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クセのない大クセ車、ダイハツ・ミラトコットを買いました

新卒就職と同時に通勤用に中古のコンパクトカーに乗っていましたが、やっとローンを完済し、「次はもっと小さい車でいいな~」と思ったのでずっと気になっていたトコットに試乗してみました。

登場時のCMは吉岡里帆扮する大人まる子が百数十万円する車を「おねだりしやすい価格」と友蔵にねだったり狭い道を走り抜けたり、明らかに初心者や初めて車を買う若い女性をターゲットにしたと思われるものでしたが、独特なデザインがじわじわと気になり、試乗してみたらオタク男性にもクリーンヒットしたので、購入を決断いたしました。

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▲大人まる子(22歳)。対してこちらはオタク一般男性(もうすぐ30歳)。


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脱力感溢れるデザインは「共産圏の国民車」とも揶揄されるように、直線を基調としつつも角を丸め、軽自動車の規格を目いっぱい使おうという気概を感じさせずこじんまりとしております。それでいて室内空間は十分広く、試乗するまで「自分みたいな肥満体系には窮屈だろうな~」と思っていたので、試乗してみて裏切られた部分であります。

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フロントの面構えも脱力感に溢れております。駐車場で他の車の間に止まっている自分のトコットを見るたびに「ン゛ッ♥♥♥カワイイ゛ッ♥♥♥」となります。

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バックドアや車体の一部が軽量化のために樹脂製になっており、コンコンと触るとまるでプラモデルのような感触なのでそのあたりも気に入ったポイントです。自分もこんなに綺麗に塗装できたらいいなあ…と思いました。

走りに関しては、遮音性が高くエンジンも静かなので走行中にエンジン音が気になることはほとんどないのですが、エンジンの回転数が上がったり負荷が大きくなるとCVTが「キーン」「ヒュイー」という独特な音を出します。これは評判が悪い部分のようですが、私は逆にかつてのキハ181系特急型気動車のターボ音のようで好きです。

エンジンのパワーに余裕があるわけではありませんが、車重が720㎏とめちゃくちゃ軽いので多少の上り坂でもそこそこスイーッと加速します。ステアリングも軽いのですが速度や切り具合に応じて手応えがしっかり変化し、スイーッと曲がります。ふと「ゼロ戦ってきっとこんな感じなんだろうな~」と思いました(ゼロ戦を操縦したことはありませんが…。)

街乗りでもリッター20㎞以上平気で走ります。長距離の作戦でも大丈夫です。

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定員は4名です。せっかくなので定員ステッカーを貼りました。ステッカーはこちら(counterfeitersさん)で購入しました。

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車内もシンプルなので、いろいろ遊んでいます。ホームセンターで買った「車内禁煙」プレートと、カプセルトイのバスの降りますボタンを貼りつけたりしてごちゃごちゃさせました。数日後には神奈川中央バスの「安全鉄則 先ず止まれ」プレート(レプリカ)も届く予定なのでウキウキです。

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トコットは平成にダイハツが開発した最後の車だそうです。平成最後のダイハツ車という響きも、惹かれるものがあります。

全体的にクセのない車ですが、ところどころにオタク心をくすぐる大クセがあり、ものすごく運転していて楽しい車になっています。皆さんも、ぜひ!

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ドライブの友は中古で見つけた李博士(イ・パクサ)のアルバム「ポンチャック大百科」。JPOPを力ずくでカバーした名盤で、これを聴きながらトコットでトコトコ走るとブチ上がります。


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