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すごい書いてたまに休む〜2023年創作振り返り

この記事を孤独のグルメ大晦日スペシャルを観ながら書いています。
来年は辰年ということもあり、自創作「SCALY FOOT」より龍人の噺家、剣崎雨月にヘッダーを務めてもらいました。おお、縁起よさそう。

少し前は結構イラストを描いてました。ガラ通りの路地にて小話を披露する、大道芸人であり噺家の剣崎雨月。クリックすると彼が登場する短編が読めます。治安悪いです。

今年はわりかし創作がらみで色々なことがありました。文学フリマ東京への2度の出店、そして4つのアンソロへの参加。おかげさまで泥眼書房の新刊も2冊出せましたし、既刊の重版も行えました。いろいろと実り多い一年になったと思っていますが、それを改めて文字にして振り返ってみると自分で思っていた以上にえげつない勢いで活動しまくっていることが可視化されたのでここにまとめておこうと思います。常に何かしら作ってるし基本的に休んでない。働いたら、休もう。約束だよ、来年の自分。


1月〜4月。泥眼書房のHP制作は個人的にわりと大きなターニングポイントになったと感じています。2月の自分、よくやった。7月にはもうTwitterは存在していないよ。

2023年はHP開設したり書籍作ったり、初っ端から飛ばしてます。基本的に一年の振り返りはスマホに保存したカメラロールの写真を見返すことで行なっているのですが、4月に一瞬だけダメになりかけているのが分かって恐ろしかったです。池のカモに駅前のカナブンに近所の公園で撮ったボケの花の写真もありました。疲れた心は大自然を求める…。
そんなこんなでようやっと制作したHPがこちら。各種リンクや作品ページなど、コンテンツをいろいろ調整しながら形にしていきました。見てね!

一瞬だけ休んだそぶりが見える6月。ちなみに今現在はポケモンDLCコンテンツの後編である碧の円盤をプレイ中です。ブルベ学園に着いた途端タロちゃんに容赦なくボコされました。許さない。

2023年の節目は5月と11月の文フリ東京。5月は第一展示場での出店となりましたが、いやもうすさまじい人の入りでした。ことの顛末はこちらのnote記事にまとめておりますが、教訓として学んだのはただ一つ「覚悟していけ」です。江古田が初の文学フリマにおののく様子は上記のリンクから楽しめます。
※8月の項目でちょっぴりだけ触れた泥眼書房感想アンケートはこちらです。回答!してくださったら!嬉しいな!ちなみにいただいたご感想は(許可をいただいたもののみ)DOROME ZINEにて公開したりしています。

ちなみにこの時期のカメラロールにはセスジスズメの幼虫がおりました。やつら尻尾ぴこぴこ振りながら歩くからかわいいんですよ。毎年愛でてます。

9月〜12月。2つのイベント出店に3つのアンソロ参加など、かなり詰め詰めの三ヶ月となりました。体力的にもスケジュール的にもちょっとキツかったな…と思い知りました。休もう。

さて半年後には早くも文学フリマ東京37が待ち受けているのですが、その合間にもちょこちょこ作業はあります。各種アンソロへの寄稿短編を書いたり、新刊の制作をしたり…。そして縁あって、八王子で開催されたTAMAコミにも参加させていただきました。たのしかった。
ようやっと制作した「DOROME ZINE vol.2 創作世界の美味ごはん」を引っ提げ、満を持して参加した文学フリマ東京37は、前回の反省を活かしていろいろな対策を講じた結果、わりと手応えのあるものとなりました。詳しくはこちらの記事にて。初参加したTAMAコミのイベントレポもありますよ。

ちなみに文学フリマ東京37で参加した各種アンソロジーはこちらにまとめています。全部で3つ。いやほんとにもうずいぶん書いたなあ。機会があればいつかアンソロの主催もしたいと思っていますが、それはまた後の話ということで。
途中で秩父にお出かけしていますが、やっぱり疲れた心は大自然に赴くのだな…。

ということで2023年の総括。

初夏と冬の二大イベントを完遂できたのは大きな成果。今年は攻めの一年で突っ走ったので、来年は「上手に休む」ことを課題にしていきたいところ。

2023年は創作において自分がどこまでできるのかを感じられるいい一年になったと感じています。3件のイベント出店、新刊2冊、既刊の重版に4つのアンソロ参加と大きな成果は残せたけれど、それは心身の健康あってこそのもの。幸いなことに大きなトラブルに巻き込まれることはありませんでしたが、来年は頑張ることと同じくらい「休むこと」も大事にしていきたいところです。少なくとも駅前のカナブンをじっと眺めるようになるまで自分を追い詰めるのはやめよう。
ということで来年のイベント出店計画はかなりまったり模様。来夏の文学フリマ東京38は一旦様子を見て、冬場はビッグサイトでの初開催となる文学フリマ39で改めて頑張りたいと思います。もちろんただ休むだけではなく、2024年にはもう一つ大きな目標があります。

それこそが「ラントバルト奇譚」完結。
見習い神父のイーライと毒舌悪魔のコンラッドが童話にまつわる謎に立ち向かう、江古田初の長編ライトファンタジーミステリー「ラントバルト奇譚」。2021年から2年がかりで書き上げているこの作品を、来年はぜひ完結させたいと思っています。ゆくゆくはこの作品のスピンオフや別の長編作品、またエッセイなどにも着手したいと考えていますが、まずは始めたものを終わらせることから。長い間練り続けてきたこの作品を、愛情を込めてしっかり完結させることを来年の目標にしています。
とはいえラントバルト奇譚を書き上げたら次は何が待ってるって、後編の文庫書籍化と前編・後編を一冊にまとめた愛蔵版の制作です。マジで自分は何をやっているんだろうと時々思いますが、創作のために生きているようなものだから、自分のやりたいことなら生きているうちにやるしかないでしょう。がんばります。もちろんしっかり休みながらね!

ということで、急ぎ足ではありましたが2023年の振り返りと来年の展望でした。来たる2024年が私にとっても、皆さまにとっても、龍のごとく飛躍する一年となりますよう願っております。改めて今年も一年ありがとうございました。
それではよいお年を!

おいしそうに花粉を舐めるカナブン。何時間でも眺めていられました。

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