いわゆる「レガシーシステム」のサポートにまつわる悩ましい話。

「運用・保守」の仕事をしているとたまに、「立ち上げ」と比べ「運用面」をはさほど検討していないシステムに出会います。そのため長年利用時に「レガシーシステム」化する傾向がありトラブルになりやすいです。

社内資格制度の試験用アプリで「インストールができても動作しない」と連絡からありました。状況確認時にアプリ画面から「Windows XP+VB6」で作成されたのではないかと推測できました。所謂「レガシーシステム」です。

VBの開発環境はすでにサポートされていないので、アプリ配布担当者に恐る恐る聞くと、ソースコードも含め開発環境も資料もない事が判りました。

問題個所でアプリが何をどうしているか判らない為、環境(PCやOS)を変えてテストをする 事しか出来ませんでした。たまたま動作した環境と比較して、別の試験用アプリのモジュールを流用している事が判りましたので、導入すると無事に動作しました。

今回の事を導入手順書などの記録にして頂くよう依頼しましたが、運用責任者がいない状況では、かなり難しいのかとおもいました。

一時期、Windows11では「VB6のランタイムをサポートしないのでは?」という話もありましたが、継続されるようですので、「レガシーシステム」もまだまだ継続しそうです。


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