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【コラム】脱、ハンドメイド作家のすゝめ

なんだか最近やたらハンドメイド界隈が怒ってるな~って思ってたらこんなことがあったんですね。


こんな感じのテレビは昔なんとなく見たことあって、むしろ「材料費たけーな。全然儲からないじゃん」って思ったんですけど消費者的には違ったようです。


要は、テレビでやってたけどこんなの100円くらいでつくれるんでしょ!?それを1000円でうるの????みたいなことをフリマやイベントで散々言われてるみたいでめちゃめちゃ可哀想なんですけど、これ飲食業界でもたまに得意げにいってくる人がいるのでなんか今「原価」に対する考え方が消費者の中に芽生え始めてる気がします。


簡単にいうと、みんなお金がないので、値引きの種を探していて、それにピッタリなのが「原価」なんですよね。


ちょっと話がずれちゃいそうなんでこの話は今度にしますけど、とにかく値下げイコール利益を削ることだと思ってください。本来の「値下げ」は事業者側が提案するものなので、それが成り立つのです。


そんな中で、ハンドメイド作家さんが苦労されている一番の原因は「値下げしてくれそうな空気感」にあると思います。

ハズキルーペの値段に文句を言う人はいないけども、作家さんの作品に文句をいう人がいるってことは「原価」だけが原因じゃないのです。


「素人」と「プロ」の違いは何だろうってずっと考えてるんですけど、おそらく「自称」なのです。自称素人のプロとか、その逆もそうですけど一杯いすぎて、プロでも、素人でも自分に向いてるなってほうを自称すればいいだけだと思います。

そんな中で「う~ん、素人ではないけどプロって程でもないしな~。まあハンドメイド作家くらいにしとこうかな」っていう意味を込めた作家さんが、値引き野郎の対象になりやすいのではないかなと。


自戒の意味も込めて申し上げますと、何かしらのものを制作し、それを販売ないし報酬をもらう方は「プロ」を自称したほうがスムースに進む場合が多いです。ですのでハンドメイド作家の方は、それを匂わせる様な「プロっぽい名称」を自称するほうがよろしいのではないかと思います。


そしてこれをうまく利用している業界は結構あります。

例えば「ラーメン職人」はラーメンのプロっぽさがすごいですけど、調理師免許ももってないし、どこかで修業したこともない人が「ラーメン職人」を名乗って成功した例は数多くあると思います。

これ結構大事です。もし謙虚な方で「ラーメン屋はほとんど素人です!趣味が高じて始めてみました!まだまだですけどよろしくお願いします!」なんて言ってしまったらどうでしょう。完全に舐められるし、おそらく値段付けにも影響してしまいますよね。肩書は自称して損はないのです。


もし、あなたがハンドメイド作家を名乗るのであれば、それはその呼称を大変気に入っているのだと思いますし、そうであればまったく変更する必要はないと思います。

ですが、その営業のなかで不便な点(今回の値引き要求のように)が出てきてしまった場合は呼称を変えることで解決できるケースもあると思います。


あまりいい感じの呼称が見当たらないんで恐縮なんですけど、ハンドメイドクラフトをされている方は、是非、ご自身に合った「プロであることをアピールできる呼称」を考えた上で作品制作や販売をされたらいいのではないかと思います。


ハンドメイド作家さんの作品は、工場で大量生産された製品よりもすべてにおいて優れている場合が多いです。皆様は「プロ」よりも素晴らしい技術、ノウハウ、アイデアを有している作家さんであると、もう少し自信をもって世の中に売り出したら、今回のような悲しい出来事は減っていくのではないかなと思います!


おわり。またね!


#コラム #ハンドメイド #飲食店










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