらその瞬間に利用者が激減するからです。
ではどうすれば良いのかというと、機能面以外の情緒面に刺さるような施策を行うべきです。
スタバが日本の中で圧倒的な地位を築いているのはなぜでしょうか?安さ?家からの近さ?味の美味しさ?
違いますよね。商品以外の面での付加価値があるからです。例えば接客の質の高さやブランドにより承認欲求が満たされることや店舗の空間の雰囲気などだと思います。
情緒的価値が重要なのは分かったけど、じゃあどうすれば良い?と言う疑問が生まれると思います。
その疑問に対する答えとしてはとにかくターゲットについての理解を深め、根底で望んでいる深層心理(=インサイト)を把握することです。
ターゲットが好きなものや行動には共通点があるはずです。例えば承認欲求の強さや寂しさや成長実感など。その共通点を探るためにターゲットの理解を深めるのです。
普段とる何気ない行動はなぜ行うんだろう?友達の口癖やよく取る行動はなぜそうするのだろう?と考える癖をつけておくことでGDでインサイトを見つけやすくなります。
4C分析について把握しておくと機能的価値と情緒的価値を把握しやすいので図を掲載しておきます
4.変数と定数の見極め、勝手に定数にするな、定数に執着するな
一言で説明すると変化しやすいものとしにくいものがあるので把握しましょう、ということ。
変数と定数はフレームワークを用いると考えやすいです。
先ほどの例題「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」で3C分析のフレームワークを使いながら考えます。
まず、顧客層はいきなりは変えられませんが、口コミなどにより徐々に変えられます。競合については自分達では変えられません。自社については店舗の数や雰囲気は変えられませんが商品についてはコンセプト・味・見た目・値段など変えられるものが多いです。
ここから、比較的変えやすい顧客と自社の商品の2つをメインに考えるとやりやすいです。
顧客を変えるためだけに広告施策のみを打ったり、新規顧客を獲得したいのに商品変更の施策のみをうつと、顧客変更の施策と商品変更の施策両方を行うよりも影響が小さいことが想像しやすいですよね。
また、競合を変えるために色々考えても影響はほぼ0になりそうです。
このようにフレームワークを用いながら広い視点で変えられるものと変えられないものに着目するとGD議題の目的達成度を上げやすいです。
以下、GDでよく使うフレームワークを載せておきます。わからないものは調べるかDMで聞いてください。
5.ロジックに執着するな、停滞した議論は突飛なアイデアで突破
質の高いアウトプットを発表する際に説得力があるのはロジカルな説明です。
しかし、だからといって議論全体でロジカルに考えすぎる必要はありません。最後説明する時にロジカルでさえあれば良いのです。また、ロジカルにこだわりすぎてアウトプットがそもそも出ないなんて状況は論外です。
なぜロジカルで考えすぎると議論が詰まってしまうのでしょうか?
それは、方針が正しくないからです。具体的にはロジカルな議論を行うために必要な視点が抜けているのです。例えば、いつもの「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」という例題で新作の商品に関する議題ばかりしていたらなぜその商品で目標売り上げを達成できるのか?という問いに答えられないはずです。なぜなら顧客という視点が抜けているからです。
今のはわかりやすい例ですが、実際GDでは類似例がよく発生します。その時にあえて突飛なアイデアをだすことで突破できます。なぜならアイデアベースの意見から重要な新たら視点が発見される可能性があるからです。
大事なのは良さそうな突飛なアイデアが出た時にそのアイデアがなぜ良いのかを考えることです。そうすることで抜けていたけれども大事なアイデアが見つかるはずです。
6.解釈ベースの議論は机上の空論、事実と解釈を切り分けろ
要するに「それってあなたの感想ですよね?」マインドを大事にしましょう、ということ。
意見のどこまでが事実(正しい)でどこからが解釈(間違っている可能性がある)を切り分けずに方針を決定してしまうと地獄です。アウトプットに対してGD議題の目的を達成可能か判断できないという評価になってしまいます。
大事なのは正しいのかそうでないのか、ではありません。正しいことを説明できることです。もちろん、全ての意見が正しいと説明することは難しいと思いますが、正しいと考えた理由について説明できる状態を目指しましょう。
全体のアウトプットの質が高まります。
7.論理の飛躍は致命傷、意見の背景を常に把握しろ
こちらも事実と解釈と似たようなテーマです。意見を発する流れとして客観的または主観的な要素を判断して意見として発されます。解釈ベースの意見というのは思い込みなどの主観的要素で判断されていて、事実ベースの意見は統計などの客観的要素で判断されているわけです。
ここで知っておいてほしいのは解釈ベースの意見=悪というわけではないということです。解釈ベースの意見が悪の場合と善の場合があり、その違いはどんな主観を元に判断したか、ということです。
例えば、「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」という議題で「サクラをモチーフにした商品が良さそう」という意見が出たとします。この意見はその背景によって善悪が変わります。
まずは悪のパターンから。
「だって私サクラ好きだもん。」という理由で意見したとしたら主観ベースです。
次に善のパターンです。
「現在は女子大学生をターゲットにしていると思うのですが、先日女子大生の友達とお花見について話していた時にお花見の際におしゃれな飲み物があればSNSにお花見の様子について投稿する際にもっと嬉しいのにな、ということを言っていたからです。」
判断基準は意見の主観要素に意図を持たせられていたかどうかです。
このノウハウ全体を通して伝えたいことは意見に対してすぐに肯定・否定を判断するのではなく背景を聞け、ということです。
◯自己理解編
8.自分の尖った強みを把握し、活躍範囲を見極めろ
あなたは自分の強みをGDで発揮しよう、という意識を持てていますか?
