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53歳から始める鉄拳8 その13

勝率は見なかったことにしておいてほしい


「羅」に上がった。しかし、すぐ落ちた。

上の画像のように、勝率は相変わらず惨憺たる有様なのだが、なぜか段位はジワリジワリと上がっていくのが不思議である。個人的には、「ランクマッチ」というものは、「自分の実力相応のランクまでは比較的高い勝率で上がっていき、実力相応に達したところで徐々に勝率が下がっていって45~55%ぐらいに収まりつつ、そこで更に腕を磨いてジリジリとランクを上げていく」ものだと思っているのだが、こと鉄拳においては、「しょっぱなから負けまくりだがシステムの都合で段位は下がらず、保護された段位を越えて勝率が40%に満たないにも関わらずなぜか段位はゆっくりとだが上がっていく」という不思議な挙動を示している。

ここまで書いて思ったのだが、スト5とかスト6とかのデータにあった、「直近100戦の勝率」というやつ、あれをぜひとも鉄拳の方でも閲覧できるようにしてほしい。トータルの勝率と直近の勝率を見比べれば、腕が上がったとか下がったとか変わらないとか、多少なりとも目安になる気がする。

さて、鉄拳でも、やはりよく当たるキャラとめったに見かけないレアキャラと、キャラの使用率に関しては一様ではないようである。

私はもっぱらリリを使っていて、こんなに美しい格ゲーキャラは金輪際現れないだろうというほどリリの美貌に魅了されているのだが、意外なことにランクマではあまりリリと当たらない。世の男性諸氏はリリに魅力を感じないのだろうか? 

よく当たるのは、麗奈、ファラン、ドラグノフ、ヴィクター、アズセナ辺りだろうか? この中ではアズセナは少し少なめかもしれない。また、準やキング、フェン、デビルなども比較的よく見る。キャラクタ別の対戦成績が見れないので、詳細は分からないが、やはり全体的な使用キャラは、いわゆる「強キャラ」が多いようだ。

まあ私の場合、相手が強キャラかどうかというのはあまり関係なく、どのキャラが相手でもろくすっぽ相手の技を知らないから、行き当たりばったりというか、やけっぱちというか、運を天に任せるというか、フィーリングでしゃがんだりぶっぱしたりガードしたりしているだけである。

もちろんそんなことではダメだと分かってはいるが、真剣にやろうとすると覚えるべきことが山のようにあるので、こればかりは気長に構えてゆっくり覚えていくつもりである。だって36キャラがそれぞれ100以上の技だの連携だのがあるんですよ? そんでそれぞれの技について「えーと発生は何フレームでガードしたらこっちが何フレーム有利でヒットで何フレーム不利と。そんで、なになに? 中段派生と上段派生があって、えーっと上段をガードしたらこうなって中段はこうなって、ということはこっちの場合は確反がコレで、あっちは確反がアレか。派生しなかった場合は、えーっと」みたいなことを覚えられますか?

そんで、まあ仮に覚えたとしますわな? ところがここで大きな問題があって、あれだのこれだの技だの連携だの発生フレームだ有利フレームだ不利フレームだ上段だ下段だいや中段だああだこうだすったもんだを覚えたら、今度は実戦で、今目の前で出されている技のモーションを見て、瞬時にどの技なのかを見極めないといけないわけですよ。

「なるほどリリのペリエアタッケはリーチの長い中段でカウンターでコンボか。・・・ところでペリエアタッケって何? そんなのアッタッケ?」ってなもんですよ。

要するにですよ。受験の英語で言えば、「現在完了はコレコレ、進行形はコレコレ、助動詞はコレコレ、過去完了はコレコレ、仮定法はコレコレ」とか文法を網羅して覚えたとするじゃないですか? ところが覚えただけじゃテストで点が取れないわけですよ。なんでかってーと、今目の前にある問題が「何の知識を要求しているのか」というところを見極めないと、どの知識を使えば正解なのかが判断できないわけです。

ましてや格ゲーはリアルタイムですから、じっくり考えている暇がないわけですな。もうホントに1秒もない。0.4秒くらいで立ちガードなのかしゃがみガードなのかどこで手を出していいのかそれとも手を出してはいけないのか手を出すならどの技を出せばいいのかこの技は単発なのかそれとも連携なのか連携ならどこまで続くのか、とかを判断せねばいかんのです。

これ無理でしょ?

だから、私は、まあプラクティスで確反とかモーションに見慣れるとかそういう練習はしていますが、実戦を重ねつつ気になったことはプラクティスでおさらいしながら身を持って学んでいこうかなと考えているわけです。

いわば、「習うより慣れろ」というやつですね。

話は変わって、上でもちょっと話に出した「確反」というやつなのだが、リリの場合、よく使うというかプラクティスで「使え」と指図されるやつはおおまかに3つある。

1つは「RPRK」で、発生10フレームの上上の連携である。発生も早く、ダメージもそこそこで、ヒットでダウンを取れるという申し分のない反撃技なのだが、コイツは射程がめちゃくちゃ短いという致命的な欠点を持っている。私はもう一つの確反定番である「6RPLK」がすげー苦手なので、もうあらゆる場面で確反は「RPRK」でまかないたいぐらいなのだが、いかんせん射程が足りなさすぎて、使える場面が限られてしまうのが実に残念である。ただ、この技は射程以外は本当に強いので、至近距離での確反はなるべくこいつを出していけるようにがんばりたい。

で、もう1つが、上でも書いた「6RPLK」である。これは発生12フレームの上上の連携だが、やはりダメージもそこそこあるし、ヒットすれば相手は吹っ飛んでダウンする。上の「RPRK」よりはダメージも大きいので、プラクティスでもこの技を確反として指示されることが非常に多い。

ただ、この技、レバー前入れと同時というのが私には本当に難しいのである。通常、確反を出す状況というのは、「相手の一連の技をガードした」後の状況である。そんで、相手の技をガードしていたわけだから、当然レバーは後に入っているわけである。で、このレバーを「後→前」と瞬時に正確に入れるのが実に難関なのである。

私は以前noteでもレビューした、中華パッドのBTP-C3というのを使っている。まあ特に優れたところも劣ったところもなく、値段が安い割には使いやすいので愛用しているのだが、方向キーが円状なせいもあるのか、後→前というレバー操作がなかなか安定せず、入れたつもりが入ってなかったり、6に入れたつもりが3だの9だのに入っていたり、最速で入れているつもりがぜんぜん間に合わなかったり、あろうことか4のままRPを押してしまい肘打ちが出たりと、たかが確反ごときで多大なフラストレーションを抱え込んでいる有様なのである。

まあ練習不足の一言で切って捨ててしまえるような話ではあるのだが、これがまあいかんともしがたく、日々練習に明け暮れているのである。

投げ抜けの1が味わい深い

こちらが現在のステータスである。

大きく変わるようなものでもないので、以前のものと変化はないが、技術の項目が最下位なのがなんとも切ない。

鉄拳道はまだまだ先が長そうである。

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