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2023/9/9劇場版シティーハンター「天使の涙」聖地新宿上映後舞台挨拶(バルト9)

【注】上映後の舞台挨拶なのでネタバレあり

※メモを元に記憶で書いているので正確でないところや、私が意訳してるところ多数有ります

登壇者(敬称略):神谷明/伊倉一恵/一龍斎春水/堀内賢雄/こだま兼嗣/若林豪(司会)

自己紹介

※名前略
神谷さん:都会に巣食う虫けらどもを掃除するそれがおれの仕事だ…
伊倉さん:もっこり獠には100tハンマー‼︎
春水さん:ねぇ、新宿のキャッチに捕まってないかしら~
堀内さん:冴羽獠という名前、気に入ってくれてるかな?
こだま監督:前作に引き続き総監督を務めさせていただいた。

役柄について

神谷さん:映画はTVシリーズより振れ幅が大きい。素晴らしい脚本の中で演技が出来た。

こだま監督:(神谷さんの振れ幅を受けて)コメディが好き。ハードなシーンが続くとついコメディを入れたくなる。
電車の中のシーン(ナンパ男のくだり)とか。

伊倉さん:軽いシーンは思いっきりできた。一方で香はシリアス(戦闘シーン)では役に立てない。
冴子のように組織に属している訳でも、海坊主や美樹のように戦闘能力が高いわけでもない。
感情で行動するけど運がとても良くて結果としていい方向に話が進む。
獠やアンジーの名前を呼ぶことくらいしか出来ないので、一生懸命祈りを込めて名前を呼んだ。

神谷さん:前回に増して、香は可愛かった。伊倉さんの魅力だと思う。

若林さん:伊倉さんから、前作の後、もっとやりたいと言われたので今回はハンマーが多め。
シリアスなシーンでも、獠を決断させる重要なきっかけになった作中でもとても重要なシーンを香が担っていた。

伊倉さん:(上記シーンについて若林さんから問われ)各所で言っているが今回GetWildの聞こえ方がいつも違っていた。
GetWild退勤が流行ったが、ひと仕事終えたという爽快感が通常、GetWildにはある。
私は香に感情移入しているので、何でこんなことになっちゃったんだろう。依頼人が死んじゃって…海原が憎くて…何故そこでエンジェルダストをアンジーに撃ち込んだのか…
ラストのシーンも、香視点だと何もわからない。海原登場時も獠が背にかばうからあまり会わせたくないんだなということはわかるけど…
とにかくいつもと違う。やっぱりちゃんと解決してすっきりしたい。

堀内さん:(若林さんから原因となった海原役の~で話を振られる)海原役で出演出来るのは夢のようだった。
海原は難しく、重厚さや悲哀を入れるか色々悩んだ。最終的にハートで伝えることにしてOKが出たとき喜びを感じた。
(声は低いけど、本人の性格は軽い、と春水さんからイジりを入れられる)
完成品をみて、完璧なものが流れていた。

若林さん:海原の第一声がイメージと違っていて驚いた。どうしてあのような声になったのか?

堀内さん:2~3パターン録った。ウィスパー的なのや、張った感じなど。
これから海原は色々描かれるであろうから人生の悲哀や切なさを出した結果ああなった。

春水さん:今回は槇村が出てきて、冴子としても自分の手で事件を解決したかった。
まさか槇村と会えるなんて、"秀幸"と会話が出来る喜びがあった。
田中秀幸さんは優しく、大人目線。優しい包み込むような笑顔が槇村とオーバーラップする。だから胸を借りて安心して演技が出来た。
あのシーンは幸せ。
世界さんとは一緒に録った。オンラインで繋げた。とても良かったし、可愛かった。
世界さん本人とは真逆の憎たらしい演技で冴子として怒らせてもらった。そして田中さんに宥めてもらって感情に任せてそのまま演技が出来た。
前のパートナーは槇村だったけど、今のパートナーの…

若林さん:パートナーといっていいのか…

春水さん&他:中山田、上山田、内山田、下山田~(←完璧に流れが出来ている)
こだま監督:(下山田について尋ねられ)前回一回きりのキャラクターのつもりだった。だからちょっとイヤな役として描いたつもりなのに
反して人気が出た。これは皆さんの声で変わって、今回も登場した。

若林さん:エンジェルダストではキャラクター皆、海原さえも何かしら失っている。
そんな中、下山田だけは失っていないのでそういう意味でも重要なキャラクターだと思う。

気に入ってるシーン

神谷さん:海坊主と美樹がアンジーの質問に勘違いしているところが可愛かった。海坊主がフン…といっていたがああいうシーンが良い。

こだま監督:やはりコミカルなシーンを入れたい。電車のシーンとか、下山田とか…

神谷さん:下山田繋がりで、海小坊主も今回居た。ただ、情報解禁前だったのでキャストで写真を録ったが泣く泣く北川里奈さんの部分をカットして写真を掲載した。これには非常に心が傷んだ。

若林さん:昨日の特番でも話したが、こだま監督の手が入ると海坊主のシーンが増えてしまう。
例えばキャッツの防御壁のシーンなんてシナリオに当初全くなかった。海坊主を入れるために他のシーンを削ろうとしちゃうので困っている笑

神谷さん:台本に無いと言えば、ルパンの登場については全く書かれていなかった。試写を見て、キャスト陣は初めて知った。度肝を抜かれた。

若林さん:台本になかったのはルパンサイドに丁度許可取りをしている最中だったため。

神谷さんや伊倉さんの録り直しについて

伊倉さん:今回10回に分けて収録した。普通は一回。丁寧に作ってもらった。沢城さんのファンなので彼女と一緒に収録出来て浮かれていた。
上手な役者と一緒にできて嬉しい。ただ、浮かれて力が入り過ぎていたため、気になったところは再度収録し直させてもらった。
当然いつも出来ることではないけど、今回は優しい現場だった。

神谷さん:当然ディレクターは自分や伊倉さんではないので、再録したものが必ずしも使われるとは限らない。そこの判断はディレクターが行ってOKが出たものだけ本編に使われている。

アンジーの曲について

神谷さん:実はクライマックスで流れる「Angie」という曲、実は自分たちは小室さんの歌で聴いている。
だから、GetWildの前にそこで感動が来てしまうのを心配していた。そしたら完成版ではインストゥルメンタルになった。
小室さんの歌がとても良かったから是非特典で付けてほしい。

若林さん:アンジーの曲を小室さんに発注するに当たってどのような依頼を?

こだま監督:注文はあまりしていない。小室さんがシナリオと絵コンテで作った。
この間小室さんと会ったときに良い曲をありがとうございましたと感謝を伝えたら、小室さんから3分で出来たと聞いた笑。

神谷さん:この間、TM NETWORKのツアーにお邪魔して楽屋に挨拶に行ったら映画を3人が褒めてくれた。

最後に

神谷さん:去年小室さんとお会いして、一緒に仕事が出来てよかった。今後も是非一緒にやりたい。そんな僕の夢を叶えてくれるのは皆さん。
何回も観てくださいとは言わないが、感想などを周りに伝えてもらえると嬉しい。よろしくお願いします。

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