GDの評価は議論全体の総合力ではありません。もしそうだったら学歴の壁を覆すことがほぼ不可能になっているはずです。しかし実際はMARCHの大学生が早慶の大学生が選考通過できなかった企業に内定していることはあるはずです。
最初に伝えたようにGDの評価はチーム全体のアウトプットの質の高さと個人のチームへの貢献度で決まります。評価を高めるための鍵となるのは自分がどんな発言をしてチームに貢献するのか、です。
議論の全てに対して責任を追う必要はありません。議論全体の中の得意分野に絞って大きな活躍をして貢献し、チーム全体のアウトプットを高めればよいのです。
このような理由から自分の強みを自覚することが重要です。
GDで発揮できる強みの区分については先程具体例とともに解説したのでここでは割愛します。
強みを把握した後はどのように発揮させるのかが重要です。強みを活用した場合に議論全体にどんな影響を及ぼすのか、を把握しておくと強みの発揮場面がわかり、チームへの貢献をしやすいです。
議論全体に与える影響としては「方針」と「具体性」に帰結するので2つの要素のどちらをどう考えると想像しやすいので考えてみてください。
具体例として、僕の例を上げると僕の強みとして「全体を俯瞰し、目的意識を持ちながら分析し、違和感を発言できる」というものがあるので、議論がそれていた時に戻す動き、すなわち方針変更に対して貢献することを特に意識していました。
9.議題と議論の2観点で視野を広く持て
議題と議論って何が違うの?という疑問がまず最初に生まれると思います。僕は次のように定義しています。
議題:考える内容
議論:話し合い全般、人と人の話し合い
例えば、視点を増やすには上記の2観点を生かして次のような手段があります。
議題起点:論点の抽象度を上げて俯瞰して考えることで新たな視点を増やす
議論起点:議論に参加できていないメンバーの理解度を上げたり発言しやすい雰囲気を整えることで発言者の数を増やすことで新たな視点を増やす
このように議題と議論の2つの観点を区別しておくと「方針」や「具体性」をコントロールする時の発言バリエーションが増えて議論に貢献しやすくなります。
10.仲間ありきの他責思考になるな、GD高評価の根幹は個人の実力
あなたはGDのお題が発表された時に一人の力だけで結論にたどり着けますか?その結論はGD議題の目的達成度をどれだけ満たせていますか?
この質問の答えが他責思考と自責思考の分かれ目です。
仲間がいないと結論を出せなかったり質の高いアウトプットを出せない状態だとGDでの個人貢献度や全体のアウトプットの質は外部要因に影響されます。
一方で、一人でも質の高いアウトプットを出せる場合は主導権を握る握らないも発言割合も調整して質の高いアウトプットに直結する発言に集中することができ、多くの意見を取り入れながらも確実に質の高いアウトプットを出すことができます。
だからこそ、GD高評価の根幹は個人の実力なのです。注意点としては自分の実力が高いからと言って個人の発言割合を極端に高めてはいけないということです。個人の発言割合が高ければ高いほど少人数の意見でのアウトプットになってしまいます。言い換えると、適切な発言割合をそれぞれのメンバーで表すことができれば多くの意見を取り入れた個性あふれるアウトプットに仕上がるはずです。
では、どのように個人の実力を高めればよいのか。それは1人でGDお題を解き、答え合わせをしてください。その際、「方針」、「具体性」の2つの観点に着目しながら答え合わせをするとより質の高いアウトプットにするためにはどうすればよかったのかが明確になっていくはずです。
個人の実力を高めて個人の活躍度やグループ全体のアウトプットの質を高める際の再現性を高めましょう。
◯組織理解編
11.地蔵にも自責思考を持て、巻き込み方で地蔵は復活する
地蔵って知っていますか?GDでの発言が極端にすくない人のことです。僕も人生始めてのGDでの学習塾を経営する会社の新規事業立案というお題で地蔵になりました。
地蔵に遭遇した時にどう思いますか?話しかけても無駄だな、とか思っていませんか?
