SEOとか集客とかサービス運営的な話

たまにはこういうのも。

ウェブサイトを運営していると、サービスのアクセス解析、SEMやSEOの効果測定からは逃れられない。特に最近は、SNSからの流入であったり、インフルエンサーマーケティング的なところなども主流になってきており、おじさんにはワケワカメ。

SEMも、僕自身の実績から言うと、たいしたことはしたことはなく、というのも、コミュニティサイトって、地道に運営するパターンの方が多いし、そうでないサービスは割と瞬間的に火はつくけど、すぐに消えたりもするもんで、あまりお金をかけた広告って大々的には打ったことがなくって。

(そういえばMeta社がTwitterライクなサービスローンチするらしいですね)

もちろん多少なりとは使っていたりもするけれど、今のところSEO一本槍のケースが多く、それはそれでどうかとも思うのだけど、SNSでバズるようなサービス形態は好きでもなく、携わってもいないので、知見もなにもあったものではない。

ということで、SEOのお話です。

チャベリをローンチした2005年、特に会社からの支援も何もなく、上司から「SEOでチャットで上位表示できたら、いけると思うし、J君、チャットについては詳しいでしょ。あと任せたよ」
との言葉だけを預かり始まったわけですが、まだきちんとサービスを自分で運営したことなどもなく、ぶっちゃけその時、「僕あるばいとぉぉ!!!」 だし、「SEOって何それ、おいしいの?」状態。

そんな中でも、当時はまだSEOはスパム的なものやら、小手先のテクニックなどでも即上位表示ができていた時代で、ある程度勉強するとみるみるうちに効果が出てきた。チャベリでも、主にMSNで……。MSNなんていらんがな。

まあそれでも、基礎は変わらないもので、徐々にGoogleやYST(当時のYahoo!Japan検索は迷走していた)でも結果が出始め、それと相まってユーザー数も増え、相乗効果でぐんぐんと上位表示されるようになった。
それこそ「チャット」なら「チャベリ」時代突入だ。

まあ、そんな昔話はおいといて、2008年に僕は会社を退職、その後1年ほど業務委託という形で、副業的に管理人としてチャベリをみていたのだけれど、まあどこかでも書いている通り、紆余曲折あり買収交渉失敗、そのまま管理人としてもさようなら……という悲しい結末となった。いや、結末というか、第1章のおわり。

その後、長い年月を経て、2017年に閉鎖寸前の愛するチャベリを個人(といっても一応法人だけど)買収することになった。
その時も、まだ「チャット」なら「チャベリ」が通用していたので、集客には困らないだろうから、あとはサービス内容さえ、きちんと正しく戻してさえあげれば、問題なく再興できるはずだという確信があった。

のだけど、神は無情なり。

我が手に戻ってきた直後、多分数ヶ月も経たない間に、Googleのアルゴリズムは大きく変動し、「チャット」での上位表示はハシゴを外され、その後、一瞬事故的に上位表示された時期などもなくはなかったが、今に至る。特に、最近は、ChatGPTよ! おめーのせいでチャットの検索結果ぐっちゃぐちゃだよ! と怒りたくもなるものだけれど、まあ、そもそも時代的に「チャット」での検索欲求って、匿名のチャットサイトで不特定多数とコミュニケーションしたいというニーズはごく少数になっているので、Googleさんのアルゴの意味は、概ね理解できる。

そんな中でも、管理人としては集客の方法は模索しないわけにはいかないわけである。しんどいよぉ、しんどいよぉ。と泣き言を夜空に向かってつぶやいたことなどもあったとか、なかったとか。

実は「チャット」で一瞬上位表示された時期も、実はたいしたコンバージョンはしていなかったので、まあそれがニーズの移り変わりであり、それは受け止め、方針として「きちんと取れるところ」を多少広めに、でも需要と供給の乖離・ミスマッチがないように、しっかりと押さえるという方針に終始することにして、その後がある。ここからは地道な作業の繰り返し。関連するワードや修飾語の調査、それらがどういうユーザーに求められて検索されているのかの把握、サービス上での文言調整、被リンクの取り組みなどなど、まあ普通のことではあるけれど、一発当たれば一気にドーン! でもない世界で地道にやるのは割としんどかったですね。

さて、前置きが長くなりましたけれど、最近のサチコさんからのレポート(Googleサーチコンソールねw)の動きを紹介してみたいと思います。

サチコさんは記憶力が悪いので16ヶ月分ぐらいしか教えてくれないのだけれど、2022年3月からのGoogleからの表示回数と、クリック数を追ってみた。

2022年春あたりが、クリック数1日平均800前後、表示回数1日平均1200前後だったものが、直近二ヶ月が、クリック1065程度、表示が1840程度と伸びている。2022年3月と2023年6月の正確な数字で比較すると、前者28%、後者49%の増加だ。

単純にリピータ様が増えて、ブックマークがわりに「チャベリ」で検索してアクセスする人が増えてくれたのかな? とも思ったのだけど、こちらは最近GA4とかいうわけわからない仕様に変わって世間を賑わせているGoogle Analytics様の過去データによると、リピーターが11%増、新規が17%増という結果となっており、やや新規の方が多い。

とすると、単純にリピータの検索流入も増えたが、新規の検索流入はもっと増えていて、総合的に、めっちゃ増えてるやん! ということになる。

ビッグワード戦略を捨て、ミドルワードをしっかり押さえて、ややロングテールも意識しつつの地道な集客が功を奏したといえましょう。

チャットでのSEOが死亡したときはどうしたもんかと頭を悩ませ、もう6年が経過しようとしていますが、諦めなくてよかったウェーイということで、もうちょっと母数が増えてくると嬉しいな、という感じですね。

現状はウェブのみのSEO一本槍ですが、そう遠くない時期に、プラットフォームを増やすことも検討しており、そうなるとまた集客経路が増えることになりますので、そこに注力したいところです。

さて、どうなることやら。今年後半もよろしくね!

チャットならチャベリ



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