2023/10/1劇場版シティーハンター「天使の涙」上映後スペシャルトークイベント(TOHO新宿) 16:00の回

【注】上映後の舞台挨拶なのでネタバレあり

※メモを元に記憶で書いているので正確でないところや、私が意訳してるところ多数有ります。

登壇(敬称略):神谷明/桐本拓哉/こだま兼嗣(総監督)/竹内一義(監督)/長崎行男(音響監督)/鮫島康輔(プロデューサー)/若林豪(プロデューサー・司会)

自己紹介

※名前略
神谷さん:俺を呼んだのは君たちだろ?
桐本さん:下山田なんて男は存在しない…
こだま監督:前回に引き続き、もっこり新監督…(言い間違い)総監督の…
竹内監督:面白いことは言えない笑 現場の監督として現場の総括をしていました。
鮫島さん:アンサースタジオのプロデューサーです。現場のプロデューサーやってました。
長崎さん:本作の音響監督の…

苦労話

神谷さん:音響監督の長崎さんにお礼を言いたい。今回10回収録した。お陰で良い芝居が出来た。
(若林さんからこれはかなり多い方という補足が入る)

長崎さん:最近は抜き録りが多いが、本作は皆一緒に出来た。やはり、芝居の臨場感が違う。
※抜き録り…個別収録

桐本さん:下山田は前作のみの予定だと聞いていたが本作も出演があった。
とにかく楽しい作品なので楽しく演じようと思った。

こだま監督:前作一回限りの憎まれ役として登場させた。だから、がに股にする等いい印象を与えないようにしたつもりが何故か人気が出た笑

若林さん:下山田について実は北条先生からリテイクが入った。バーの顔が違うと。

竹内監督:北条先生がキャラデザしたキャラクターではないのに笑
あと、ピラルクーとエスパーダがカップ麺を食べるシーンで顔に付いたナルトを取るカットが無いと北条先生から指摘が入った。

こだま監督:ナルトが分からないのでアップで入れてくれと。

竹内監督(?):あのシーンでふたりの関係性が分かるので良かった。

神谷さん:吹き込み前の映像が良く出来ていた。通常映像に合わせにいかなきゃいけないが後で合わせるので芝居を中心にしてくださいと言ってもらえた。

長崎さん:アフレコ時の映像はほぼオールカラー。バーのシーンは台詞を先に収録してあとから追加した。
コメディだったので神谷さんノリノリだった。神谷さんには何回もご足労いただいた。

鮫島さん:シティーハンターは観ていた側の人間だった。だからお話をいただいてこれは本気で取り組まなければならないな、と。
作画監督の北澤精吾さんもシティーハンター世代。北条先生の絵を昔模写していた。

若林さん:2分のテスト映像を作ってもらい、最初のトレーラーに一部使われている。

鮫島さん:本当は北澤さんが登壇すればよかったが…シャイなので私が代わりに笑

若林さん:ポスターの絵は10回リテイクが入った。この多さはなかなかない。

鮫島さん:海ほたる…海上パーキングエリアのシーンを描いている同時期にやっていた。北条先生のティザービジュアルが出たとき、制作も(あまりのクオリティに)ざわついた。
北澤さんもそれを見て、(北条先生の後に)本ビジュアル俺が描くの?と震えていた。描き直しの中で北条先生からアドバイスを貰い、それがパーキングエリアのシーンの獠の顔に影響した。
サンライズさんから某プラモデルをプレゼントいただいたのでこれで北澤さんの苦労はチャラになった笑

音響設計について

長崎さん:いつ続編が始まるのかと思っていた。新宿プライベート・アイズでメインの楽曲を使ったのでどうしようかと思っていたところにTM NETWORKさんが新しい曲を作成してくれるとのことで思い悩まずに済んだ。
ただ、獠とアンジーの戦いのシーンの音楽が無く小室さんにお願いした。
※フィルムスコアリングで作成された
最初、アップテンポの曲が上がってきて、それはNGに。小室さんの別の曲をサンプルとして提示してイメージを再度伝えて再作成してもらった。
音楽についてこだま監督からダメ出しをもらうことが多いがこの『Angie』については褒められた。

こだま監督:この曲を聞いたときは涙が出るほど嬉しかった。

若林さん:小室さんへ提示する資料の作成に私も携わった。歌詞も作成したがそれはボツに…笑
映画の方は小室さんが作成された歌詞になっている。

竹内さん:ヘリが出てくるところの岩崎琢さんの音楽に痺れた。OPのキャッツアイの音楽はこだわった。ちょっと長かったが前奏から使うためにそれに合わせて映像を作った。何回もリテイクした。

下山田について

桐本さん:下山田は前回より弾けた。最初は雰囲気を出した感じで演じていたがキャラがガラッと変わった。
バーのシーンでは登場前はこんな感じで(しゃがむ実演)スタンバってたのかなと笑
ギャグキャラになって…ファンの方には渋いおじさんキャラの下山田の方が良かったと言ってくださる方もいますが…そういう面もあるということで…。

若林さん:下山田のシーンは後から追加した。本作では登場キャラクターたち皆、何かを失っている。明るいトーンでこの事件を見られるのは下山田しかいない。桐本さんに今回背負ってもらった。

長崎さん:アフレコ台本、下山田のところは全部変えた。高速道路のシーンはアフレコの後に修正した。

若林さん:ギャグのところはどうやったらいいか課題だった。エンジェルダストについて当事者ではないのは下山田だけ。

桐本さん:大事な役だったんですね。アフレコの後、検討時間が長く不安になった。

長崎さん:あれは桐本さんが良かったのでどう台詞を伸ばそうか話をしていただけ笑

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若林さんが唐突に神谷さんの腕時計について話を振る。

神谷さん:シティーハンターモデルの腕時計。サンプルなので止まっているが何度も見てしまう笑

若林さん:宣伝でした笑

最後に

神谷さん:皆さんのおかげで続いている。前作から今作まで皆さんの応援があったからこそ続きを作るぞと頑張れた。次回作が作られるかは皆さんの応援によるところが大きい。何回も観てくださいとは言わないが、感想などを周りに伝えてもらえると嬉しい。応援よろしくお願いします。


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