実は地蔵に対して巻き込み方を工夫することで発言量を増やし、地蔵からアウトプットを高めるために一緒に切磋琢磨する仲間に変化するのです。
ではどうすればよいのか?その鍵は地蔵になってしまう原因にあります。地蔵がなぜ地蔵のままでいるのかの原因を解決すればよいのです。地蔵が地蔵のままでいる原因は大きく4つあります。
1.GDそのものについて理解できていない
補足:GDに慣れていない人は前提を設定することや現場を分析することの目的がわかっていません。目的がわからないからこそ自分の発言をしていいのかがわからないのです。
解決策:今は何について話しているのか、なぜ話しているのかを説明する
2.GDで進行している論点について理解できていない
補足:話しているテーマについて専攻などで知識が豊富なメンバーだけで進めてしまうと理解が追いつきません。
解決策:直近の論点の要約をする、専門用語について噛み砕いて説明する
3.意見は持っているが自信がなく発言できない
補足:少人数の主張の激しい人が議論をリードしているとその他の人は発言しにくいです。発言に対してすぐに否定されたりスルーされてしまうと自分の存在は必要とされていないと判断してしまい発言できなくなってしまいます。
解決策:質問を投げかける、発言してくれたことに対して感謝する
4.質問について理解できず、うまく答えられない
補足:質問が来ても質問の振り方が雑だったら答えられません。例えば、発言することに自信を持てていない状態の時に「今の話についてどう思う?」との質問が来ても正直身構えてしまいますよね。
解決策:簡単な質問を投げかける、質問の目的を説明する、具体例を持ちながら質問する
議論の序盤で地蔵だったメンバーを上記の解決策などを用いて発言量を増やし、新たな視点を増やすきっかけになればあなたはチームのアウトプットに対して大きな貢献をしたと言えます。
12.考え込む仲間を放置するな、宝箱の鍵はそこにある
このパターンは地蔵、とは少し違います。GDの前半では発言量が多かったのに、後半になって急に発言量が減ったメンバーが居る、そんな経験はありませんか?
このような特徴を持つ人は議論についていかない、という選択を決断し、少し前の論点について考え続けている、というパターンになっていることが多いです。
このパターンに入ったメンバーはGD終了まで発言量が著しく減り、最後まで増えません。そのようなメンバーの心理としては「論点に対して違和感を感じている、しかし今のタイミングでそれを発言してしまうとチーム全体に迷惑をかけてしまう」と考えていることが多いです。
それだけではなく、このようなメンバーが抱えている違和感は高いアウトプットをだすために重要な観点である事が多いです。まさに、「宝箱の鍵」なのです。
このノウハウ全体を通して伝えたいことは考え込んでいるけど発言しないメンバーがいたら声をかけてあげましょう、ということです。
仮に「宝箱の鍵」に当たるような重要な観点を考えているのではなく単純に理解に苦しんでいたとしても議論への参加者を増やし意見の幅を広げるチャンスです。
議論へ参加できていない人へも配慮し、グループ全体のアウトプットの質を高めていきましょう。
13.思考の矛先を揃えろ、仲間の頭の中を把握しろ
思考の矛先が揃っていない状態ってどんな状態かイメージできますか?1意見に対して賛成・反対でもなく違う意見になってしまい無駄な時間を過ごし続けてしまう時間になってしまうのです。
具体的な例としてまた「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」のお題で説明します。Aさんが現状分析として、各世代でコーヒーに対する印象を聞いていたとします。それに対してBさんが、高齢者の女性はコーヒーを味わうのではなく、雑談をする場所代と認識しているので、安くすべきだという施策を発言します。また、Cさんがそれに対して女子大生はおしゃれさを気にしているため見栄えの良い新作にすべきだという別のターゲットに対する施策を発言します。
上記の例を見てどう感じましたか?話が噛み合っていないと思いませんでしたか?
