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53歳から始める鉄拳8 その11

土日にランクマを重ねた。

鉄拳のランクマは3本先取だからくたびれる

鉄拳界においては、どんなプレイヤーでも「剛拳」という段位になるまでは段位ポイントが下がらない。だから誰でも剛拳になれる。私でもなれるし、キミだってなれる。おじさんも、おばさんも、レディースアンドジェントルメンも、キッズも、老人も、LもGもBもTもQもZも、誰でもなれる。

の割には、鉄拳力10万超えとかの猛者もこの段位帯には徘徊している。上級者のサブキャラなのか何なのか、正体はよくわからんけど、「こりゃいかん。絶対勝てないわ」みたいな人にも時々当たる。

この「剛拳までは段位が下がらない」という仕様、どういう狙いなのかはイマイチ分からないが、あんまり良い仕様だとは思えない。

初心者がランクマに望むことというのは、たった一つであり、それは「自分と同じレベルの相手と対人戦をしたい」ということだと思うのだ。そのためには、やはり勝敗に応じてきっちり段位は上下すべきだし、あまりにもかけ離れた鉄拳力を持つ相手はシステムで当たらないようにしてほしい。

「え? 相手の鉄拳力が高すぎてぜんぜん勝てない? いいじゃないですか負けても。だって、いくら負けても段位は下がらないんですよ? あなたの段位は剛拳に達するまでは保護されてるんですから、どんなに負けても大丈夫なんです。ほら、剛拳になるまでがんばりましょうよ。30連敗がどうしたっていうんですか。ポイントは減らないんだから気にする必要ないじゃないですか。オーッホッホッホッホ」と喪黒福造みたいなことを言われても、「俺は剛拳になりたいんじゃないんだ! 同じような実力の相手と戦いたいだけなんだ! ポイントは減らなくても心はすり減るんだよ!」というのが実際のところではないだろうか。

そんでまあ私も一応、原田福造の仕掛けにまんまと乗って剛拳までは上がったのだが、ここを境に上がったり下がったり、まだしばらくはこの段位ぐらいで修行を重ねる必要がある感じである。

ガチャで出てきたらハズレ扱いのステータスである

リリで100試合を超えてくると、だんだん手癖が付いてきているようで、頻繁に使う技とめったに使わない技とかなり傾向がはっきりしてきた感じがある。

目下のところ私が「これはもっと使っていかないとまずいな」と思っているのは、以下の技である。

まず、確定反撃としての6RPLKとRPRKの2種類である。前者は発生12F、後者は発生10Fと、上段なのが玉に瑕だが、そこそこのダメージとダウンが取れて発生も早いという便利な技である。プラクティスでの確定反撃練習も、これらの技の使用を提案されることが多い。現在はどうしてもLPLPとかLPRPとかを反撃に使ってしまうので、咄嗟の時に出せるよう、手に覚えさせていきたい。

また、ヒート発生技であるWKとLKLPなのだが、そもそもヒートのことが頭から抜け落ちているので、ほとんど使った試しがない。ヒートというのが何がどう強いのか未だによく分かっていないのだが、スト5のVトリガーみたいなもんで、抱えたまま負けるというのがかなりマズイことだと思うので、ヒートになったら何をどうすればいいのかは今後勉強するとして、とりあえずヒートになれるこれらの技は積極的に使うべきだろう。

あとは背向けからの技である。私は背向けとしてLPLPを頻繁に使うのだが、ここからの技として2LKRKばっか出してしまう。背向けからはやはりWPのコンボ始動が一番リターンが大きいと思うので、2LKとか2RPとかで下段を意識させつつ、WPでコンボを狙っていきたいところである。

ついでに、しゃがみから出す技が立ち上がり中RPばかりなのも問題である。3RPで足元を払うとか、隙の少ない立ち上がりRKを出すとか、あるいはLPRPRKと連携させるとか、しゃがみからもう少しアレコレ技を振っていかないとせっかくしゃがんで相手の技をかわした意味がない。

で、次は防御の方である。

やはり相手の連携中に、レバーがずれるのか攻撃ボタンを無意識に押してしまうのか、最後をガツンと食らうことが多い。で、これはそもそも論として、相手に連携を出すことを許している時点でよくないのではないかと思うようになった。

たとえば私が準と戦うと、もう常に相手のターンで、延々と相手が技を出し続けているような感じなのである。多分、というか間違いなく、どこかでこちらにターンを取り戻す隙があるはずなのだが、どうしてもガードで固められてしまい、サンドバック状態なのである。相手にしてみれば、「こいつ延々とガードしてるだけじゃん。じゃあどんどん攻撃しておいつめちゃえ」と、殴られる心配をせずに出したい技を出していればそのうちに当たって勝てるわけだから、こんなに楽な相手はいないわけだ。

これはもちろん相手の連携を知っていればまあその切れ目に技を差していくということは可能なのだが、そんなもんを覚えるまでにどんだけ時間が必要か見当もつかないわけで、じゃあどうするかとなったとき、一つひらめいたことがある。

そう、暴れである。

適度に暴れてしまうのはどうだろうか?

正味なところ、ガードでは相手にダメージが与えられないため、どんなにガードに長けていても勝利は不可能なわけである。それに、こちらがガードを固めれば固めるほど、相手は戦いやすくなるはずである。だって攻撃されないんだから。

だから、「こっちも食らうかもしれないけど、うかつに手を出すと道連れにしてやるぞ」という殺意を見せつけるためにも、要所要所で的確に暴れを挟んでいくのは有用な気がするのだ。

いやまあ実際にどうなのかは知らないけれど、とりあえず延々とガードばかりしてしまうというのはスト5から続く私の悪い癖でもあるので、鉄拳8ではアグレッシブが合言葉でもあるようだから、もっとガンガン手を出していくような指針でしばし戦ってみたいと思う。

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