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googleストリートビューは、意外な人たちに喜ばれていた

今日は、Googleに日頃のありがとうを!

訪問看護には、今やインターネット上の地図は必需品となっている。
介護保険が始まったばかりのころは、紙の地図を見ながら目的のお宅まで行っていたのだろう。
これは、多くの職種も同じだと思う。
今やGooglemapなくしては働きにくい毎日になってしまった。

今回、特にお礼を言いたいのは、Googleの*ストリートビューについて。
*ストリートビュー機能とは、世界中の道路沿いの風景をパノラマ写真で提供するインターネットサービスのこと

ストリートビューは、意外にもおじぃちゃん、おばぁちゃんたちがとても喜んでくれている。代わってお礼を述べたい。

何故、おじぃちゃん、おばぁちゃん達に喜ばれているのか?

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先日、いつものように寝たきりのおばぁちゃんのお宅に伺った。
話題の中で若かった頃のお話が出てきた。
そこで、おばぁちゃんに昔の住所を伺いGooglemapで検索してみた。
住んでいた家のGooglemapのストリートビューを目の前に置くとかぶりつきで見てきた。
もう何十年も帰っていない何百キロも離れた家だった。
びっくりして子供さんたちも呼んで「凄いよ!みて!!」と。
「ありがとう、ありがとう!まさか、こんなことをしてもらえるなんて。ずっと行きたかった場所に連れて行ってもらえた。この年まで生きててよかった」と言い、顔の皺に沿って涙がつたった。

このおばぁちゃんは、「もう少し先に行ったら友達の家があるから友達が立ってるかもしれない!今、電話したら、手を振ってくれるかも」と言われていた(笑)
リアルタイムの画像ではないことは、今一つ理解されていないようだが、なにせ喜んで頂いたことには違いない。
次の週ももう一度見たいとリクエストがあった。
次の週は、近くの小学校やよく言っていたお寺のストリートビューを見て、「そうそう!ここ!ここ!」と大興奮だった。

子供さんによると、私が帰った後も嬉しくて1時間も泣いていたとのこと。
私も一緒にその世界に連れて行ってもらえた。
こんな美しい海辺の街で住まれ育ったおばぁちゃんなのだなぁと彼女の人生の歴史に少し触れることが出来た。

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このような例はいくつもあり、多くの人が感謝されていた。
情報弱者といわれる人たちは、ご自分でこのような検索することは難しい。
高齢の方の子供様たちですら70歳前後でスマホをお持ちではないことも珍しくない。

ストリートビューを普段から使っている人たちは、待ち合わせの場所の確認などに使っているのかもしれない。
でも、今回のような使い方をしてとても喜んでもらっていることも開発してくれた皆さんに届くといいなぁと思う。
スマホを持っていない人たちにもこのような形で喜んでもらうことが出来るのも凄いことだと思う。

思い出の場所に行きたいけどもう体の自由が利かなくなり行けない人は世界中に沢山いらっしゃると思う。
でもこうやってトイレすら行けなくなっているおばぁちゃんたちが、bedに居ながらにして生家に飛んでいけたのだ。
なんと有難いことだろう。

街中でGoogleカーを時々見かけるけど、こうやって街中を駆け巡ってくれ撮影してくれているからこそ。


プライバシー侵害の問題などは残されていると思うけど、今回は、素直な感想と感謝を込めて。
(きっと何ごとにも両方の側面はあるのだろうと思う。)

今後、ストリートビューだけではなく、高齢化が進む中、話し相手としてgoogle homeなどを導入する高齢者も増えてくると思う。

アナログ人間だと威張っている私自身もこの先、IT化の恩恵を受けていくのだろうと思う。

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寝たきりだから何処にも行けない!
お金がないから行けない!
と思って諦めている人たちにちょっとでもお役に立てますように☆



ありがとうございます😭あなたがサポートしてくれた喜びを私もまたどなたかにお裾分けをさせて頂きます💕