このような例を防ぐために思考の矛先を揃える必要があるのです。
思考の矛先をそろえるには大きく2つの方法があると考えています。
1.論点の目的を周知させる
補足:なぜ今この論点についてを話しているのかが理解できていないから思考の矛先がずれて噛み合わない発言が生じてしまうのです。
具体例:「ゴールであるスタバの新作を通して新規顧客の開拓を行うために、ターゲットを決めたいです。現状分析として現在スタバをよく利用する人やあまり利用しない人の特徴を整理しましょう。」
2.メンバーの考えていることを予測し、優先順位について説明する
補足:論点の目的を説明しても、メンバーが深く違う論点について考えているとうまく理解できないことがあります。
具体例:「今、Bさんは高齢者の女性に対しての施策を考えていると思います。まだ、ターゲット設定は高齢者女性でよいのか、その顧客の課題は何かを決断できていないので、まずは一番効果の大きそうなターゲットについて決めませんか?」
このように思考の矛先をそろえることで質の高いアウトプットを出すために必要な論点について適切な順序で話すことができるはずです。
14.協調性という言葉は罠、雰囲気を崩さず否定する力を身に着けろ
GD選考を突破するにはとにかく協調性が大事なんだ!ということを聞いたことはありませんか?
確かに、協調性を発揮して、チームの雰囲気を良くすることは大事です。しかし、思い出してみてください。GD選考の評価項目を。
①チーム全体のアウトプットの質の高さ
②個人のチームへの貢献度
上記の2点でしたよね。協調性がよく言われているのは協調性を発揮できないとチーム全体の雰囲気が悪くなりアウトプットの質が大きく下がる最悪パターンだからです。
しかし、すべての意見に対して肯定してしまうと、論点の方針が正しくなかった時に後戻りできず(=ブレーキを掛けられず)質の高いアウトプットにはならないはずです。
すると何が起こるかと言うとどんなに個人の活躍度が高くても全体のアウトプットが悪い関係で高評価に繋がらないのです。
ではどうすればよいのか?
このノウハウ全体を通して伝えたいのは、「組織の雰囲気悪化」は悪だが、「否定」は悪ではないということです。
理想状態は組織の雰囲気を悪化させずに否定することで論点の方針転換を適切に行うことです。
具体的な方向性としては、組織の雰囲気悪化の原因をつぶしながらの否定をする、ということです。
組織の雰囲気悪化の原因は3つあります。
1.意見に対して否定から入る
補足:否定されると発言が怖くなってしまいますよね。想像できるかと思います。
解決策:意見に対して良いところと悪いところを整理する。
具体例:「高齢者に女性に対して価格のやすさで勝負する、という意見ありがとうございます。ニーズを踏まえた施策になっていて素晴らしいなと思った一方で、価格を安くすると利益が減ってしまうという懸念があると思いますが、利益についてはどのように考えていますか?」
2.意見をスルーされる
補足:スルーされると雰囲気が悪くなりますよね。未読無視と同じです。
解決策:論点と発言が噛み合っていないことを指摘したうえで質問し直す
具体例:「高齢者に女性に対して価格のやすさで勝負する、という意見ありがとうございます。今は施策の効果が高くなるように、最適なターゲットは誰か、を探しているんですよね。高齢者女性が良いと思った理由について教えていただけませんか?」
3.主張が強すぎる
補足:自分の主張が強すぎると相手の意見が優れていても冷静に判断できませんよね。
解決策:2つの主張を比べる
具体例:「高齢者に女性に対して価格のやすさで勝負する、という意見ありがとうございます。今は〇〇さんの価格のやすさの意見と私の見栄えの良さという意見の2つがあるのでよければ全員でそれぞれの良い点と悪い点を整理しませんか?」
このように、組織の雰囲気を崩さずに論点の方針転換をする力を身につければチーム全体のアウトプットの質を高めることができます。
◯進行理解編
15.ゴールはお題への回答ではない、目的の達成
GDでのお題について、なぜ出題されているのか考えられていますか?
