さまざまな女のレポート #124

蔓延防止措置、が解禁されたからか、年度末だからか、色々な理由があって3月は異様なまでに沢山の人に会いました。同窓会と、同窓会みたいな演奏会があったから、友人知人先輩ざっくり足し合わせて50人くらい会った気がする。こう見るとまるで友達が多いみたいだな。

ケース1:部活同期3人

さきこ:人並み外れたバイブス・バイタリティの持ち主。獣医。マッチングアプリで「獣医」って書くと可愛くないので「動物のお医者さんをしています♡」と書く。一番働いてるのに、一番先頭切って練習を仕切っていた。美人。よく喋る。

なみか:美容女子。昔から「女子らしくとても可愛いらしい」と「効率主義的なバリキャリ感」がちゃんと両立しているタイプ(女から見ると)。外見や空気感からすると一番優しくて女子らしいので非常にモテるけど、結局前者しか見えてない男に気に入られがちという外見ゆえの難しさがありそう。スタートアップ激務。

みさと:ストイック美女。中学生の頃から明らかに全方位的な能力値に加え努力値(しかも人に見せない)が飛び抜けて高い。とはいえ対人的にはへらへらと適当な人間として振る舞うのでとても接しやすいが実際にこいつにはかなわねぇ……と思い続けて10数年。能力値の高さに惚れるタイプの男にモテ続けていると思われるが、彼女側が受け入れ可能な人間は限られそう。

まぁシンプルに全員最高でして。人類全員お前らのどれかになりたいぜよ!って感じなのですが、そんな彼女らにもステディな相手がいない状態に対して不安ゲージがめちゃくちゃ上下する、ということがあると知り、何とももどかしい気持ちになったのでした。

親の介護問題などが出てきそうで、改めて社会の構成要素として最終的に一番強いのは家族であると実感し、そういう意味で不安になってきた、結婚したいが強まりすぎた時期がある、とか。

ある一時期に結婚したすぎてマッチングアプリで会った男を初っ端から結婚条件ありきで見てしまい、それが相手にも伝わるレベルで引かれてたと思う、とか。(こういう漫画の話前にしたよね)

シンプルに結婚したすぎて一時期鬱だった、とか。

まぁ何故か3人とも循環からちょうど抜け出したタイミングだったのか、獣医のさきこは近辺で彼氏をつくり、なみかは自分の本質を理解しない男などやはりどうでもいいものだということで自分のために使う時間を充実させる方向に邁進、みさとはさして好きでないと気付いてしまった彼氏と別れる準備を着々と進めています。

みんな強く美しくラブい!んですよなぁ。これは間違ってるかも知れないけど、たとえ彼女らが結婚を希望しているとしても、心の底から「全然必要ないっすよ」と思ってしまう自分がいて、まぁでもそれを言うのも間違ってると思うから言わないけど……。本人の希望は本人の希望、私から見える輝きは私から見える輝きなのだよなぁ。

ケース2:大学サークル同期

こちらは6人中、私を含めた5人が結婚していました。「いつ入籍したの?」の質問に「事実婚で〜」の話をしたところ、「チャーハンぽい!」と言ってくれた子がいたのがちょっと嬉しかった。どういう意図かは分からないけど、事実婚について「ぽい」という反応を友達からもらうことは多い。笑

ただ、その中で一番ある種、世の中の常識を大切にするタイプの女子に「こういうの聞くのあれかも知れないけど」(攻撃する意図がないよ、という意味だと思う)とめっちゃ気を遣われた上で「そこまでして入籍したく無い理由って何なの?」と聞かれて、あー!いや、そうだよなー!あー!ってなった。笑 

何だろう、私の中では「そこまでして事実婚がいいの?」と「そこまでして(名字変えてまで)法律婚がいいの?」はそれなりにイコールな疑問だと思っているわけだけど、「そこまでして」のニュアンスってやっぱりそこがイコールじゃないから出てくるんだよなぁと思って。私の事実婚は「そこまでして」に見えるんだよなぁまだ、という気持ちにはなったなー。

そこからそれぞれ名字変わった組の話が始まり、「あんま考えずに当然と思って変えたけど、変わってみると嫌」「夫婦別姓できたら戻したい」「旧姓で呼んでくれる古い友だちを大事にしたくなった」あとは逆に「名字変わったことで過去の仕事の失敗を他人のもののように感じられて良い」とかもあったかな。転職時にやっぱ面倒だから、旧姓から新姓にした子もいて、でも思った以上に旧姓使われる機会が失われて寂しい、みたいなのもあったなぁ。

そもそも何が実際に嫌かって体験してみないと分からないこともあるから難しいよね。私みたいに事前に嫌な人だけではないし、逆に事前に嫌でも馴染む人だっているわけで。


人にいっぱい会ったので人間レポしたくなり長くなりました!くみちゃんの結婚式は最高でした!安心安全な家庭を築いてください!

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