2021年のコミュニティFMを振り返る
久々の投稿になります。
2021年がもうすぐ幕を閉じようとしています。
新型コロナウイルスの猛威は止むことがなく、不便な生活を強いられた中、それでもできることをやっていこうと歩みを進めるきっかけとなった一年でもありました。
コミュニティFMは2020年に初めて運用中局数が減りましたが、今年は多くの新規開局があり、再び増加に転じました(331→338)。
その他、いろいろと動きがあった2021年のコミュニティFMをざっくり振り返ってみようと思います。
新規開局
1月15日 SKYWAVE FM(千葉県千葉市中央区)
1月17日 ラジオおおだて(秋田県大館市)
2月11日 FMヤマト(奈良県大和高田市)
2月28日 ラジオ川越(埼玉県川越市)
4月1日 FMふっかちゃん(埼玉県深谷市)
4月14日 ほんじょうFM(埼玉県本庄市)
8月23日(JCBAでは9月1日) あすラジ(山形県新庄市)
11月1日 高ボッチ高原FM(長野県塩尻市)
閉局
2月28日 エフエムせとうち(鹿児島県瀬戸内町)
その他の主な動き
1月1日
山口県山陽小野田市のFMサンサンきららがFMスマイルウェ~ブに愛称を変更4月1日
新潟県上越市のエフエム上越(FM-J)がJCVに無償で事業譲渡。JCVは妙高市のFMみょうこうとともに、コミュニティFM初の1社2局運営となる
宮城県大崎市のBikki-FMがOCR FM835に、愛知県岡崎市のFMおかざきがエフエムEGAOに、それぞれ愛称を変更7月5日
東京都東久留米市のFMひがしくるめがTOKYO854くるめラに愛称を変更7月17日
TOKYO854くるめラが出力を10Wに拡大。清瀬市と小平市も正式なエリアになる8月28日
兵庫県西宮市のさくらFMが緊急告知ラジオの売れ行き好調で累積赤字を解消したと神戸新聞が報道9月10日
総務省が広域放送と同じ基準だったコミュニティ放送への外資規制を緩和する方針と産経新聞が報道9月27日
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で架空のコミュニティFM局「はまらいん気仙沼」が登場10月25日
大阪府枚方市のFMひらかたが市からの放送委託料打ち切りなどを理由に2022年2月末で閉局することを発表
2022年新規開局予定
予備免許が付与されている局
・せとラジ(鹿児島県瀬戸内町)
・FMおおさき(鹿児島県大崎町)
このほか、北海道苫小牧市のFMとまこまい、神奈川県横浜市金沢区の金沢シーサイドFMなども開局に向けて準備が進んでいます。
30年目の節目へ
日本初のコミュニティFM局であるFMいるか(北海道函館市)が12月24日で29周年を迎え、来年で開局30周年を迎える予定です。日本のコミュニティFMにとって節目の年、2022年が良い年になることを心から祈りたいと思います。
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