なぜ出題の目的を考えなければいけないのかというと、目的設定によって評価軸が定まり、チーム全体のアウトプットの質の定義である「GD課題目的達成度が高いこと」を議論中に判断することができるからです。
例えば、「スターバックスコーヒーの新作を考えてください」というお題が出されたとします。すると、目的がいくつか考えられると思います。スターバックスのブランド価値の向上、スターバックスを正解一のコーヒーチェーンにすることなどです。すると、目的達成のための小目標を考えられるようになるはずです。例えば、スターバックスのヘビーユーザーの人数を増加させること、スターバックスの利益を増加させることなどです。
このように目的や小目標を考えられると、ターゲットは既存顧客に絞るべきだ、とか売上と費用のバランスを考えながら施策を選別すべきだとかです。
目的や小目標を考えられると方針について考える時間が圧倒的に減ります。ということは方針変更のために行ったり来たりする時間がなくなるため具体性が高く、GD課題目的達成度が高いアウトプットが出せるようになるはずです。
16.大枠の議題決定で満足するな、細かい議題の目的を設定しろ
テンプレ通りのタイムマネジメントで満足していますか?
そのままだと以下のような場面に遭遇するはずです。
「よし!現状分析しよう!でもなんの項目について考えればいいんだろう?現状分析って何がわかれば終わりで次の課題特定に進めるの?」
「施策たくさん出したけど、なんか噛み合わないな、、、課題特定が間違ってるんじゃ?」
テンプレ通りのタイムマネジメントしないと十分議論が深まった項目に必要以上の時間を使ってしまったり議論の大枠をいったりきたりして時間を効率活用できなくなってしまうんです。
3章の1番最初のトピック、GDの流れと目的確認を熟読し、目的から逆算して細かい議題を設定するのと目的の認識をそろえておきましょう。
時間配分がうまくいけば議論の深みが増してアウトプットの質が高まるはず!
これで3章は終わりです。次にどんなことを意識してGD選考で高評価をもらえるかのイメージが湧きましたか?
3章を読んで終わりにしようと思っているあなた。バレバレですよ。「ノウハウを知っている/使える/効果が最大化されている」はそれぞれ違うんです。せっかく覚えたノウハウ、せっかくなら効果を最大化させたいですよね。
それなら次の4章を読んで振り返りについても極めましょう。
第4章【行動の中で試行錯誤する】(個人振り返り・FBのもらい方)
戦略を覚えただけではGD選考突破力は理想のレベルに到達しないことを断言します。なぜなら戦略は活用できる/できないだけでなく、戦略活用による効果の高さ低さも評価に影響するからです。戦略活用による効果は振り返ることでしか再現性を持って高めることはできないと思います。
振り返りには大きく分けて3種類あると思っています。
1.強みベースでの個人振り返り
2.議論の流れベースでの個人振り返り
3.FBによる他人振り返り
それぞれどんな問いを立てるかが、振り返りをしGD選考突破力の向上させるためには重要なので問いの具体例を3種類それぞれ提案します!
1.強みベースでの個人振り返り
全体思考系の強み
ミクロ視点マクロ視点の抽象度のレベルを調整しながら新しい視点を議題にすることができたか?
ミクロ視点マクロ視点の抽象度のレベルを調整しながら視点を絞ることができたか?
現在の議論に違和感を感じた時、違和感の違いを起点とした方針転換の必要性を論理的に説明できたか?
個人思考系の強み
顧客の視点から意見を出すことができたか?
アウトプットの質を上げるために具体性を上げる項目を提示することができたか?
意見に対して事実と解釈で分けながら思考し、時には全体に指摘することができたか?
組織活用系の強み
理解度の確認を行うことで発言者を増やすきっかけを作ることができたか?
理解できていない仲間に補足説明をすることで発言者を増やすことができたか?
意見に対しての受け答えを工夫することで発言者の増加や一人ひとりの発言抵抗を減らすことに貢献できたか?
進行調整系の強み
このペースで行くと最初に決めた時間内に次の議題に進めるかを意識しながら議論を進めることができたか?
場面に応じて議論の目的を意識しながら細かい段取りを作成することができたか?
フレームワークを活用することで短時間で必要な要点を議題に出すことができたか?
2.議論の流れベースでの個人振り返り
前提
目的意識の強さを活かし誰が何の目的でお題を出したのかを逆算することができたか?
段取り・タイムマネジメントを設計することができたか?
チーム全員に主体性を持たせられる組織づくりができたか?
ゴールに必要な要素を算出することができることができたか?
現状分析
ミクロとマクロの視点の切り替えができていたか?
PESTなどの社会現象と結び付けられることができたか?
自身や周りの人の経験からインサイト(深層心理)を言語化することができたか?
他の人の意見を噛み砕いてわかりやすいようにチーム全体に共有できることができたか?
