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53歳から始める鉄拳8 その3

リリには背向けがある。

確か鉄拳3でも、ジャッキーチェンみたいなやつに背向けがあったと思うが、私はこういう特殊構え的な動作が苦手である。苦手というか、要するに通常時とは違った技が出るので、それをまた覚えなきゃいかんというのが不得手なのである。

そもそも戦いの場で相手に背を向けるとはなんたることか、背中の傷は卑怯者の証などと江戸時代からも言われているのであるが、昨今では花山薫という例外もいたりして、まあ戦闘中に背中を向けるのもアリよりのアリなのかとも思うが、とりあえず背中を向けると上でも書いたように通常時とは異なる技になるわけで、使うこっちでさえ戸惑っているのだから、いわんや戦う相手をや、よりいっそう戸惑うこと間違いなしとすれば、やはり背向けからのいろいろ有効な技を身に着けておくべきだろう。

令嬢の美しい背中をご覧あそばせ

でもってコマンド表を見ながらいろいろ技を出してみたけど、とりあえずは下段から中段につながるキックと、あと「なんでやねん!」みたいに振り向きざまに足元を払う下段パンチと、「どないやねん!」みたいに上から両手でバチコーンと殴る激しいツッコミみたいな中段が使いやすいのかもしれない。コマンドは忘れた。たぶん、WPと2LKRKと2RPだったような気がする。

鉄拳8を始めた時、チュートリアルかなんかで、「攻撃ボタンは四肢に対応しているから直感的で分かりやすいぜ!」とかなんとかあった気がするが、まあ確かに右手ボタンで右パンチ、左足ボタンで左キックというのは直感的と言えば直感的ではあるようなないような感じなのだが、でも、1LKは上段回転ハイキックで1RKは下段薙ぎ払いってのはいささか直感的とは言い難いのではなかろうか。

まあいい。

消費者たる我々は与えられたものを受け入れて楽しむ方が健康的だ。

で、コンボだが、だいぶ指が操作に慣れてきた。左側でも右側でも「コンボしよう!」と思えば指がしっかり動いてくれているようだ。対CPU戦でも、結構コンボを入れられるようになってきた。

ただ、紹介サイトどおりだと最後がうまく繋がらないことが結構多く、これは多分つなぎが早すぎるか遅すぎるか、相手の浮き具合とこっちの技の当たり具合の微妙なところで入るか入らないかがその都度違っているようで、どうにもうまくタイミングが把握できないため、ちょっとダメージは落ちるが自分的にやりやすい締めに変えて使っているものもある。

あと、上でも書いた1RKの下段薙ぎ払いキックなのだが、これは当たると相手がもんどりうってひっくり返るので、そこを拾ってコンボにいける。プラクティスのコンボチャレンジにも「立ちガードばかりの相手に有効」とあったので、出は遅いけど多分けっこう便利な技なのだと思う。

そんでこの下段からのコンボが、コンボチャレンジだと55だか58だかのダメージのコンボになっている。ダメージがいまいちなため、まあコンボも簡単なのだが、これをできればもうちょっとダメージの大きいコンボに変えたいと思って探しているのだが、なかなか見つからないのである。

鉄拳7のものはたくさん見つかるので、まあそれを流用していけばいいのかもしれないが、ここは今後の課題である。

さて、1万円も出して買ったのにコンボの練習だけしているのもアレなので、ときどきアーケードクエストというのをやっている。ぼくのなつやすみ、みたいなキャラでゲーセンへ行って、そこにいるNPC陰キャどもと対戦したり会話したり、ミッションをこなしたりするまあなんつーか、なんだろう、初心者用鉄拳ワールドツアーみたいなやつである。

そんで、ここでやってることはぶっちゃけ弱いCPUとの対戦みたいなもんで別に特筆すべきことはないのだが、このモードでアレコレをクリアしていくとゲーム内マネーがじゃかすか貯まっていく。それはもう恐ろしい勢いで貯まっていくので、「現実もこんなに簡単に金が手に入ればなあ」と世界中の誰しもが思うようなことを感じてしまうのだが、このゲーム内マネー、キャラのカスタマイズに使えるということをさっき知ったのである。

鉄拳8はバニラ状態でも結構服装とか髪型とかバリエーションが豊富である。そんでそれがリアルマネーじゃなくてゲーム内マネーで買える。だから気軽にボンボン買って、なくなったら弱々CPUをボコしてまた貯められる。とてもバンダイナムコが作ったとは思えない親切設計である。

無料で衣装が買えちまうんだ!

とりあえず現状の目標はリリの服装と髪型を全部買うことで、なんか対戦まったくしていないのに結構楽しいのが意外である。

鉄拳8、買ってよかったかもしれない。

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