みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの
肥田木義信です。

キャッシュレスの支払方法が
一般的となった昨今

後払いの決済方法として
クレジットカード決済は大きな位置を
占めているのではないでしょうか？

只、クレジットカードは
付き合い方を誤ると、
ブラックリスト入りして
利用できなくなってしまいます。

一般的には、「滞納」が
ブラックリスト入りする原因
と考えられていますが、

実は、「滞納」以外でも
ブラックリスト入りしてしまう
ケースもあります。

今回は、クレジットカード の
ブラックリストについて
お話していきたいと思います。

ブラックリストって？

「ブラックリストに載る」
という表現を使いますが、

そんな
「黒いリスト」がある訳ではありません。

クレジットカードの作成や
ローンの申し込みをすると

・銀行
・クレジットカード会社
・消費者金融　等の
各団体が運営する「信用情報機関」
に登録されます。

仮に、支払いが滞ったり
債務整理（自己破産・任意整理）した場合、

「信用情報機関」
に事故情報として登録され、
新たに借入やクレジットカードを作る事が
できなくなります。

この状態が、一般的には
「ブラックリストに載る」
と言われています。

信用情報機関とは？

信用情報機関には以下の3つがあります。

・株式会社日本信用情報機構（JICC)
　https://www.jicc.co.jp/
    主に消費者金融が加盟

・株式会社シー・アイ・シー（CIC）
　https://www.cic.co.jp/
    主にクレジットカード会社が加盟

・全国銀行個人信用情報センター（KSC）
　https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
    主に銀行や信用金庫などが加盟

3つの情報機関はそれぞれ異なる機関で、
保有している情報も異なりますが、
一定の範囲で情報共有をしています。

よって、いづれかの信用情報機関で
事故情報が登録されると、

他の信用情報機関に加盟している
金融機関でも新たな借り入れ等は
難しくなる可能性が高くなります。

ブラックリストに載ってしまう3つのケースとは？

①滞納

信用情報機関に事故情報として
登録されるのは、
一般的には61日以上の延滞となります。

引落の口座残高が不足により引落が出来ず、
数日後にカード会社から連絡があり
すぐに返済

という様な経験がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか？

こういった場合、
すぐに信用情報機関に事故等情報として
登録される訳ではありません。

しかし、こういった短期の滞納は、
そのカード会社内でのブラックとなり、
今後審査に通りにくくなる場合があります。

又、カードの引き落としは、
引落日の朝一番と夕方の
2回引落がかかります。

引落日の当日、
口座に入金される方がいますが、
この場合、朝の引落は不能となります。

夕方の引落で無事支払いが完了し、
延滞とはなりませんが、
朝の引落が不能となった時点で、

カード会社の社内データではグレーとなり、
信用度ランクは下がります。

出来れば、返済日の前日までに、
口座には必要な残高をキープしておくことをお勧め致します。

②債務整理（自己破産・個人再生・任意整理）

債務整理は、
本来返さなければならないお金が、
返済しないでいい事になるので
当然、事故情報として扱われます。

③短期間にいくつものカードやローンの申込

カードの申込やローンの申し込みをすると、
貸金業者は、加盟している信用情報機関に
申込情報を登録します。

短期間に何社も申込をした場合、
貸金業者から「お金に困っている人」
と判断され、審査に落ちやすくなります。

審査に落ちた情報は、
原則6ヶ月履歴が残るので、
さらに審査が通りにくくなり、
「申込ブラック」という状態になります。

ポイントやキャッシュバック目的で
短期間にクレジットカードや
消費者金のカードを
申込まれるケースを見受けられますが、

「申込ブラック」
となる場合もあるので、注意が必要です。

ブラックリストが消えるのにはどのくらいかかるの？

信用情報機関から事故情報が消えるには、
基本的には5年かかります。

個人再生や自己破産の場合は
最長で7年間となります。

一旦登録されてしまった事故情報は、
自分では削除することはできません。

自分がブラックリストに載っているか確認するには？

自分が
ブラックリスト入りしているかどうかは、
各信用情報機関へ開示請求をすれば
確認できます。

最近では、インターネット経由で開示請求が出来ます。

・株式会社日本信用情報機構（JICC)　
　開示請求
　https://www.jicc.co.jp/kaiji/01
   
・株式会社シー・アイ・シー（CIC）
　開示請求
　https://www.cic.co.jp/mydata/online/index.html
   
・全国銀行個人信用情報センター（KSC）
　開示請求
　https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/

何事においても、
現状確認はとても重要です。

ご不安のある方は、
ご自身の情報を一度確認してみてはいかがでしょうか？

資産形成やお金に関するご相談を
受け付けております。

・IDECO・NISAの始め方
・賃貸VS購入どちらした方がいいか？
・住宅ローンは退職金で完済した方がいい？
・ふるさと納税って本当にお得？
・投資は何から始めたらいいのかな？
・不動産投資って大丈夫？
等

お気軽にご利用ください。
ご希望の方は以下↓からお申込みください。
https://consult.souki-sd.co.jp/

それでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます。
引続きどうぞ宜しくお願い致します。