意見の抽象化や分類をすることができたか?
理解度や自信が原因で発言できない人に安心感を与えてチーム全体の議論の活性化に貢献できたか?
1意見を深掘りして考えることでアウトプットの質を高めるコアとなる要素を抽出することができたか?
議論全体を俯瞰しながら意見出しのセグメントを絞ることができたか?
課題・原因特定
目標と現状を正確な比較軸を用いることができたか?
質の高いアウトプットに直結する要素を抽出することができたか?
思考が得意なメンバーの仮説を立て意見を振ることができたか?
課題の原因を特定に大きく前進するための質の高い問いを投げかけることができたか?
施策立案
他の成功事例と結びつけながらアイデア出しや補足することができたか?
意見を出す速さを用いてアイデアが出しやすい空気感を作ることができたか?
ターゲットの深層心理を踏まえた意見を出すことができたか?
質の高いアウトプットに繋げるための評価軸を設定することができたか?
複数の意見のメリットデメリットを可視化してチームで判断する体制を構築できたか?
複数の意見を抽出して折衷案を考えることができたか?
発表
お題の目的の達成度が伝わる結論を組み立てることができたか?
施策の納得感を伝えるためにターゲットの深層心理や他の成功事例(+成功要因)を踏まえた根拠づけができたか?
最終的な目的達成だけでなく、施策による小さな変化を伝え、目的達成のロジックを説明できたか?
お題が現在達成できていないコアとなる課題・要因を伝えることができたか?
3.FBによる他人振り返り
全体のアウトプット
私たちの設定した目的を達成度を上げるためにどの議題項目に時間を割くべきでしたか?
今回時間配分を間違えた議題項目はどこでしたか?
今回のアウトプットに反映されたマクロ・ミクロの視点の広さや議論の深さは適切でしたか?
今回のディスカッションで〇〇様が参加されたとしたらどの場面でどんな問いを投げかけますか?
個人の活躍
私は〇〇の場面で〇〇な強みを活かして〇〇という発言を〇〇という効果を想定して行いましたが、実際どう感じられましたか?
私の〇〇という強みは今回の議論においてどのような発言を通して活用すべきでしょうか?
上記の問いを参考にしながら振り返りの質を上げていき、次のGDではどんなことを意識するのか、それによりなぜ自分の評価は上がることが想定できるのかを考えられるとGD選考突破力は他の就活生と比べ、格段に上がるかと思います。
第5章【最後に】
就活で大事なのは仮説検証だと考えています。
僕は就活って大きく分けて2種類あると思っています。それは「選考突破力の向上」と「企業選定の絞り込み」です。
1つ目の「選考突破力の向上」に関しては強みと価値観そのものやそれを表すエピソードについて仮説検証する必要があり、(ガクチカだけでなく志望理由系も含む)
2つ目の「企業選定の絞り込み」については企業の情報を知りながら自分はこの企業に合うのかを仮説検証する必要があると思っています。
仮説を立てるのは自分ひとりで可能ですが、検証するのは他の人を巻き込んで行う必要があると思います。それもただの他の人ではなく就活に関しての知識が豊富な人や実際に企業で面接を担当される方を巻き込むことが必要だと思います。
ここまで読んでくれたフォロワー様限定で特別イベントを案内します!
1.合説系(オンライン)
→一般の合説のような一方通行型ではなく質疑応答の時間が多くあり、具体的な質問をすることで仮説検証を行えるイベント
2.選考突破力向上系①(オンライン)
→自己PR資料のスライドをメンターと一緒に作成し(ES選抜突破後)発表練習をイベント前に行い、イベント当日では自己PRを5-6回繰り返し、強みやエピソードに対してのFBを実際の面接官から発表した回数分もらえるイベント
3.選考突破力向上系②(オフライン 関東/関西)
→これもES選抜があります。GDを超えてサマーインターンで行われるような営業ワークやマーケティングワークを通じてFBがもらえるイベント。GDやサマーインターンでの評価ポイントや自分のGoodMoreを整理できます。
興味のあるイベントが合った場合、DMにて、「特別イベント」と送ってください!
また、このNoteを引用リツイートで感想を発信してくれたフォロワー様にはES添削(ガクチカ1つ)を行います!
明確な評価基準を元に点数で評価するので自分のESレベルがどれくらいなのかを認識できます。※かなりハイレベルに設定しているので50点以下が7割、70点以上は1割程度です。
改めてにはなりますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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