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GagaOOLala#2 『Speechless』

隣の同僚の優しさに甘えて、仕事中も独り言ぶつぶつ言う迷惑な奴、ch0ahaeです。(裏で悪口言われててもしょうがないレベル...)

本記事は、台湾発のLGBTQ特化動画配信サービス【GagaOOLala】 配信中作品の紹介・感想記事の第二弾です。


それでは、今回の作品紹介はこちら!!!

『Speechless』 (香港・中国、95分、2012年)

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 ※画像からGagaOOLalaの動画ページへリンクしています。(画像はGagaOOLalaの作品ページから引用)

<あらすじ>

若い西洋人(ルーク)が全裸で中国南部の辺鄙な村の川岸で発見され、警察署に連れて行かれますが、ルークはどんな質問にも無言で返答せず、警察官たちはルークを精神科のある病院へ送ることに。そこには看護助手のヂアンがおり、ルークとヂアンは互いに独特な親しみを感じ、ヂアンは、ルークを精神病院へ行かせないために、病院から抜け出し叔父のいる村に連れて行きます。村で過ごす内に、ルークの過去が少しずつ明らかになっていく。彼は何者なのか、なぜ川に入ったのか、なぜ言葉を話さないのか。そして、その理由がわかった先にあるものは…(GagaOOLala作品紹介文から意訳・追記)

<Trailer>

GagaOOLala作品ページにありますので、そちらをご参照ください!!←youtubeなどでも見つからず…​

<おすすめのポイント>

☆外国人と素朴な青年が言葉を交わさずとも心通わせる温かさ

☆あらゆる場面に散りばめられた伏線と問い

☆ただエロいだけじゃない、重要なシーンとして存在するセックスシーン

話すことのできない外国人に心惹かれて世話を焼くヂアン青年の可愛らしさとは裏腹に、ルークの背景は心が痛くなる、苦しくなるようなものがあります。ヂアンがルークの過去を探る中で出会う女性ニンは一体何者なのか。大自然というわけではないですが、中国の田舎町の風景と音楽(音響)が心を揺さぶります。見返してみると随所に伏線やその後に繋がるシーンが散りばめられているので、2回目見てみるのも面白いと思います。

そして、この作品はGagaOOLalaで配信されていなかったら出会うことがなかっただろうと確信しています。過去に「第4回アジアンクィア映画祭」(2013)でも上映されていたようですが、配信によって映画祭だけでは得られなかった層にも訴求し、視聴してもらえることは、きっと制作者は嬉しいことだし、視聴者にしても嬉しいことだと改めて感じるきっかけになりました。

興味を持ってくださった方は、是非、本編を見てください!!!

ここまで読んでくださってありがとうございました。またの機会にお会いしましょう〜!


以下、ネタバレ含む個人的な感想です。

『個人的感想』

個人的に後半から一気に物語に引き込まれた作品です。冒頭ルークが全裸になって川に入水していくのには驚きましたが、前半部分はルークとヂアンとが互いに、いや特にヂアンがルークにどうしても心惹かれてゆく姿を描いているように感じました。ご飯を食べないルークに、お母さん特製のパオズ(蒸し饅頭)を持ってくるヂアンと、バクバク食べるルークのシーンは、1番印象に残った癒されシーン。こういう積み重ねからルークはヂアンとの距離を縮めたり、ハン(ルーク彼氏)に起きた悲しい出来事から立ち上がるための力をつけていたのかもしれない。

後半は、ヂアンがルークの過去を知っていく物語。ヂアンが視聴者と同じ目線で彼の過去を知っていき、彼が罪を犯してもヂアンは刑務所へ向かい、笑顔を見せます。この物語は絶望から始まりましたが、最後、ヂアンからの無言の笑顔にルークは希望を感じたのではないでしょうか。ヂアンこそがこの物語の希望だったのかも…

ルークとハンが惹かれ合うのを止めたくても止めれず、悪い方向へ向かってしまったニン(ハン彼女)。彼女がいながらルークに惹かれる自分を抑えようとしてたが抑えられず、でも同性に恋をすることに自分自身がまだ受け入れずにいたハン。好きな人が自分と関係を持ったことによって悲劇が起きたことに心を閉ざしたルーク。視聴者が様々な視点で考えるきっかけになる作品なのではないでしょうか。

そして、病院食でインスタントラーメン(?)がでるのは、中国ではよくあることなのか…??笑 私、気になります!!!←

感想まで読んでくれてありがとうございます。では、またのご機会に〜〜

#GagaOOLala

#Speechless

#中国BL

#LGBTQ作品


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