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摩訶般若波羅蜜多心経 やさしく解説その1

・摩訶般若波羅蜜多心経
摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃー はらみったー しんぎょう)の読み方は、宗派によって異なります。
読み方の主な違いは、以下のとおりです。
・題名の「仏説」の有無
・観自在菩薩の読み方
・色不異空の「不」の読み方
などですが、あまりこだわる必要はないです。
今回から何回に分けてこの262文字のお経の伝えたい意味について瀬戸内寂聴さんが著された「絵本 般若心経」から抜粋しながら詳解します。

まずは般若心経の正式題名です。そのまま訳すと「彼岸へ渡るための偉大な智慧のいちばんたいせつなお経」となります。
摩訶とは、「偉大」という意味。般若は「智慧」仏教でいう智慧とは、いま自分が何をすればいいのか、相手に何をしてあげればいいのか、そうしたことを正しく考える力のことです。いつでも正しい考えさえ持てれば、人は困難に打ち勝つことができ、幸福が訪れます。智慧は、仏さまから私たちヘのプレゼントです。
波羅蜜多は「彼岸へ渡る」彼岸は、悩みも苦しみもない向こう岸、あの世のことです、。
心経の心とは、心臟の心、中心の心。いちばんたいせつなお経だから「心経」なのです。

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