私のモータリゼーション⑧

1980年頃の話       
幼なじみの後○さんからヤマハの工場モトクロッサーでY Z125を買う事になりました。後○さんはモトクロスをやっていてMFJの大会に出て今はノービスですが入賞すればポイントが加算されて上のクラスに上がる事ができるのです。この頃はノービスと言っていましたが現在は国内B級と呼んでいます。
この上にジュニア(国内A級)になり、この上にエキスパートジュニア(国際B級)になり、一番上がセニア(国際A級)になります。国際A級はプロとなります。だから競技用のバイクは次から次えとバイクを変えないとレースには勝つ事が出来ません。何年か後にこの人は国際B級になります。このクラスはプロの手前のクラスで誰もが成れる物ではありません。新車を買うにあたって私がYZを買う事になりました。
夏の終わり頃バイク仲間で浅間山に挑戦しようと 話が決まりバイクをトラックに積んで鬼押し出しの方の峠の茶の登山口から入りました。皆さんはモトクロスとかトライアルをしている人逹なんです。私と義弟の牧○さんだけ素人です。後○さんと中○さんと勝○さんの五人で登山口から登って行きました。途中で登山者を追い越して行きました。2合目位いまで行ったと思いますが急坂になり登って行けなくなりました。正面からは無理なのでジグザグでやってみましたがステップが山側に付いてしまい無理であきらめて帰る事になりました。帰る時は競走して降りて行きました。国定公園をバイクで走るとはとんでも無い奴らですね😠バイクはナンバーの無いバイクで挑戦しました。何でも挑戦する事は楽しいですね。
よくトラックに積んで河原に乗りに出掛けました。ある日後○さんと走っていた時に後○さんがこぶし位いの石をはねあげて後ろを走っていた私のバイクのフロントフォークに当たりました。
フォークは衝撃で動かなくなってしまいました。河原の石だらけの場所でフォークが動かなくなると自転車と同じではねてしまいとても恐い思いをしました。転倒しなくて良かった。バイクはオジャンになりました。
CB750K1を義弟と二人で買う事になりました。ゴールドの色でした。とても乗りやすいしパワーも有り1速で100Kmh出ました。このバイクでは180kmhまで出した事が有りましたがフロントのタイヤがぶれてきたので止めました。このバイクで二輪車安全運転普及大会に参加しました。申し込みを水野ホンダにお願いに行ったら水野さんでは団体で出るそうで私が入ると団体A
団体Bの2チームに出られる事になるので入る事になりました。私は団体で出ると迷惑をかけるから個人で出たかったのですが団体Bで出る事になりました。大会に出る為に練習を近くの自動車教習所で早朝に行って練習をしました。
一本橋走行、坂道のパイロン走行、40Kmh速度を出しての急制動、極めつけはドラム缶を立てにして端から10cm位の半月板に切断したのを横に2個つないで長さ180cm位の高さ10㎝の半月板のドラム缶二本を一本目左端斜めから乗り越えてすぐに二本目の右端斜めから乗り越える競技でした。ドラム缶サイドは1mしかスペースが有りませんでした。練習では1回成功したのですが大会では出来ませんでした。だいたい白バイ隊員も出来ませんでした。午前中の技能走行ではナナハンクラスで県3位でした。午後の法規走行で順位を少し落としてしまいました。私の入ってい団体も入賞しました。ドラム缶越えは400ccクラスの方が車重も軽いしホイールベースも短いから成功率が良かったです。
この頃バイクがホンダCB750、ホンダXL200R、ホンダCR125、ホンダST70、ホンダDJ1と5台有りました。バカですねー
XL200Rではいっぱい乗りました。五味池破風高原と言う山にバイクで挑戦する事になりました。昔、牛を五味池に放牧する為に幅約1mの牛専用の道がありました。この道は林道でも無く獣道でした。だから決して一人では行かない事です。車も人も通らないから万が一転倒して怪我でもしたらそこで御臨終になってしまいます。最低3人で行かないとバイクが谷底に落ちた時ロープで引き上げたり、急坂の所は3人で押し上げたりします。私と後○さん中○さんで行きました。この道はもう牛を上げなくなった為.道は偉い騒ぎでした。倒木が有る為、中折れ式のノコギリで木を切ってバイクが通れる用にします。急坂のジグザグの所はクイックターンを使います。鋭角の所に行くとフロントのタイヤを持ち上げて来た方の道反対の方角に車体を修正します。このわざは技術が無いと出来ません。30M位いのロープも必需品です。カモシカと遭遇したり猿の群れに遭遇したり大変なんです。1時間位で五味池の池に到着します。そこから少し山を登ってから毛無し峠へ向かい小串鉱山に到着します。話を聞いただけでも楽しいでしょう!?
根子岳にも何回か登っています。根子岳は5月の連休明けの数週間しか登れません。草が生えて来るとスリップして走れません。草の生える前に行くのですが頂上にはまだ雪が残っています。3人で押し上げて行きます。ここも1人では危険です。急坂も有りました。
浅間山とは違って登って行くは楽でした。
S56にS市で土石流が有りました。友人の篠○さんの自宅、車庫全部流されてしまいました。車庫の中にヤマハXS1と消防団の警戒で出ていた本人もろとも流され亡くなってしまいました。

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