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必ずおさえておきたい成長別《教育費の公的支援制度》

みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの
肥田木義信です。

このシーズンは、受験を控えている
中学生・高校生にとって大きな重圧を感じている季節ではないでしょうか?

実は私の娘も中学3年生。
3月の公立受験に向けて
毎日勉強に頑張ってます。

娘が目標に向かって頑張っているのは
喜ばしいことですが、

親としては、今後の教育費の準備は
しっかりと考えておかなければならない所です。

そこで、今回は教育費の負担が軽くなる
教育費の支援制度についてご紹介したいと思います。

幼稚園と保育園の無償化制度の違いに要注意!


2019年10月からスタートした
「幼児教育・保育の無償化」

幼稚園
認可保育園
認定こども園
の3歳~5歳時の利用料が無料になる補助制度です。

幼稚園は、
月額25700円までと補助に上限がありますが、

一般的な幼稚園であれば
概ね負担なしで利用できます。

ここで注意しなければならないのは、
無償化がスタートするタイミングです。

幼稚園は、満3歳の誕生日から
無償化がスタートしますが、

保育園は満3歳になった後の4月1日から
無償化の対象となります。

例えば保育園に通っている
4月生まれの子供の場合、

3歳になった後、
約1年後の4月1日から
無償化の対象となります。

「今年3歳になるので、
今年から保育料が無料になる」
と勘違いしない様に注意が必要です。


授業料以外の教育費を支援する就学援助制度


小学校・中学校になると、
授業料はそもそも無償です。

よって、授業料を対象とした
支援制度はありません。

しかし、低所得者を対象とした
授業料以外の費用を支援してくれる
「就学援助制度」があります。

支援内容は
・学用品・通学用品
・卒業アルバム代
・校外活動費
・体操服・水泳着費用
・就学旅行費
・給食費

等になります。

対象となる家庭は、
所得金額が各市町村が規定している
基準額以下の家庭となります。

基本的には低所得者を対象とした
支援制度ですが、

世帯人数が多い場合は、
極端な低所得でなくても該当する場合もあります。

お住まいの市町村の基準額は
確認しておきましょう。


高校の授業料無償化の注意点


高校の授業料が無償化になる
「高等学校就学支援金」
ですが、注意点が2点あります。

1点目は、
誰でも受けれる訳ではないという事

住民税の課税標準額×6%-住民税の調整控除額
が、30万4200円以上の方は対象外となります。

概ねの目安は、
年収910万円以上の方となります。


年収要件については、
ほとんどの方が意識されていると思いますが、
意外と見落としているのが次の1点です。

就学支援金の申請手続きは、
高校入学後4月~6月に行います。

その後、各都道府県の審査を通過すると、
支援金が振り込まれることになります。

よって、入学時に1年時の授業料は
自身で用意して納入しなければなりません。

いったん授業料を収めてから、
後で支援金の補填を受けて戻ってくる

というお金の流れを
理解しておくことが大事です。

高校の授業料は無料だからお金の準備は必要ない!
訳ではありません。

特に私学の場合は、入学金と併せると
それなりの金額の準備が必要となるので
注意が必要です。


大学の授業料無償化支援制度


2025年から、3人目の子供がいれば、
大学の授業料が無償化になる

という制度は、一時話題になった為
皆さんもご存じとは思いますが、

元々、令和2年から
大学の授業料無償化制度として
「高等教育の修学支援新制度」
がスタートしています。

高校の就学支援金と異なり、
高校在学時に申請申込ができ、
入学金分も支援対象となります。

当然ながら年収要件等があるので、
すべての方が利用できる訳ではありませんが、

ご自身が利用できるかどうか
まずは確認してみることをお勧めします。

「高等教育の修学支援新制度」(文部科学省)https://www.mext.go.jp/kyufu/index.htm


教育費負担期間を上手に乗り越えるには


子供がいる限り、
教育費負担は乗り越えなければなりません。

特に大学の4年間は
負担金額が大きくなります。

いくら必要なのか?
どの様に対応していくのか?

これは、子供の人数や年齢
そして、自分とパートナーの年齢や世帯年収
によって大きく変わってきます。

そこで、まずするべき事は、家計について、
現状把握と将来のシミュレーションを行う、

ライフプランシミュレーション
です。

ライフプランシミュレーションで
・現状の確認(スタート)
・将来の必要な資産額の設定(ゴール)
を的確に認識。

その次に、
目標を達成するにはどうするのか?
を考えていきましょう。

ライフプランシミュレーション
を行うと、

今後のとるべき対応方法が
具体的になってきます。

これまで、ライフプランシミュレーションを
一度もされたことのない方は、
ぜひこの機会にやってみることをお勧めします。


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それでは、
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます。
引続きどうぞ宜しくお願い致します。







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